＜不公平な共働き＞【後編】「俺のほうが稼いでいるから」家事しない旦那。頼み続けてもムダ？

前回からの続き。共働き家庭の投稿者さんは、自分ばかりに家事の負担がかかっていることに対してモヤモヤを抱えています。普段投稿者さんがご飯を作ることが当たり前になっていることはもちろんですが、旦那さんが休みの日にすら何も用意しようとしないとあっては「気が利かなすぎる！」と憤慨しても仕方ないでしょう。
ママスタコミュニティのママたちからは共感の声が寄せられたとともに、「不満を伝えたところで”俺のほうが稼いでるから家事はしない”と屁理屈が返ってきそう」とのコメントも挙がりました。

何度言っても聞いてくれない。もう諦めた！

なかには「何回言っても聞き入れてくれないから諦めた」と力なく話すママたちも……。

『「作ってキッチン汚したら怒るでしょ？　何が食べたいかわからないし、嫌いなもの買ってきたら怒るでしょ？」だって。まるで私のせい。キッチン掃除すればいいじゃん、買ってくるものはなんでもいいし怒らないのに。私が風邪引いても「ご飯は心配しないで」って言って自分の分だけ買ってくる。何回言っても直らないから諦めた』

『言ったら言ったで喧嘩になるからもう言わない。私のほうが収入10万は高い。お互い正社員フルタイム。働いてる条件は同じはずなのに、夕食作り、食器洗い、子どもの風呂や歯磨きに寝かしつけ。自分の時間なんて一切ない。旦那は帰ってきた瞬間にビールをあけてひたすら座ってる。喧嘩が面倒だから何も言わないよ』

『うちの旦那は言っても変わらない。旦那が休みで私が仕事の日は、帰宅後に作らなくていいようにカレーとか作り置いたり、私が帰る時間に届くように出前を頼んでる』

何度話し合っても旦那さんがママたちの話を聞いてくれないというケースもあるようです。ママたちの話を聞き入れてくれないだけならばまだしも、気持ちを伝えるたびに喧嘩になってしまうとなると面倒くささが先に立ってしまうこともあるでしょう。どうしても旦那さんとの話し合いが平行線を辿ってしまうのであれば「もういいや……」と感じてしまうのも無理はないかもしれません。こちらのママたちはご自身がこれ以上ストレスをため込まないため、また旦那さんとの衝突を避けるためにも「この人は何を言っても家事をしてくれないから言うだけ無駄」と割り切っているのでしょう。

それでもまずは言わなきゃわからない

ママたちが言うように「何を言っても変わってくれない」「面倒くさい反論をされるかも」というケースももちろんあるでしょう。しかし「まずは話し合いをしたほうがいい」とのアドバイスが集まりました。

『家事は投稿者さんの仕事だと思ってるだろうから、言わなきゃわからない気がするなぁ』

『正月に義実家で旦那の文句を言ってやった。「私のほうが仕事で帰宅が遅いのに”ご飯まだ？”と待ってる」と。親族全員から怒られて、今は作ってくれる』

ひょっとしたら旦那さんは漠然と「家事はママたちの仕事」と思っているのかもしれません。だからこそママたちが旦那さんに「家事を積極的にこなして！」と訴えることで「自分の仕事でもあるんだ」と自覚してもらうことができるかもしれません。もしうまくいきそうな場合には、旦那さん側の親族も味方につけて一緒に「ちゃんと家事をして！」と言ってもらう手もあるでしょう。ママだけからお願いされるよりも聞き入れてもらいやすいのではないでしょうか。

言わないとわからないことは意外と多い

旦那さんの言動に対して「言わなくてもわかるでしょ」とやや呆れ顔だった投稿者さん。しかし「言わないとわからないこともある」と諭すような声も聞こえてきました。

『うちの旦那は最初から「家事できない、やれない」と言っていたから「じゃあ私は仕事辞めるね。だから私の収入はなくなるからあなたの小遣いは減るね」と話したらやるようになった。しばらくするとサボり出すから、また同じ話をするとやるようになる』

『話さないと旦那さんと永遠にわかり合えないよ。言わなきゃわからないこともある。投稿者さんも子どもや旦那さんの考えてることを言われなくてもすべてわかるわけじゃないでしょ？　「言わなくてもわかる」って言うけれど、どんな家族でもいつでも何でもわかるわけじゃないよ』

自分がやらないぶんの家事は誰かがやらないといけないということは、言うまでもないほど当たり前のことでしょう。しかしママたちに家事をやってもらうことが普通になっている旦那さんたちからしたら、ハッキリと言われないと実感しにくいものかもしれませんね。どんなに長く一緒にいたとしても相手の心を完璧に読み取ることは難しいものです。時には「こういうことに困ってる」「これからはこうしてほしい」と訴えかけてみるのもいいかもしれません。

「旦那に家事をもっとやってほしい！」と考えている投稿者さん。「もっと気を利かせてほしい」「少し考えればわかるでしょ？」とため息をつきたくなってしまう気持ちもわかります。しかし投稿者さんにほとんどの家事を担ってもらっている旦那さんは、それが普通になっている可能性も。まずは一度旦那さんに「休みの日の夕飯はお願いしていい？」と頼んでみるのがいいのではないでしょうか。意外と「わかったよ！」と快諾してくれるかもしれませんよ！

文・motte　編集・荻野実紀子　イラスト・マメ美

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参考トピ （by ママスタコミュニティ）

共働きだけど、当たり前に私が夕飯用意する。