子ども2人を自転車に乗せて雨の日に送迎、これって危険!?
子どもが幼稚園や保育園に通っている場合、送迎に自転車を使うことも少なくないでしょう。でも自転車での送迎は、雨の日が少し悩みどころ。濡れないようにレインコートを着たり、子どもが乗るところに雨よけのカバーをつけたり、憂鬱に思っている人もきっと多いはず。ママスタコミュニティのあるママも、雨の日の送迎で少し悩んでいるようです。
『年子の3歳と2歳の子どもがいます。雨の日は私はレインコートを着て、荷台には雨カバーをつけて自転車で送迎します。これは危険ですか? でも保育園のママはみんなそうしているよね? みんなは雨のたびタクシーを使うの?』
年子で子どもがいる今回の投稿者さん。雨の日は子どもたちが濡れないように雨カバーをつけて、自身もレインコートを着て保育園まで送迎をしているそうです。雨カバーをつけることでお子さんたちが濡れる心配は減るのでしょうけれど、レインコートを着ながら運転することは少々危険が伴うようです。晴れた日とは違ったリスクのある雨の日の自転車送迎、ママたちはどのような危険があると感じているのでしょうか?
雨の日の自転車送迎、こんな危険が潜んでいる
雨の日のママたちの送迎スタイルは、やはり投稿者さんと同じくレインコートに雨カバーが主流。傘スタンドという手もありますが、傘さし運転の禁止や接触などの危険が多いことから、そのような話をしているママはいませんでした。
滑ったり、転んでしまったりする
『私雨の日に前と後ろに子どもを乗せていた。後ろに乗せていた子を保育園に送り届けて、前の子を別の保育園に送迎中、レインコートのフードで前があまり見えなくてポールに衝突した』
『前用のカバーと後ろ用のカバーをつけて乗せていたよ。でもちょっと怖かった。1回マンホールの上を通ってしまい滑ってこけかけたから……』
『道路の素材によって滑るよ。危ない』
レインコートのフードを深くかぶると、どうしても視界が悪くなります。しかし降ってくる雨のため、うつむき加減にならざるを得ないですよね。となれば見える範囲はますます狭くなり、目の前の障害物に気付かずそのままぶつかってしまうことも。大惨事にはならなかったようですが、実際に衝突した経験をもつママもいました。それにマンホールや白線が濡れていると、タイヤで通るには少し滑りやすくなっています。雨の日は通る場所への注意もしなければならないようですね。
雨カバーの中が高温多湿に
『その歳の子が2人いるなら迷わず車。雨が降って気温が高いと蒸し蒸しするのに、カバーをつけられたら蒸し風呂じゃん』
『夏は暑くないのかな? 息苦しくなったりしないのかな?』
雨カバーのなかは防水なこともあり、風通しがあまりよくありません。そのため気温が高いときには、ジメジメとして蒸れてしまうことも。そうなると子どもが息苦しくなったり、気分が悪くなったり、体調面が心配になってきますよね? 熱中症などの心配もあるので、気温が高い雨の日の運転をすすめない意見がいくつかありました。
もしも自転車以外を使うとしたら?
それでは自転車以外の交通手段として、どのようなものがあるのでしょうか?
『雨の日は車だよ。車送迎OKの園だから』
『自転車のときもあるけれど、雨の日は徒歩が多いかな』
『レインコートではきつい雨のときは、バスで少し歩くかタクシー』
もしも子どもが通っている園で車の送迎が許可されているのであれば、雨の日は車で送って行く選択肢もあります。しかし自動車事故が増えないための配慮として、車での送迎を禁止している園は少なくありません。そんな場合はいつもより早い時間に出発して歩いて行ったり、バスやタクシーを使うママもいるようですよ。
どうしても自転車で送迎するならば注意点は?
とはいえ徒歩には時間がかかり、バス停も遠く、タクシー代を痛手だと思うママだっているでしょう。できる限りの注意をして運転していくにはどうすればいいのでしょうか?
『私は雨カバーは使わないで、2人ともレインコートを着せて乗せていました。上の子はレインパンツも履かせて、下の子は上下繋がっているレインコートだった』
『都内の幼稚園だけれど、車での送迎は禁止。徒歩で行くには遠いから、すごく安全運転で自転車に乗っているよ。他のママさんたちも半分くらいは自転車で来ているよ』
雨の日でも自転車で送迎する場合に、雨カバーを使わないという手もあります。子どもたちにレインコートを着せれば、先ほど指摘のあった「雨カバー特有の蒸し暑さ」から逃れることができそうです。しかし一番のアドバイスはやはり「運転するママ自身の細心の注意」。雨の日はいつも以上にまわりをしっかりと見て、危険がないか確認しながら慎重に運転する。危険だと思ったら無理せず自転車から降りる、そして押して進むことが最も大切なことなのではないでしょうか?
雨の日は特に運転に気をつけて!危険の予測をしながら安全に
『4月から保育園に行っていて何回か雨の日があったけれど、今のところ危険なことはありません。ゆっくり走ってマンホールに気をつけています。しっかりしたサンバイザーつきのカッパは視界が良くて快適です。顔も濡れません』
雨の日の自転車送迎で子どもの安全を守るためには、自身がどのような運転をするかが重要になってきます。先ほどママたちから寄せられた危険とともに、もう1つ気をつけてほしいのが「風にあおられてしまうこと」。自転車の脇をトラックなどの大型車が通ると、一瞬突風が吹きます。それにあおられて筆者もバランスを崩したことがありました。幸い転倒はしなかったのですが、かなりヒヤッとした記憶があります。
このように思いもかけない危険はあらゆるところに潜んでいます。自分や大切なお子さんを守るためには、多くの危険を知っておくこと、さまざまな想像力をはたらかせることが重要になってくるのではないでしょうか?
文・こもも 編集・古川純奈 イラスト・くずり