<夫は長男!介護問題>介護は家族みんなで!「支え合う」の本当の意味に気づく【第6話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。夫婦共に30代になり、「介護」や「同居」という言葉が気になり始めた私たち夫婦。夫は「跡継ぎとしての役割をしっかり果たしたいんだ」と言い、将来的に同居して親の面倒をみたいと思っています。夫の気持ちは大事にしたいけれど、私の負担を考えると正直できる気がしません。話し合いは平行線を辿っていたのですが、ある日帰宅中の夫から「あとで話したいことがある」と電話がかかってきました。帰宅した夫がなぜかいつもより疲れ切った様子です。
私と夫は互いに意見を出し合い、歩み寄りながら「ここまでならできる、これ以上はできない」ということを明確に線引きしました。同居はムリだけれど、義両親に不安なところが出てきたら、家に通って様子を見に行くくらいならできる。でも私ひとりでやると、いつか不満が爆発してしまうので、夫や義姉夫婦、ヘルパーさんたちなどと協力しながらやっていきたい。そして自力で生活できなくなったら施設に入ってもらう。このような方向性で決着がつきました。
こうして私たちは歩み寄って話し合いができ、お互い納得することができました。
介護は、とてつもないエネルギーや時間、お金をつかいます。支える側全員で、協力していく必要もあります。跡継ぎだから長男一家に丸投げでいい、自分は仕事だから嫁に任せればいい、同居している家族がいるからぜんぶやってもらえる……なぜか介護にはそういった「誰かに押しつける」風潮が付いてまわりますが、ひとりに過度に負担がかかるようなことばかりしていては、到底長続きしません。介護は家族みんなで協力しあって進めていく、そしてそれが当たり前の世の中になって欲しい。そう切に願うばかりです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・カヲルーン 編集・荻野実紀子
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