<25年間の浮気>父の裏切りを、母に伝えるべきか、死ぬまで黙っておくべきか……?【第2話まんが】
前回からの続き。20年前、ひょんなことから父の浮気が発覚しました。兄と一緒に父を問い詰めるも、逆ギレ。それ以来、私も兄も、父とは「心理的な距離」ができました。
母に浮気のことを徹底して隠すのは、父の優しさなのかもしれません。歪んでいるようにも思うけど、これが私の両親の夫婦のかたちなのかも……と思うことも。その後、母からも父からも浮気に関係することは聞きません。「もしかしたら、私たちとの話をキッカケに父は別れたのかも?」と思うくらい、何も波風がたちませんでした。母はいつでも穏やかで、父への愚痴一ついいません。
私も兄も自分の子育てや仕事で日々いそがしく、気がつけば、父の浮気が発覚してから20年が経ちました。
「もうさすがに浮気相手とは別れているかも……」と思い、父の携帯を盗み見ました。すると……。
自分も老後が見えてきた今、自分の立場に置きかえても考えるようになります。わが子が旦那の浮気を知っているのに何十年も黙っていたら、裏切られたような気持ちになるのではと思いました。やはり真実は知るべきではないのか。これから母はどんどん弱っていくでしょう。でも今ならまだ元気で頭もハッキリしています。伝えるなら今なのかもしれません。母はよくも悪くも鈍感なところがある代わりに、とても精神的に安定した人です。“優しくて強い人”だとも思います。本当のことを言っても、「そんなの知ってたわよ」と鼻で笑われるかもしれないと想像できるくらい強い人です。父の裏切りを伝えるべきか、母が死ぬまで黙っておくべきなのか、悩みます。真実を知らずに死んでしまうのは……いいことなのでしょうか?
【第3話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・カヲルーン 編集・荻野実紀子