「イクメン オブ ザ イヤー2022」受賞のパパたちからは、リアルな育児エピソードが……！
その年最も育児を楽しみ、頑張ったパパ＝イクメンを表彰する「イクメン オブ ザ イヤー」。これまでにYouTuberのSEIKINさん、フリーアナウンサーの登坂淳一さん、EXILE MAKIDAIさんなどが受賞しています。今回の「イクメン オブ ザ イヤー2022」では、以前ママスタセレクトでも「子育て」について語ってくれた松本利夫さん（EXILE）が「イクメンエンターテインメント部門」を受賞、「イクメンスポーツレジェンド部門」を元K-1世界王者でタレントの魔裟斗さんと元サッカー日本代表選手でタレントの大久保嘉人さん、「イクメンアナウンサー部門」をフジテレビアナウンサー榎並大二郎さんとTBSテレビアナウンサー蓮見孝之さんが受賞しました。イクメンとしてどのように子どもと関わっているのか、子育てで大変なことはどんなことかなど、それぞれ語っていただきました。
イクメンパパたちからの「リアル子育てエピソード」
松本利夫さん（EXILE）は、現在6歳になるお子さんがいます。「子どもが誕生して初めて抱っこをした日、子どもがギュっと手を握り返してくれたことを昨日のことのように覚えています。育児は大変というイメージを持たれる方もいると思いますが、すごく楽しいこと。妻とコミュニケーションを取りながら、大変なことがあっても苦労とは思わずに2人で子育てを楽しむことが大切かなと思っています」と語りました。
元K-1世界王者でタレントの魔裟斗さんからは「僕の現役時代のことを思い返すと‟反逆のカリスマ”と呼ばれていたので、イクメンと呼ばれることに照れるような感じはあります。子育てを通して、僕も一緒に親として成長させてもらっています」との言葉が。子どもが泣いたときの対応について司会のおちまさとさんに「どうしたら泣き止むか」と聞かれ「抱っこをするのが一番泣き止むんですけど、パパの抱っこじゃどうしても泣き止まなくて。ママには勝てない」と魔裟斗さん。元K-1世界王者でもママには勝てないこともあるようです。
現在4人の子どものパパとして活躍している、元サッカー日本代表選手でタレントの大久保嘉人さんは「子どもが生まれる前から友だちのような関係を築いていきたいと思っていました。今、それができている感じで嬉しいです。完璧を求めず、気負わずやることが大切かなと思います」とコメント。朝、4人の子どもたちの送迎を担当する大久保さんは「サッカーと違って、子育てはどんなに大変なことがあっても退場できない」と、イクメンパパだからこそわかる子育ての大変さについて語ってくれました。
「今朝、12歳になる長男に『イクメン オブ ザ イヤー2022』を受賞したことを伝えた」というのは、TBSテレビアナウンサー蓮見孝之さん。それを聞いた長男の反応は「なにそれ」という冷めた反応だったものの、奥様から「毎日朝食を作ってお弁当まで作ってくれるパパは、まだまだ珍しいのよ」といわれると「みんなやっていると思っていた！」と驚かれたそう。イクメンとしての蓮見さんの在り方は、将来息子さんがパパになったときに受け継がれていきそうですね。
フジテレビ榎並大二郎アナ「上司の背中を押されて育休取得」
2022年4月１日からの「育児・介護休業法」の段階的な改正に伴い、男性の育休についても注目が集まっています。「昨年第一子が誕生して育休を取得した」と語るフジテレビアナウンサーの榎並大二郎さんは、男性社員として育休を取得する際、会社にはどのように伝えたのでしょうか。
「会社には育休とは言わず、長めの休暇を取ろうと思っていたんです。しかし上司に『子どもが生まれます』と伝えたところ、『おめでとう。育休はどうするの？』と返ってきた。その言葉に背中を押されて育休を取得することを決めました。本当に職場の理解があってのこと。すべての働く男性がそういう環境になったらいいなと思います」（榎並大二郎さん）
「育児・介護休業法」の改正で、「出生時育児休業」通称「産後パパ育休」が新設されました。榎並さんがいうように、産後パパ育休の申し出がスムーズにいくようになるといいですね。今回「イクメン オブ ザ イヤー2022」を受賞したイクメンパパたちを始め、たくさんのイクメンパパたちが育児に積極的に取り組んでいます。ママもパパもお互いに協力しあい、子育てを楽しめるようになるといいですね。
取材、文・長瀬由利子