<おばあちゃんの本音>【後編】孫の世話ばかりしたくない!娘が私に孫を預けて遊びに行く……
前回からの続き。娘さんから頻繁にお孫さんを預けられて、投稿者さんは辟易としてしまっているようです。「これからはゆっくりとした時間を過ごそう」と考えていた矢先のことだったからこそショックが大きいのかもしれませんね。イライラを募らせている投稿者さんにアドバイスが寄せられました。
少しずつ預かる頻度を減らしてみては?
まずは「お孫さんを預かる頻度を減らしてみる」という作戦です。
『投稿者さんの家庭の問題でしょ。時代がどうとか、流れがどうとかではないですよ。孫の世話、育児の前に娘さんのしつけをやり直さないと。孫を預かる回数を減らしながら、娘さんにしっかりと面倒を見させてください』
『時代の流れは変えられなくても、わが子の行動の流れなら変えられるかもしれないじゃん。まずは少しずつ引き受けないようにしてみたら?』
ひょっとしたら投稿者さんが快く引き受けてあげているからこそ、娘さんも心のどこかで「頻繁に預けてもOK」と考えているのかもしれません。娘さんに頼られるがままに引き受けるのではなく、少しずつ断って預かる頻度を下げるというのもひとつの手でしょう。預かる頻度自体が減れば投稿者さんの負担もその分少なくなるでしょうし、娘さんも「あまり頻繁には預けないほうがいいのかな?」と考え直してくれるかもしれませんね。
時にはハッキリと断ることも必要
もしやんわりと断っても押し切られてしまいそうなときには、キッパリと”NO”と拒否することも必要でしょう。
『娘さんにキッパリと断ったらいいのに。投稿者さんがはっきりと断らないから、逆に「喜んで孫の世話をしてくれている」「親孝行ができている」と娘さんが勘違いしているのかもしれないよ』
『投稿者さんの気持ちをそのまま娘さんに伝えよう! 私の親は人生を謳歌しているから孫を預かったりしないよ。私の子どもは10才だけれど今までで5回も預かってもらったことないし、そのことに不満もない。そもそも近くに住んでいない。娘さんには「シッターにお願いしたら?」って言おう』
『一度快く引き受けたから、逆に「お世話したいのかな?」と思われてしまっているんじゃない? ハッキリ言ったほうがいいよ』
預かる頻度を低くしたり遠回しに断ったりしたとしても、投稿者さんの気持ちがダイレクトに伝わらない場合もあるでしょう。その場合には「預かるのは難しい」とハッキリ断る必要があるかもしれませんね。もしかしたら娘さんはわが子を預けることで、自分の母親である投稿者さんに親孝行をしているつもりなのかもしれません。双方の気持ちに齟齬が生まれている場合には一度断って、改めて自分の気持ちをきちんと伝えることが大切なのではないでしょうか。
お孫さんのお世話はたまにでOK!
お孫さんの面倒を見ている投稿者さんにエールが送られました。
『おばあちゃんが全部面倒を見るのは疲れるよね。基本的なお世話はママで、時々お手伝いするくらいがいいんじゃないかな。たまにオムツ替えをしてあげるとか、1時間遊びながらテレビを見るとか。そうすると疲れなくて済むよ』
『夫婦共働きで育児のすべてを親に任せている人もいるよね。おばあちゃんが小さい子を連れて公園やスーパーに行くのを見ると「大変だな」と思う。頼るのは悪ではないけれど、基本は自分たちでやらないと』
『投稿者さんは責任を持って育児をまっとうしたのだから、あとの人生は自分の意思で自由に生きたらいいと思う。娘さんは自分の意思で子どもを産んだんだから、責任を持って育児をしたらいい。手伝いは投稿者さんの隙間時間で十分だよ』
「お孫さんのお世話は時々でOK」と主張するママたち。お孫さんのお世話を引き受け、自分の時間がなくなってしまうとイライラが募ってしまうことも考えられます。まずは自分の時間をしっかりと確保することで、余裕をもってお孫さんをかわいがってあげられるのではないでしょうか。パパやママだけではどうしてもお世話の手が回らなくなるような非常事態もあるでしょう。そんなときにもし可能であれば手を貸してあげるくらいの距離感が投稿者さんにはちょうどいいのかもしれませんね。
育児が終わり「これからは自分の時間を堪能しよう」と胸を躍らせていた矢先にお孫さんのお世話を頻繁に頼まれて、腑に落ちない気持ちを抱えていた投稿者さん。ゆっくりとした時間を楽しもうと思っていたにもかかわらず、相変わらず忙しい日々を強いられてしまっては「こんなはずでは……」と考えてしまうのも無理はないでしょう。そんなときはまず、お孫さんのお世話を引き受ける頻度を低くしてみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。それでも「面倒を見てほしい」と頻繁に頼られてしまうのであれば、「できるだけ程よい距離を保ちたい」と正直な気持ちを娘さんにハッキリと吐露してみてもいいでしょう。投稿者さんの気持ちが伝われば、お互いに適度な距離感を保った心地いい関係でいられるかもしれませんね。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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