<やっぱり怖い?>小学生の子どもの耳掃除、嫌がるときの対処法は?昔から嫌でも話し合えるかも
みなさんは、お子さんの耳掃除はどのように行っていますか? 何を使って行うか、どれくらいの頻度でするかなど、ご家庭によってやり方はさまざまかもしれません。家庭では行わず耳鼻科へ行って耳掃除してもらうという方もいるでしょう。いろいろありすぎて、どの方法がいいのか悩んでしまいそうですね。
今回寄せられたお悩みは、極度に耳掃除をイヤがるお子さんがいるママからのお悩みでした。
『小2の娘の耳掃除で困っています。突然「痛い!」といって暴れだしたり手を動かして暴れたりして危ない。本当にイヤがって泣く。何かいい方法があれば教えて欲しい』
小2になるお子さんの耳掃除に悪戦苦闘している投稿者さん。子どものためと頑張ってはみても、あまりにもイヤがられたり暴れられたりすると、ママもしんどくなりますよね。できれば動かないように固定するようなこともしないで済めばいいのですが……。一体どうすればいいのでしょう?
ママたちからの共感の声
『うちの小1娘も、「動かないで」と言っても動き出す』
『うちの小3娘も耳掃除がどうしてもムリみたい。ガマンできなくてすぐ耳を手で押さえたり普段まったく泣かないのに泣き出したりする。揺さぶってもまったく動かないくらい爆睡のときにやろうとしても、なぜか耳掃除にだけは反応し、無意識に手で耳を隠します』
続々と寄せられた、耳掃除をイヤがる子どもとママの攻防戦。小さいうちはとくに怖がるのかもしれませんね。しかし泣いてイヤがるお子さんが多いことには驚かされました。何がどうイヤなのか教えてくれればママも助かるのでしょうけれど、それも難しいのかもしれません。
子どもが耳掃除をやってもらうときは、自分からは見えないので何をされるかわからない怖さがあるのかもしれません。ゴソゴソと耳の中を触る得体の知れない音がすることや、単純に耳掃除をすると痛いなど、耳掃除を拒否する理由はいろいろありそうです。
耳掃除のママたちからのアドバイス
学校の耳鼻科検診で「耳垢がたまっている」と言われたり、子どもが耳を痒そうにしていたり。外からでも明らかに耳垢がたまっているなどがわかるのであれば、子どもがイヤがっても耳掃除をしたいですよね。ママたちが耳掃除をどうしているのか、寄せられたアドバイスを見てみましょう。
耳掃除は耳鼻科がオススメ
『暴れちゃうなら耳鼻科がいいよ。耳鼻科に行くと先生が普通に「耳掃除しにきてね」って言ってくれる』
『押さえつけなきゃいけないくらいイヤがるなら、ムリしてやらなくてもいいかも。たまに耳鼻科へ行けばいいよ』
ママたちから寄せられたアドバイスのなかで目立ったのは、「耳鼻科へ行く」ことでした。京都府のサイトによると、下記のような事故の事例も寄せられています。
『子どもの耳掃除をしていた際、子どもが動いたため耳かきが奥に入ってしまい、耳の中に傷がついた。(当事者:4歳女児)』
イヤがる子どもの耳掃除をすると、耳を隠そうと激しく動くこともあるようです。事故を防ぐためにも耳鼻科の先生に素早く効率的に耳掃除してもらうと良さそうです。
痛がるまでやらないほうがいい
『耳掃除、奥までやっちゃっていない? 痛がるほどしちゃダメだよ』
『「これ痛くない?」みたいに、耳掃除の最中に確認しながらやるといいかも』
耳掃除は加減が難しいですよね。実は筆者も耳掃除のやりすぎで炎症を起こしたことがあります。キレイにしているつもりでも、耳のなかが痒くなるのでついつい綿棒や竹の耳かきで頻繁に掃除していたんです。その結果が炎症。しかも慢性的なものになってしまい、何度も繰り返し発症しその都度痛い思いをしています。
お子さんが耳掃除のたびに痛がる、痛かったことを思い出して拒否するようであれば、耳鼻科へ行くほうがお子さんのためにもいいかもしれませんね。
耳掃除は「奥まで取ろうとしないこと」が大事
『極細の耳かきで見えている耳垢だけを拾うようにしている。少し奥に突っ込むと大きめの耳垢が見えるから気が済むまで掃除したくなるけど、そのうちヒョコっと出てくるからそれまで放置している』
『そんなにイヤがるのは、取り方が雑とか、深すぎとかで相当痛いんじゃないかな。うちは小さい頃から光る耳かきで照らして、剥がれかけている部分をピンセットで取るだけにしているよ。子どもに「もっとやって!」と言われても終了しています』
自分の耳ではないからこそ、ついつい耳かきを深く入れてしまいがちなのかもしれません。しかしあまり奥まで掃除しようとすると、痛みや不快感を子どもに与えてしまう可能性もあります。京都府のサイトによると下記の記載があります。
『耳あかは耳の入り口のほうへ自然に押し出されてきます。耳掃除は、入り口から1センチ以内の見える範囲にとどめましょう』
耳あかは自然に出てくるようなので、耳掃除は耳の入り口から見える範囲にとどめ、奥まで取ろうとしないことが大切です。
耳掃除の際のリスクを伝え、子どもと話し合ってみよう
子どもたちは本当に耳掃除が痛いからイヤだと言っているのか、痛かったことを思い出し、思い込みでイヤだと言っているのかがわかりにくいですよね。そこでまずはどう痛いのか、痛い以外に耳掃除がイヤな理由はないかなどをお子さんに聞いてみてはいかがでしょう。
その上で子どもの耳掃除をする際は、子どもに動くとけがをする危険があることを理解してもらい、安定した姿勢・場所で行いたいですね。また幼い子どもの手が届く場所には、耳かき棒や綿棒を放置しないようにもしたいものです。子どもが嫌がってどうしようもないのであれば、耳掃除をしてくれる耳鼻科を見つけると良いですね。
まずは親子で話し合って、このままママにやってもらうのか、自分でできるように練習するのか、耳鼻科でやってもらうのか、決めてはいかがでしょう。
耳掃除をする際には、ムリやり耳掃除をするのではなく、根気強い説得や話し合いを繰り返すほうが、親子関係への悪影響も最小限に抑えられるのではないでしょうか。ぜひ話し合ってみてくださいね。
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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