いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<粗末にする>【後編】ゲームに負けて駒を投げた息子。私の叱り方は何がいけなかったの?

159_小学校_マメ美

前回からの続き。ゲームに負けた悔しさを抑制できず、駒を投げつけてしまった投稿者の息子さん。引き続き子どもが感情をコントロールできるよう上手に導く方法を探っていきましょう。

感情のコントロールが未熟な子には手加減を

『叱り方がどうこう以前に、負けて「わーっ」となるならまだ小さいんだよね。そもそも低学年なら私はある程度手加減するし、高学年なら負けてもそんな風にならないし。子どもに手加減は考えないタイプ?』

『まあオセロは勝たせてあげればいいと思うけれどね』

『もっと手加減して負けるしかない。親が負けて「負けちゃったけれど楽しかったな!」と笑顔で演技する。頑張って!』

『悔しがっていた子ども達も今じゃ普通レベルの大人になら勝てる腕前。手を抜いて相手したらここまで強くならなかったと思う』

叱り方以前に「大人が手加減をすべきでは?」といった声が寄せられました。たしかに負けが続くと幼い息子さんには酷かもしれませんよね。一方「負ける経験も大切」と考えるママもいました。子どもの成長に合わせて手加減するのがいいのではないでしょうか。たとえば、初めは手加減して、ときおり負けも経験させるのはどうでしょう。子どもが負けた場合、悔しい気持ちに「ママもわかるよ」と寄り添うことも忘れずにいたいですよね。そして感情を抑えられるようになったら、思いっきり褒めてあげると効果が上がりそうです。

子どもの言い訳はしっかり聞いてから叱る

また「他の子がやっているから投げる」といった子どもの言い訳にどう対応するといいかも考えてみました。前編にもあったように相手に礼儀を欠く行為は「相手はいやな気持ちになる」と伝えるといいかもしれません。駒を投げられて「ママは悲しいよ」とママの気持ちを伝えるとともに「友達に物を投げられたときはどんな気持ちがした?」と子どもに寄り添う問いかけも効果がありそうです。子どもの気持ちや言い訳を充分に聞いてあげて、ママの気持ちも伝えれば、子どもの癇癪はほどほどに相手への思いやりも学べそうですよね。

夫婦二人三脚で叱るベストな方法とは?

『パパが二重に叱るのはダメだけれど「なんでお母さんに叱られたか理解している?」と聞くのは良いと思う』

『負けて悔しいからといって「物に当たるのは良くないこと」と「勝つためには、オセロを投げている場合ではなくてどうしたら勝てるのかをとことん考えること」を伝えてあげないとね。勝てるヒントや秘策をすこしずつ大人が教えてあげることも大切』

こちらのママたちは、パパがどうフォローするのがベストかを考えてくれました。ママが手を尽くしてもそれでも癇癪が止まらない場合は、パパの出番かもしれません。そのときパパがママと一緒に叱っては子どもの逃げ場がなくなってしまいます。パパには子どもの感情を受け止めつつ、ママが怒っている理由や、ママの気持ちを代弁してもらうといいのではないでしょうか。そして子どもの気持ちが落ち着き、冷静になったら「悔しい気持ちを相手にぶつけるのではなく、もっと上手くなるためパパと練習しよう」と前向きな投げかけをするとハッピーエンドな終わり方ができそうですよね。ぜひこちらを参考に夫婦で相談して役割分担してくださいね。

文・安藤永遠 編集・山内ウェンディ イラスト・マメ美

安藤永遠の記事一覧ページ

関連記事

【前編】ゲームに負けて駒を投げた息子。私の叱り方は何がいけなかったの?
子どもがゲームに負けたとき、ママはどう対応していますか。子どもが負けた悔しさからママに怒ったり、泣きわめいたり、モノを投げつけたりして収拾がつかなくなったことはないでしょうか。今回紹介するのはママ...
連載記事をイッキ読みしたい! に関する記事一覧
参考トピ (by ママスタコミュニティ
子供への叱り方がわからなくなってきた