<シングルマザーの葛藤>「私だけの宝物」に気づく。愛おしい子どもたちの成長【第4話まんが】
前回からの続き。近年の出来事です。私はフルタイムで働くシングルマザーです。小学校1年生(女の子)の上の子と、保育園の年少(男の子)の下の子と暮らしています。2人の子どもを保育園と学校に送り出し、それから仕事。子どもたちが寝た後は、毎晩資格の勉強に励んでいます。自分のために使えるわずかな時間すらも、子どもたちの将来のことを考えて、そのために「いま、自分にできること」に使います。そんなとき、目に入ってきてしまった元旦那のSNS。今の自分の現状と元旦那の生活を比べて、負の感情でいっぱいになってしまう、こんな自分が嫌でたまりませんでした。リビングのテーブルにうつ伏せになって泣いていると、熱が少し下がった様子の息子が起きてきました。
息子は保育園で作った折り紙のお花をくれました。
娘も息子も、産まれたばかりの赤ちゃんの頃から、たくさん成長してくれました。
できなかったことが「できた」ようになったときの嬉しそうな顔。私へのプレゼントを渡すときの照れたような顔。大好きなカレーライスを、嬉しそうに頬張る顔。この子たちの「今」しか見られない一瞬を、元旦那は見ることを放棄したんだ……。これほどに愛おしい子どもたちの、一生に一度しかない宝物のような「今」を、私は見ることができるんだ。
毎日が必死過ぎて、気が張りつめていた私。ひとつの悔しい気持を発端に、ずるずる芋づる式にいろいろな気持ちが溢れ出てしまい、どうしようもなく自分が惨めに感じてしまいました。誰にも労われない日々に報われない気持ちになることもあるでしょう。でもそんなときはこの子たちを抱きしめて、この今しか触れられない肌の感触を思い出したいと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・荻野実紀子
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