<ママの物は後回し>自分のためにお金を使うことに罪悪感がある。呪縛から逃れるには?
「自分の物を買いに行ったはずが、実際に買ったのは子どもの物ばかり」という経験はないでしょうか? 多かれ少なかれどんなママにもありそう“あるある”ではありますが、なかには自分の物を買うことに罪悪感まで抱く人もいるようです。
買い物はいつでも夫や子どもの分が優先。自分の物は後回し
『自分のためにお金を使うことに、罪悪感を覚えてしまいます。子どもや主人には「欲しい物は買えばいいよ」と言いますし、心からそう思っています。でも自分の物を買うときには、心が痛みます。携帯も主人と子どもは新しい物ですが、自分の携帯は画面にヒビがあっても新しい物は買えません。みなさんはどうですか?』
ママスタコミュニテイにあった投稿です。もし投稿者さんが専業主婦で、自分自身は直接お金を稼いでいないのであれば「わからなくもない」と思う人もいそうです(もちろん夫の収入は妻のフォローあってこそ、ですが)。しかし投稿者さんは、専業主婦ではないとのこと。働き方は不明ですが、少なくとも自分で稼いでいる収入はあるようです。
投稿に寄せられたコメントを見ると、「罪悪感なんてない」という声が目立ちます。
『パートしているから、自分で必要なものは自分で稼いだお金で買う。罪悪感なんてないよ』
『専業主婦だけど、買うよ。いつも「ありがとう」って感謝している』
どうやらこうした感覚には、家庭がどんな形で収入を得ているかは関係ないようです。
「罪悪感」とまではいかなくても、なんとなくその感覚が理解できるという人もいました。
『自分の物は、最後になるよね。自分の洋服を買おうと買い物に行っても、目が行くのは子ども服。おいしいものを食べて帰るつもりが、結局ケーキを買って帰ったり。そんなものじゃない?』
自分の物がつい、後回しになってしまうことはありますよね。ママの多くが最優先したくなるのは、やはり子どもの物です。
『私もそう。でもつらくもないし、気にしていない。子どもたちや夫が笑顔なら、自分も満たさせるもの』
家族思いで、思いやりに溢れたママ像が浮かびますね。
もしかして、母親の影響?倹約しすぎる親に抱く思い
家族を大切に思う気持ちには共感できそうですが、投稿者さんの場合は度が過ぎるかもしれません。そこまでの感情を抱くのには、何か理由がありそうです。
『まったく思いません。うちの母がそういう人。裕福なのに身ぎれいにしていないのが、子どもながらにイヤだったから』
こちらのコメントを皮切りに、次々集まってきたのが「うちの母もそうだった!」という声でした。
『うちの母親が「こうはなるまい」という反面教師になった。私は自分の人生でガマンすることなく、毎日を楽しく生きています』
ママたちの親世代は今以上に、自分のことを後回しにする母親が多かったのかもしれません。夫や子どものために自分はガマンする感覚が、当たり前のようにあったのでしょう。「古きよき母親像」というコメントもありました。
実は投稿者さんのお母さんも、贅沢をしない人だったといいます。母親の影響を語るコメントを受けて、投稿者さんも回答しました。
『私の母も「自分はいいから」と、子どものためにお金を出してくれる人です。そんな姿を見ているせいか、私も自分が贅沢することに罪悪感があります』
同じような母親であっても投稿者さんのように「似たタイプになってしまった」人がいれば、先ほどのコメントのように「反面教師にした」人もいる。影響を真逆の形で受けているのは、興味深いところです。
自分の人生を大切にするためにも、自分にお金を使っては?
家計に余裕がなければ、子どもや夫を優先してしまうのはやむを得ないかもしれません。ただ、余裕はあるのに罪悪感を抱いてしまうのは、お母さんの呪縛に縛られすぎているように思いませんか? 少なくともヒビが入った携帯は、買い替えたほうがよいのでは……?
『私が子どもだったら、ヒビが入っているスマホを持っているお母さんはイヤ。「自分もガマンしなくちゃダメなのかな」「私のせいでお母さんが買えないのかな?」って考えると思う』
『ここで投稿者さんが変わらないと、子どもも同じように自分にお金を使うことに罪悪感を覚える窮屈(きゅうくつ)な人生になるんじゃない? まずは、ヒビが入ったスマホは危ないよ』
「いいから、いいから」と、いつも自分は後回しのママ。お子さんは自分を大切にしてもらっている安心感と同時に、「ママは本当にそれでいいの?」という不安も覚えるのではないでしょうか?
「ヒビの入った物を使い続けるのは、運気が下がるよ」という声もありました。実際どうかはわかりませんが、危ないのはたしかです。目にするたび、どこかみじめな印象を受けるのも否めません。
『毎回とはいわないけど、本当に欲しい物は買ったほうがいい。自分の心が悲しくなるよ』
携帯に入っているヒビは、悲しさの象徴かもしれませんね。
『自分のお小遣いはあるの? 私は自分の手取り収入の1割で、3万円くらい。自分の心を健康に保つため、仕事を頑張るための必要経費だと思って使っているよ。兼業、専業、既婚、独身……。立場は関係なく、自分の人生をもっと大切にしてよいんじゃないかな?』
こんなアドバイスもありました。お小遣いは、自分の好きに使ってよいお金ですよね。自分のために贅沢できない性格を今から変えるのは難しそうですが、お小遣いの範囲内で使うのなら抵抗が少ないのではないでしょうか?
投稿者さんは自分の収入もあるようですから、まずは毎月のお小遣い額を決めましょう。そこから自分のために使っている様子を、ぜひお子さんに見せてあげてほしいです。ママが自分を大切にしている姿を目にすることは、お子さんにとってもうれしいことに違いありませんよ。
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