「実家に帰ることが楽しみじゃない……」そのワケとは?
長期休みを利用して、実家に帰省する人も多いですよね。久しぶりに両親や兄弟と顔を合わせ、ホッと安心できる時間を過ごすことを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。けれど「実家への帰省」を誰もが楽しみ、歓迎しているわけではないのかもしれません。ママスタのママたちの中には、そんな複雑な思いを抱えるママもいるようです。
「帰ってこい」と言われたのに、歓迎ムード皆無でした
とあるママは、実家の存在が他のみんなと違うことに戸惑いを感じていました。
久しぶりに実家に帰っても、実母はパチンコで不在。冷蔵庫は空っぽで、食事も100%冷凍食品。孫がきてもリアクションは薄く、実母から「帰ってきたら?」と言われたときでさえ、寝る部屋も布団も用意されておらず……。
「久しぶりに娘や孫がくるときくらい、いろいろ用意して待っていてほしいと思う私ってわがままですか?」
そんな複雑な思いをママスタコミュニティにつぶやいたママさん。同じような経験のあるママはいるのでしょうか?
『わかる。私も実家帰っても楽しくないから、帰りたくない』
『うちもそんなだから帰らないし、そもそも連絡すら取らない』
『私も実家そんな感じだからあまり帰らなかった。ゴハンなし、布団なし、布団スペースなし、風呂汚いとかトイレ汚いままとか。無関心な実母って結構いるんだね』
『私は地元も実家も好きじゃない。何週間も帰っていたり、楽しみにしてる人が居心地良いんだなあと羨ましく感じる』
ママたちからは「こんなにも似た境遇の人がいるとは思っていなかった!」「自分だけじゃないとわかってよかった」という声があがっていました。一方で、いろんなことは水に流して「元気ならそれでいい」という意見もたくさん寄せられています。
良好な関係を保つコツは「娘が母を想う」ことにある?
いくら実母といえども、性格や環境の違いから相性があわないということもあるかもしれません。しかし、いつまでも母親が健在とも限りません。ここまで大きく育ててもらった分、今度は自分が……という気持ちがもてるようになると、少しずつ良好な関係になっていけるのかもしれませんね。
『お母さんも歳とったんだよ。うちの母も昔は私の好きなものをいつも作ってくれたけど、最近は生協のレンチンばっか。揚げ物は外で買ってきてるし。愛情が減ったわけじゃないよ。今度はあなたがお母さんを労わってあげる時期がきたんだよ』
『多分お母さんもしんどくなってきてるんじゃないかな? 私は実母と同居してるから自分の家が実家になったけど、母は兄一家がお盆などで帰ってくるのをすごく楽しみにしてるけど、みんなが来ても料理はできない。 年を取ると大人数の食事を作るのも考えるのも大変なのかもしれないよ』
『家が汚いなら掃除してあげればいいし、布団が無いなら安いのでも買えばいい。して貰うよりしてあげる方が絶対気持ちがいいと思う。
いつまでも生きてる訳じゃ無いんだし、親孝行は生きてるうちにしなきゃ絶対後悔するよ』
『うちの母もそんな感じ。でも料理ベタなのは昔からだから期待してないな。ただ顔見たいだけ。元気な母を見れたらそれでいいのよ』
小さな娘からママへと成長していくと同時に、ご自身の母親もその分歳を重ねていくわけですよね。久しぶりに実母の背中を見たら、「こんなに小さかった?」と思うことがあれば、ここまで育てもらったことに感謝して、今度は自分が親孝行をしていく番なのかもしれせん。
しかしお母様は歳を重ねるごとに頑固になってしまったり、身の回りのことに気を遣わなくてなっていくケースもあります。そんなときには「あえて口は出さず、適度な距離感で見守る」というのも、円滑なコミュニケーションにつながるひとつの方法かもしれませんね。
文・赤石みお イラスト・さど
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