事前準備がカギ!子連れの新幹線帰省で困らないコツ
小さな子どもを連れての帰省は荷物が多く、移動時間が長くなればなるほど本当に大変ですよね。特に新幹線の帰省ラッシュでは、動き回る子どもに親の目が回りそうになります。子どもは飽きてしまい、車内で親も子もぐったり……。よく見る光景です。
筆者も2歳の娘を連れて何度か新幹線での帰省をしていて、毎回あの手この手でなんとかやり過ごしています。できれば乗りたくないけれど孫の顔を両親に見せるために気合で乗り切る! わけですが、そんな大変ななかでも試してみて良かったことがあるので、いくつかご紹介したいと思います。
帰省の際はぜひ参考にしてしてみてくださいね。
いっそのこと、大荷物は宅配便に任せる
帰省となると着替えやお土産などの荷物が多い上に、オムツやミルクなどたくさん持っていかないといけませんよね。子どもを連れて人混みのなかを移動するのはただでさえ大変なのに、大荷物のせいで動きづらくなってはかなり危険。
すぐに使わないものや、お土産など家に着いてから出すものは、先に宅配便で送るのが一番です! 本当に必要なものだけ持つなら、自由に走ってしまう子どもをすぐに追いかけられますよ。
乗車前の座席選びが大事
新幹線はなるべく出入口に近い通路側の座席を選ぶのが良いです。子どもが泣いてしまったとき周りの人に迷惑が掛からないようにさっとデッキに出られておすすめです。指定席を取るときに席の希望を窓口で伝えれば、空席状況次第ですが希望の席を確保してくれます。
さらに多目的室が多くの新幹線に設置されているのはご存じですか?
多目的室は体が不自由な方が優先になりますが、もし使用していない場合は授乳やオムツ替えのスペースとして貸し出してもらえます。当日車掌さんに空き状況を確認してみて、空いていれば鍵を開けてもらえますよ! 多目的室がある車両は新幹線の種類や車両編成によって異なります。東海道新幹線の16両編成の新幹線なら11号車、北陸新幹線のかがやき(12両編成)なら7号車といった具合です。多目的室付近の車両で席を取ると移動しやすいので、事前に確認しておきましょう。
車内で食べるお菓子のポイント
新幹線に乗っている時間が長くなると子どもは退屈して飽きてしまいます。動き回れないなかで窮屈な思いをさせてしまうのでストレスがたまってしまうのでしょう。そこでお菓子の登場です。タイミングを見て好きなお菓子をあげましょう。
お菓子はすぐに食べ終わってしまうものや、食べかすがこぼれやすいものだと、間が持たない上に掃除が大変です。ボーロやあられのように一つ一つが小さく、一口で食べられるお菓子の方が、つまんで食べられる分時間稼ぎになり、食べかすも少なくなります。コンブやするめなど歯応えがあるものなら、ゆっくり食べられますし、お菓子をあげすぎる心配が少なくなりますね。
食事タイム、オススメのタイミングは…
食事をするのにオススメのタイミングはズバリ、乗車してすぐ。長めの時間稼ぎが期待できます。何か食べているときは機嫌が良いけれどお菓子を食べすぎてしまうのはよくない…となると、先に食事でお腹いっぱいになる方が親も安心できますね。
さらにお腹いっぱいになった後は、眠くなりやすくなります。寝てくれるとラッキー! その間、親たちも一緒にゆっくり休むことができますね。
みんなが気持ちよく過ごせるように
子どもが機嫌良く、楽しく乗れるよう声をかけることも忘れずに。乗り物が好きな子であれば、「新幹線に乗るよ」とテンションを高めていくのもいいですね。
子どもを連れての新幹線での移動は本当に大変。当日だけでなく事前準備からすでに大変ですが、乗っているみんなが気持ち良く過ごせるよう、工夫しましょう!
文・Kimura Aki