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<実母の仕事批判>【後編】「子どものために専業主婦でいて」と言われる。共働き世帯のほうが多いのに

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前回からの続き。週3日ほど働きに出ている相談者さん。子どもが小学校に通っているあいだに働いているため、相談者さんのお母さんには何一つ迷惑をかけていません。それなのにお母さんは、「あなたのためにも孫のためにも専業主婦になるか、働く時間を少なくしたほうがいい」と何度も口を出してくるのだそうです。

お母さんの価値観をアップデートしてみては?

お母さんがいつまでも相談者さんの家庭に口を出してくるのは、おそらくお母さんの価値観が昔から変わっていないからでしょう。一度お母さんの価値観をアップデートしないと、今後もお母さんは変わることなく相談者さんの仕事だったり、相談者さんの旦那さんのお給料だったりに口を出してくるのかもしれません。

『ほっときなよ。どうせ口だけ出して他は何もしないんでしょ? 自分の価値観を押し付けているだけだよ』

『家電のおかげで家事の負担も昔と比べ物にならないくらいだし、時代的に結婚したからといって無職は許されないので、そこはお母様にマインドチェンジしてもらうしかないのでは。むしろ「無職なのに子どもを作るな」の時代では』

厚生労働省の「共働き等世帯数の年次推移」によると2019年の時点で、「男性雇用者と無業の妻のからなる世帯」は、「雇用者の共働きの世帯」の数より少なくなっています。具体的に2019年には、「男性雇用者と無業の妻の世帯」が582万世帯に対して、「共働きの世帯」は1,245万世帯であり、差が広がっている傾向にあります。このことからも、お母さんが子育てをしながら生きてきた時代と現在とでは、“妻が働く”ということに対しての価値観が大きく変わっているのがわかるのでないでしょうか。

お母さんは娘や孫のことを思って口を出してくるのでしょう。しかしいつまでも価値観をアップデートできず、娘の意思に反して口を出してくることこそ、娘にストレスを与えていると理解してもらいたいものですね。

変わらないお母さんの価値観に振り回される必要なし

「もしお母さんに理解してもらえなくても、そんなに深刻にお母さんの発言を考える必要はないのでは?」とのアドバイスも届いています。

『相談者さんに自分の意思はないの? いつまでも親の感情に振り回されてしんどくない? 自分は自分で大丈夫だよ』

『娘は娘の人生って考えられないのは子離れできてないからだし、相談者さんも「自分の人生は自分のもの」って割り切って親離れするといいよ』

相談者さんはもう、お母さんが世界のすべてだった幼い頃の相談者さんではありません。旦那さんがいて、お子さんがいて、お母さんの元を巣立った一人前の立派な大人なのです。自分の家庭のことは自分で考えて、行動していくことこそが、相談者さんが“お母さん”としてするべき役割なのではないでしょうか。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko

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