大量のじゃがいもを前に困惑中。大量消費できるレシピはありますか?
1年中、手に入りやすい野菜の1つでもある「じゃがいも」。主菜にも副菜にもなる万能野菜ともいえるかもしれませんね。わが家の食卓にも毎日といって良いほど「じゃがいも料理」が並びますが、なかには大量のじゃがいもを前に途方に暮れているママもいるようです。ママスタコミュニティにはこんな投稿が寄せられました。
『じゃがいもを貰って、まだ30個くらいある……。おかずになるようなレシピを教えて! ちなみに、ポテチとフライドポテトはやりました』
投稿者さんはじゃがいもを大量にいただいたようです。わが家では、家庭菜園で野菜を育てている人から、「自宅で食べきれないから」とおすそ分けをいただくことがありますが、投稿者さんもそんな状況にあるのでしょうか。困っている投稿者さんに向けて、ママたちから「じゃがいもレシピ」のアイデアが届きました。
肉じゃが・ポトフ・カレー……手を加えずそのままに
まずは、複雑な工程のない簡単レシピから紹介しましょう。
『肉じゃが、カレー、ジャーマンポテトなんかに使ってたらあっという間に消費しちゃう』
『肉じゃが。カレー』
『ミネストローネ、ポトフ、味噌汁』
肉じゃが、カレー、ジャーマンポテト……といった、じゃがいもを使った定番レシピともいえるものが挙がりました。いずれも、じゃがいもを切って煮るだけ、焼くだけの簡単レシピですね。
さらには、ホワイトソースのいらない「グラタン風」のアイデアも届いています。
『皮をむいて5ミリくらいの輪切りにしてレンジでチン。バターを熱したフライパンに、じゃがいもを並べ、塩・こしょう・とろけるチーズを乗せる。蓋をして溶けたら出来上がり。一緒にズッキーニやアスパラがあれば入れてもOK』
『短冊切りにしてピーマンと厚切りベーコンかウインナーと炒めて、塩・こしょう。それをグラタン皿に入れてピザソース(お好みでマヨネーズも)とチーズをかけてトースターで焼く』
どちらも、じゃがいもにチーズやピザソースを乗せて焼いた「グラタン風」のレシピです。溶けたチーズとじゃがいもの相性もバッチリですよね。
ガレット・芋もち・ポタージュ。ひと手間で大量消費
じゃがいもを「そのままに」ではなく「ひと手間加えた」料理のアイデアもありました。
『じゃがいもは茹でてマッシュするか、レンチンして、マッシュ。玉ねぎはすりおろしてポタージュを作ったらいいんじゃないんかなと思います』
『ジャガイモは皮をむいて半月切り、ゴボウは斜め薄切り、玉ねぎ薄切り、バターを熱したフライパンで炒めて玉ねぎが透き通ったら、ひたひたの水とコンソメをいれて煮る。ジャガイモが柔らかくなったらブレンダーでつぶして、牛乳入れて固さを調節、塩コショウで味を調えたらポタージュのでき上がり』
じゃがいものポタージュですね。生クリームを加えて冷製にすると「ビシソワーズ」にもなります。じゃがいものほかに、玉ねぎやセロリなど栄養価の高い野菜を一緒に加えることもでき、のど越しも良いので、食欲の落ちる夏の時期にはぴったりのポタージュです。
また、茹でたじゃがいもをつぶして作る「芋もち」やじゃがいもの細切りで作る「ガレット」のアイデアも寄せられています。
『芋もちはどう? じゃがいも蒸したら(茹でてもレンチンでもいい)熱々のうちにつぶしてすぐに片栗粉を混ぜ込む。小判型に成形して塩胡椒してバターで焼いたら完成』
『じゃがいもガレットとか』
じゃがいものガレットは細切りにしたじゃがいもに塩・こしょうで味をつけ、水分を切ってからフライパンに並べます。フライ返しや落とし蓋で押さえつけるようにして焼き、焼き色がついたら返して両面を焼きます。わが家ではじゃがいもだけでなく、ベーコンやチーズをのせて焼くこともあります。満足感が得られますから、食べ盛りのお子さんのいるご家庭にはおススメですよ。
お弁当&常備菜として
お弁当や常備菜として便利なじゃがいも料理もあります。
『コロッケかな』
『コロッケ作って冷凍はどう?』
「じゃがいも餅」や「コロッケ」は冷凍もできます。大量に作って冷凍保存をしておけば、お弁当のおかずに困ったときには救世主となります。
また、細切りにしたじゃがいもとベーコン、パプリカなどで彩りを加えた「じゃがいものきんぴら」は常備菜としてもお弁当のおかずとしても便利ですよ。
上手な保存方法を知れば安心
『じゃがいもってちゃんと保管してれば半年は美味しく食べられるよ。うちは農家さんから箱買いしてるし、焦って食べなくても大丈夫。新聞紙に包んで冷暗所へ』
『暗い涼しいところに置いておけば慌てて使わなくても大丈夫だよ』
上手に保存できれば、すぐに使い切らなくても大丈夫、という心強いコメントもありました。
じゃがいもの適切な保存方法は「光を当てない」ことと、「収穫、保管時に傷つけない」ことにあります。涼しくて通気性がよく暗い場所に保管し、傷つけないように新聞紙などで包んでから保存ましょう。また、じゃがいもの芽やその付近、緑色の部分には「ソラニン」「チャコニン」といった中毒を引き起こす天然毒素が含まれています。過熱をしても毒性は失われないとされますから、調理の際には完全に取り除くようにしましょう。
栄養価の高いじゃがいも。調理法もいろいろで使い勝手は抜群
じゃがいもは、ビタミンC、B1、B6を多く含むことから、フランス語では「大地のりんご」と呼ばれるほどに人気のある野菜といわれています。またカリウムを多く含むので、体のむくみをとったり高血圧や動脈硬化の予防にも役立ちます。老若男女を問わず、積極的に摂りたい野菜ですよね。
今回は、じゃがいもを「煮る、焼く、茹でる」といったさまざまな調理法のレシピが揃いました。改めて、どんな調理法にも向く、使い勝手も抜群の野菜だということが分かりますね。
投稿者さんのように「じゃがいも=フライドポテト」というママは、コメントを参考にしながら、ぜひ新たなメニューにも挑戦してみてくださいね。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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- じゃがいも貰ってまだ30個くらいある。