<ご祝儀トラブル>結婚祝いをくれなかった親友。「お祝いするのが一般常識」と教えたら、絶縁された
「金の切れ目が縁の切れ目」ともいわれますが、お金にまつわるトラブルは少なくありません。たとえ仲のよい友人でもお金の価値観にズレがあると、長くつきあえないと感じることがあるのではないでしょうか?
ご祝儀やお香典などお金にまつわる話は、ママスタコミュニティにも時折あがるトピックです。今回あったのは、親友が結婚祝いをくれなかったという相談でした。
「一般常識から外れているよ」と教えてあげたら、絶縁された!
『親友の結婚式には3万円を包んで渡しました。ところが私が結婚したときは、ご祝儀なし。お金が欲しいわけではなかったのですが、親友として「結婚式をしない人にも、お祝いは包むのが一般常識だよ」と教えたところ1万円を送りつけられ、縁を切られました。私が悪かったのですか?』
どうやら結婚式は挙げなかった様子の投稿者さん。ご祝儀を催促したつもりはなかったので、「私にはいいけど、他の人にはしちゃダメだよ」と伝えたそうです。
寄せられたコメントには「投稿者さんが悪い」と非難する声も、少なからずありました。
『そんなことを言われたら、イラッとする。結婚式もしないのに「祝儀をくれ」ってことでしょ? 意地汚いよ』
『第三者ならまだしも、お祝いをもらう側だったらわざわざ言わない。いくらそのつもりはなくても、お祝いを催促したのと同じこと』
一方でその親友を責める声も、やはりありました。
『自分が反省すべきところなのに縁を切るなんて、向こうがおかしい』
『私は投稿者さんの考え方が常識的だと思うし、そう考える人がほとんどだと思う。でも親友はそうじゃなかった。価値観が合わないうえ一方的に縁を切られたんだから、気にするだけ無駄だよ』
コメントをくれた多くの人は、そもそもの前提としては「お祝いをくれなかった親友が悪い」という点で一致していました。ただ先程の声にもあったように、それを催促した(ような形になってしまった)投稿者さん側にも非があったのでは……? どちらがより常識的かといえば投稿者さんかもしれませんが、広い意味では”どっちもどっち”だったというムードが漂いました。
親友側にも事情があったのでは?一度経緯を振り返ろう
結婚祝いを贈らなかった、その親友の事情を考慮する声もありました。
『親友ということは、しょっちゅう会っていたの? ずっと会えていなかったなら、直接会えるときに渡そうとしていたとか』
『親友は投稿者さんが今後も結婚式を挙げないことを、知っていたの? 微妙な感じだったなら、親友の中で保留にしてた可能性もあると思う』
すぐには渡せなかったけれど、何かしらのお祝いの形を考えていたかもしれない。そんな推測もあります。
『私も結婚式はしなかった。友達の結婚式には3回出席したけど、お祝いをくれた人は0。結婚式に行く=ご祝儀をあげる、という感覚なんだと思う』
コメント欄には「自分がもらっていたら、結婚式をしない人にもお祝いは贈る」と考える声が目立ちましたが、世のなかには「結婚式=ご祝儀」と考える人もいるようです。お祝いをあげなかったのは悪気があったからでなく、ただの価値観のズレだった。親友はそこを「常識がない」と非難されたので腹が立ち、縁を切ったとも考えられます。
投稿者さんとは逆の立場を経験した人もいます。
『その子とはずっと会っていない。彼氏がいたことも打ち明けてくれなかった。「結婚した」と突然聞いて困惑したけど、直接会えたときにお祝いをするつもりだった。でも周りの友達に「すぐに渡さないと失礼だよ」と責められ、”失礼なのはどっちだよ!”と思いつつもお祝いは贈った』
この方も投稿者さんの親友のように「お祝いを贈ったあともモヤモヤが消えず」、相手と距離を置くようになったそうです。
その親友とはどれくらいの頻度で会っていたのか? 投稿者さんがこの先も結婚式を挙げないことを知っていたのか? 投稿者さんが結婚するまでの経緯などは知っていたのか? くわしい背景はわかりませんが、こうしたコメントを参考にまずはここまでの流れを一度振り返ってみるのもよさそうです。
そもそも親友ではなかったのでは?気に病むだけ時間の無駄!
とはいえ投稿者さんが”親友”というからには、そのへんもクリアになっている確率が高そうです。
『私も親友の結婚・出産のときにお祝いを渡したけど、私のときは500円くらいのちっちゃいブーケを1回もらっただけ。それ以降はお祝いや手土産さえも渡さないことにした(笑)』
この方は自分も親友も結婚式は親族のみでやったそうなので、お祝いを贈り合う条件としては同じです。この方のように相手に期待することを一切やめ、割り切ってつきあう方法もありそうです。ただ、そんな相手を”親友”と呼べるかは疑問が残りますが……。
”親友”というふたりの関係性に注目した意見もありました。
『親友ならそういうことを指摘しないものだし、指摘されたからって縁を切らないもの。ふたりは親友ではなかったんだよ』
投稿者さんは忌憚のない意見を言い合える親友だからこそ、相手のためを思って忠告したのでしょう。ただ、”親友”だからこそ多少の甘えも許される相手、とも考えられます。この場合は「何もくれそうにないけど、親友だから仕方ない。大目に見よう」と、考えることもできたわけです。
一方で、その親友です。お祝いをあげなかったことを指摘されて腹を立てるのは、”親友”ならではの甘えでしょうか? 大切な親友が結婚するのであれば自分もうれしく、自然とお祝いを贈りたい気持ちになるのが一般的でしょう。気遣いさえ生まれない相手は”親友”どころか、知り合い以下といってもおかしくないかも……。
『親友ではなかったんだなと、諦める』
やはりもともと親友ではなかった、ということです。「これを機に縁が切れて、よかったのでは?」という声も多くありました。投稿者さんも今回の件は忘れ、価値観の近い友達を探すのが一番ではないでしょうか?
文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko
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