＜5歳でマウント＞【後編】娘をライバル視する子に悩む、けれど大人として無視はダメ。考えた末に……
前回からの続き。投稿者さんは娘さんの習い事での交友関係で悩んでいます。悩んでいる相手は5歳の女の子で、娘さんをライバル視しているのか何かと張り合ってくるのだそう。常に投稿者さんに向かって「見て！ 私のほうが上手だよ！」とアピールをしていて、投稿者さんはそのたびに「上手だね」と褒めてあげています。しかし投稿者さんがその子を褒めるたびに娘さんは嫌な気持ちになってしまう様子です……。
トピック内のママたちからは「その子のことはなるべくスルーするようにしたら？」とのアドバイスが寄せられました。もしそれでもうまくいかない場合には、習い事の教室を変えるという選択肢もあるでしょう。
お母さんに見てもらったらいいのにね
さてここでママたちからは素朴な疑問が寄せられました。
『その子の親は何してるの？ 「お母さんに見てもらったら？」ってはぐらかす。投稿者さんが褒めてくれるのわかってるから言いに来るんだよ。それか投稿者さん親子の関係を羨ましがってるか』
『「お母さんに見せてあげて」とだけ言う。褒めてくれる人って思われてるから寄ってくるから、その子の前でもわが子だけを褒める』
ママたちの疑問の内容は……「お母さんは一体何をしているの？」というものでした。ひょっとしたらその子は、自分のお母さんよりも投稿者さんのほうが、たくさん褒めてくれると思っているのではないでしょうか……。一度「お母さんに見せてあげてね」と促してみる方法もあるでしょう。案外すんなりとお母さんのところに行ってくれるかもしれませんね。
もっと強く言ってもいいんじゃない？
『あまりしつこいと、「自分のお母さんに褒めてもらいな？ 褒めてくれないのかな？」って言っちゃうかも』
「お母さんに見せてあげてね」と促したとしても、まったく行動に変化が見られない可能性もあるでしょう。その場合にはもう少し踏み込んだセリフを付け加えると話したママも。「お母さんに褒めてもらえないの？」と言われたら、子ども心に距離を置きたくなるかもしれません……。ある意味でかなり効果的な方法とも言えるでしょう。しかし投稿者さんには、その子に対してあまり強く言えない理由があるようですよ。
『私もあまり関係ない子なら強く言えるのですが、周りの親の目もあるし、何よりその子は娘と保育園が同じなんです』
どうやらその子と娘さんが同じ保育園に通っていることもあり、関係を壊すようなことは言いたくないと考えているようです。習い事で会うだけの関係ならばまだしも、ほぼ毎日顔を合わせるような相手だと気まずくなるのは避けたいのでしょう。
他人の目よりもわが子のほうが大切だよ
しかしママたちは投稿者さんの考えに反論を繰り出します。
『私は周りの目よりもわが子の精神衛生を保つほうが大事だと思うから、相手が今後寄り付かなくなるまで言うかな。それで周りが離れていくならそれまでの付き合いだし、普段から気にかけてくれた人なら「よほど我慢ならなかったのね」と理解してくるよ』
『相手が子どもだからって自分の子どもを犠牲にしなくていいし、あちこちにいい顔もしなくていいよ。わが子が最優先！』
『わが子が傷ついてるのを見て見ぬふりしてまで体裁が大事なの？ 私が子どもの立場だったら親に失望するよ。我慢させる意味がわからない』
「相手が保育園の子でも関係ない」と力強く主張したママたち。娘さんが嫌な思いをしているのに、周りの目を気にしてまで娘さんに我慢を強いるのはよくない、と考えられたのでしょう。投稿者さんが丸く収めようとすればするほど、娘さんはより一層傷つく可能性もあるかもしれませんね……。
「ママはいつも私を見てくれない」と言われる前に
ママたちからのアドバイスを受けて、投稿者さんはある決断をしたようです。
『みなさんの言う通りですね。私も苦しくて、娘が大切なはずなのに周りも気にしてしまって……。相手の子も褒めてあげたいのはやまやまだけど、娘の前では今後やめておきたいと思います。「お母さんあっちだよ！」作戦で行こうと思います』
今後は今までのような対応はせず、「お母さんに見せてあげてね」と言葉をかけることにしたようです。投稿者さんの決断にママたちもエールを送ってくれましたよ。
『「見てなかったわー」って、実際言いました。わが子ファーストだよ！』
『私も同じような失敗したわ。家でわが子に「お母さんはいつも他の子を褒めて、私を見てくれない」って大泣きされて目が覚めた。我慢していたんだと反省したよ。以降はわが子だけに集中』
いろいろと悩むこともあるかもしれませんが、決断をするために重要なのは「わが子を大切にする」という気持ちだとママたちは考えたのでしょう。投稿者さんの「わが子ファーストで頑張ります！」とのセリフでこの投稿は締めくくられました。
習い事の人間関係で悩んでいた投稿者さん。毎日のように顔を合わせる相手だからこそ、より一層頭を悩ませていたのでしょう。しかしママたちの言う通り、今回のケースで優先するべきは娘さんの気持ちかもしれません。投稿者さんが行動を変えたことで、今後はストレスなく習い事に通えるといいですね。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko
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