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<家事はママの仕事だから>【後編】「察する」は都市伝説!子どもが家事をしないのは自分のせい!?

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前回からの続き。今回の投稿者さんは、18歳、16歳、12歳の3人のお子さんを育てながらフルタイムで働いているママさんです。お悩みはお子さんたちがまったくと言っていいほど、家事をしないことだそう。帰宅後、仕事で疲れている投稿者さんが「誰か洗い物をしておいてくれたら嬉しいな」と呟いても誰も洗ってはくれません。子どもたちが誰一人として自分を気遣ってくれないとなると、「すべて放り出してしまいたい」と嘆きたくなる気持ちも理解できますね。
ママスタコミュニティのママたちからは「うちの子も家のことは何もしない」とため息まじりの共感コメントが寄せられました。投稿者さんと同じ悩みを持つママたちも少なくないのでしょう。

子どもたちは甘えているのかも……

「なぜまったく家事をしないんだろう」と悩むママたちに、「ひょっとしたら甘えているんじゃない?」とのコメントが相次ぎました。

『気づいて自分から家事をすることなんて、ほぼないと思っていいよ。子どもはママに甘えてるんじゃないかな。ママがするのが当たり前と思っているよ』

『うちの子たちも家事は何もしない。私は専業主婦の期間が長かったから、「家事はママがやるもの」って考えになっちゃったんだと思う』

子どもたちは「文句を言いながらもママがやってくれるから、自分は家事をやらなくていいや」と心のどこかで思っているのではないでしょうか。家事をどこか他人事のように捉えているのでしょう。そうなると「ママが大変だから自分がやろう」とは、思えないものなのかもしれません。

『私自身が親に対して甘えていた。今考えると自分が本当に恥ずかしいし後悔している。なんで「母は家のことも仕事もしてるけど疲れてない」と思ってたんだろう。何も言わずやってくれてたからわからなかった』

自分が親になって初めて、家事も仕事も育児もこなす大変さに気付いたと話すママも。胸いっぱいの恥ずかしさとともに当時を思い出しているようです。子どもたちの目には、ママは「なんでもできるスーパーマン」のように見えているのかもしれません。しかしもちろんママたちも人間です。1日中タスクに追われていればヘトヘトにもなりますし、少し休みたいと思う日だってありますよね。

察してもらえないならハッキリ言う!

子どもたちがママの大変な様子を察してくれないなら、ハッキリと「家事をして」と言うのもいいでしょう。

『うちの家族は察して手伝ってはくれないね。だからビシビシ仕事を振り分けている』

『「ママは疲れ果ててるから、自分の分だけでいいから洗い物して」と言ってみるのはどうかな?』

『「これやっておいてね」って言えばいいんだよ。「やってくれたら嬉しいな」じゃなくて、ハッキリと「やって」って』

察してくれない子どもたち(と旦那さん)は、ひょっとしたら「ママがSOSを出していないから大丈夫なんだろう」と考えている可能性もあります。「やってくれたら嬉しいな」という願望を口にするだけでは本音が届いていないのかも……。それならばいっそのことママたちからヘルプ要請をしてしまいましょう。「○○ちゃんは洗濯物を畳んで、パパは洗い物をしてね」と作業を振り分けてしまえば、指示された側も動きやすいのではないでしょうか。

『私はたまに手伝ってもらおうと「誰かー! ヘルプ!」とか「どなたか暇な方はいませんか?」とか「頭が痛くて力が出ないよ~……」とか言ったりする。上の子が「手伝おうか?」と来たり、下の子が「はい! やります!」と来たりする』

ちょっとおどけながら子どもにSOSを出すと話したママもいました。イライラしながら指示をするよりは、ちょっと楽しみながらお願いしたほうが楽しいですよね。子どもたちも「家のことをやりなさい!」と頭ごなしに叱られるより、お手伝いがしやすいかもしれません。

自発的に動いてもらいたいなら、ルールを決めよう

とはいえ毎回ママが全員に指示をを出すのも大変ですよね。それならば全員が自発的に動きやすくなるようにルールを決めるのはどうでしょうか。

『家族内でルールを決めたほうがいい。「お皿を洗わなかった人は次のご飯なし」「洗濯と掃除は当番制、できなかった人はお小遣いなし」とか。甘やかしてなんでもやってあげてたらお子さんもこれ以上成長できないし、ママもずっと大変なままだよ』

『働かざるもの食うべからずですよ。手伝わないとご飯抜きだよって言って、実行するだけ。そうすれば否応なしにやるでしょう』

家事を当番制にして自分の仕事ができなかった場合にはペナルティを課したり、逆に毎月「家事のMVP」を決めてちょっとしたご褒美を渡すのもいいかもしれません。家族内でルールを決めてしまえば、今まで腰が重かったお子さんや旦那さんも率先して家事をこなしてくれるのではないでしょうか。

「子どもが家事をまったくしてくれない」とガッカリしている投稿者さん。しかしママたちの話を聞く限り、家事を率先しておこなう子どもは多くはないのかもしれません。家事をしてほしいときには「これをやって」と具体的にお願いすれば、子どもたちも動きやすくなるでしょう。また場合によっては家族内でルールを決めることで、みんなが自発的に家事に取り組んでくれるのではないでしょうか。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
何も手伝ってくれない子供たち。