高校生男子のお世話と乳幼児2人のお世話、どちらが大変 ですか?
『高校生男子の子育てと、乳幼児2人の育児。みなさんはどちらが大変だと思いますか?』
子どもが成長すると子育てが少しは楽になるのかもしれないと考えたことはありませんか? しかし実際は、子どもが成長するごとに、新たな課題や難題、悩みや問題が出てくるものです。ですから年齢などで子育ての大変さを比べることは難しいのですが……。投稿者さんは今回のような質問をせずにはいられない事情があるようです。
乳幼児2人より、高校生の世話のほうが大変だという義姉にモヤモヤ
『現在育休中で、0歳4カ月と3歳になる2人の子どものママです。先日一人暮らしをする義母が自宅で骨折をし、救急車を呼ぶ騒ぎに。義母は近距離別居の私たちへ助けを求めてきました。義母の身体を動かすだけでも人手が必要となり、主人だけではなく私も二人の子どもを連れて病院へ。その日は義母や病院への対応でみんなヘトヘトになっていました』
救急車を呼ぶ騒ぎまでになった義母の骨折。入院は免れたものの、義母の身体を起こすことにも大人ひとりでは一苦労な状態だったそうです。投稿者さんはしかたなく、小さなお子さん2人を連れて病院へ駆けつけることに。小さなお子さんを見ながらの対応はさぞ大変なことだったでしょう。
『ここまでの大騒ぎだというのに、同じく近距離に住む義姉は一度も姿を見せませんでした。すると翌日義姉から連絡が……。しばらくは在宅で誰かが看護しないといけない状態の義母。自分は忙しいので義母の世話はできないというんです。その理由が、「高校生男子は、0歳児や3歳児よりも手がかかるから、義母の世話まではできないから」とのことでした。高校生のお世話ってそれほどまで大変なのかあと思いつつも、この要求には正直モヤモヤしています。お子さんの性格にもよると思いますが、高校生のときと乳幼児のとき、どちらが大変でしたか?』
子育てに限らず、なんでも体験してみないとわからないことは多いのかもしれません。義姉の発言や主張にモヤモヤしてしまう投稿者さんですが、自分の知らないこともあるかもしれず、理解したいと考えているからこそママスタコミュニティに質問を投げかけたのでしょう。今回の投稿者さんの疑問にママたちが答えます。
高校生男子VS乳幼児2人。どちらのお世話が大変?
『子どもの年齢や環境によって、大変さの内容は違うので比べようがない』
『どっちも大変。幼児の頃の大変さと高校生の大変さは内容も質も違うから』
子育てにはそれぞれのステージでいろいろ大変なことがあるものです。お子さんの性格や子育ての環境によっても楽なこと・大変なことが異なるのは当然でしょう。正解が1つではないことが、ママたちの声から見えてくるかもしれません。
乳幼児2人のお世話のほうが大変だよ!
『高校生と1歳の子がいるけど、当たり前に1歳の方が手もかかるし大変です』
『高校生は受験があったり精神的なものがあったりとかで大変かもしれない。でも意思の疎通ができて自分で日常生活は送ってくれるからね。そう考えると100%乳幼児2人のほうが大変だよ!』
『うちには高校生も未就学児もいるけど、断然高校生のほうが楽よ。ご飯とかあげなくてもとりあえずお金さえ渡しておけばあとは勝手にやるし、むしろ家にいない。未就学児は目が離せない。投稿者さんのところは2人もいるならさらに大変だと思うよ』
高校生男子1人と乳幼児2人。天秤にかけるべきは「意思の疎通ができること」と「自分で日常生活を送れること」がポイントとなりそうです。
0歳と3歳の場合、子どもだけで留守番をさせることなんて当然できませんよね。つまり常に一緒に行動しなければならないわけです。義母のお世話をしているときにおとなしくしていてくれればいいですが、言って聞かせることも難しいでしょう。さらにはお子さんたちも自分の意思が上手に伝えられる年齢でもないので、子どものストレスも心配になりますよね。
高校生の方が大変なケースもある
『義姉が働いているなら私生活でパンパンなのかも。うちもそうだからわかる。うちの高校生の子は朝練のために朝6時に家を出るから自転車を積んで送迎。帰宅して職場へ。帰宅後は下の子と一緒に塾とかクラブの夜練への送迎。合間に夕飯の用意と終わっていない家事をする。22時すぎにお迎えに行くまでが1日のサイクル。週末になれば遠征だの練習だの大会・試合だのがあって、保護者サポートで監視官とかさせられるから余裕がない。専業主婦なら義母のお世話の手伝いもできるかもしれないけど、働いていたらなかなか手伝うことも難しいかもね』
『子どもが学校へ行くのに家を6時に出るので、私は毎朝5時には起きてお弁当と補食と朝食作り。毎日のことだから案外疲れます。その後は高校まで送迎して帰宅。仕事へ行って帰りはスーパーで買い物をして帰宅。子どもたちを塾や部活の夜練に送迎。帰宅する頃にはヘトヘトです』
『手がかかるのは乳幼児だけど、高校生は部活とか塾とかの送迎が必要なこともあって大変。あと、お金がびっくりするほどかかることもある。だから子どもに手がかからなくなっても働く必要がある。そうなると手伝える時間が取れない人もいるかもね』
高校生のお子さんのほうが大変かもしれない理由には、塾や部活などの送迎やサポートが必要になることがあげられました。それらに付随して発生する費用を工面するために働いていることも、時間が取れない理由になっているのかもしれませんね。
受験時期などをはじめ、意思の疎通はできても思春期特有の精神的サポートが必要な時期もあります。考えようによっては高校生のお世話のほうが大変だと感じることもあるのかもしれません。
年齢・性格・ステージ・環境。子育ての大変さは簡単に比較できない
『高校生の子がいるけど、大変さが違うから比べようがないというか、親の価値観の問題じゃないかな。小さい頃は何でもしてあげないといけないし、気を使って体力が必要だった。でも高校生になると精神的な部分が大変だと思うし、金銭面にしても高校生のほうがお金もかかる。どちらが大変と思うかは人それぞれだよ』
子育てには年齢や性格、環境や考え方などで大変さは千差万別なようです。大きな違いが1つあるのかもしれないし、小さな違いが無数にあるのかもしれません。ですからあまり比較しても何も答えは出ないかもしれませんね。
だからこそ義姉さんの言葉に振り回されずに、目の前にある大変な状況を解決することにだけ意識を向けてみてはいかがでしょう。子どもの年齢や人数によって困る内容もさまざまですから、どう対応すれば困難を減らせるかを考えるほうが重要なのかもしれません。旦那さんに協力してもらったり、ベビーシッターや家事代行のような外部のサービスを利用したりしながら、少しでも投稿者さんやご家族が楽になるような方法を模索してみてはいかがでしょう?
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・きたがわ なつみ
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