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<奨学金返済>【後編】旦那から「共有財産から出すな」と言われた。夫婦ともに納得できる方法はある?

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前回からの続き。奨学金の返済をめぐって旦那さんとトラブルになってしまった投稿者さん。ママたちから「旦那さんももう少し歩み寄ってくれてもいいかも……」との意見があがるなか、投稿者さんからは「奨学金の返済をしてくれないなんて旦那は器が小さい」とのコメントが飛び出しました。この発言に対して、ママたちからは投稿者さんを諫めるような声があがったようです。

投稿者さん……それは言っちゃいけないんじゃない?

『それは投稿者さん側が言っちゃダメな言葉じゃない? お互いの価値観の違いがわかったってことだと思う。結婚の条件として奨学金は投稿者さんの親が返すという約束だったんだよね? 器が小さいとか投稿者さんが言える立場じゃないよ』

『投稿者さんの奨学金なんだから投稿者さんが返すのは当たり前。旦那さんや義両親の器が小さいわけでもない』

『将来息子さんが結婚してもし「嫁の奨学金を払います」っていうのを聞いたとき、投稿者さんは「いいねぇ!」って賛成できる? 旦那さんも義両親も小さい器の持ち主じゃないよ』

『奨学金だから心理的なハードルが低いのかもしれないけれど、「借金があるけれど結婚します! 返済は2人の稼ぎからしてね!」ってことだよ? まして当初は投稿者さんの親が払う予定だったんだよね? 「約束が違う」となるのも当然だと思う。そこで「器の小さい男」とは思わないな。むしろ投稿者さんのほうから返済方法の話をするべきでしょ』

投稿者さんの怒りが滲んだようなコメントを諭す声が寄せられました。そもそも奨学金は投稿者さんが利用したもので、当初の予定では投稿者さんのご両親が返済をするはずだったものです。旦那さんとしては「話が違う!」と思ってしまっても無理はないでしょう。投稿者さんは旦那さんに対して「申し訳ないけれど返済方法を一緒に考えてくれたら嬉しいな……」くらいの気持ちでいるならばまだしも、「奨学金を返済してくれないなんて器の小さい男!」と怒るのはちょっと違うかもしれませんね。

このままだと離婚問題にまで発展しかねない?

このまま話し合いが平行線を辿ったら最悪の事態にもなりかねないと考えるママもいました。

『これって価値観の違いや結婚観の違いだから、受け入れられるかどうかの問題でもあると思う。配偶者に苦労させたいのか一緒に助け合いたいのかの問題なんじゃないの? 価値観の相違があったときに助け合えない夫婦は、別れるという選択肢しかなくなるよね。配偶者が一緒に助け合いたいと思える相手かどうかという部分が結婚には必要なことだと思う』

今回のトラブルは価値観の違いも大きく関係しているのではないでしょうか。もしこのまま投稿者さん夫婦が「共有財産は使わずに返済するように」「返済してくれないなんて甲斐性がない」とお互いにいがみ合う状況が続いてしまったら、ひょっとしたら離婚騒動にまで発展してしまう可能性も否定できません……。もちろんそれは杞憂かもしれませんが、金銭的なトラブルはそれだけ影響が大きいものなのでしょう。だからこそ今きちんと夫婦間で話し合いをする必要がありそうです。

投稿者さん夫婦が出した結論とは?

さて投稿者さんと旦那さんの間で、話の方向性がまとまり始めた様子ですよ。

『旦那から提案がありました。「生活費から奨学金の残金を払うなら、その分を自分も欲しい」と言われました。要するに生活費から奨学金200万円を返済するなら旦那にも生活費から200万円欲しいということです』

「生活費や貯金から奨学金を返済してもいい」と譲歩する姿勢を見せた旦那さん。しかし条件として「自分も同じ分の金額をもらう」と提案されたようです。つまり貯金から200万円を払うのであれば旦那さんも200万円がほしい、毎月のお小遣いをアップしてそのなかから返済するのであれば旦那さんも同額分を増額したお小遣いがほしいということでしょう。この旦那さんの案にママたちも賛成したようです。

『私はその案に賛成。お小遣いを同額アップして投稿者さんは返済、旦那さんは純粋なお小遣いとして使えるのがいちばん丸く収まると思うよ』

『私もこの案がいいと思う。2人ともお小遣いを収入の2割にあげて、投稿者さんはそこから返済、旦那はお小遣いが増えてラッキー、でいいと思うんだけれどな』

『家計から合計400万円が減っても生活に支障がないならいいんじゃないかな。マイホームの予定とか子どもの学費とか老後資金とかに支障がないなら』

それぞれのお小遣いをアップすることで投稿者さんは奨学金の返済ができますし、旦那さんは自由に使えるお金が増えることになります。お互いに歩み寄るとなると、このアイデアがベストなのかもしれませんね。

奨学金の返済をめぐって思わぬトラブルが起こってしまった今回のケース。「少し助けてほしい」と考える投稿者さんの気持ちも、「自分で返してほしい」と思う旦那さんの気持ちも理解できる気がしますよね……。金銭的なトラブルは夫婦間でさえも亀裂が入ってもおかしくないほどにデリケートなものです。しっかりと話し合ってお互いが納得できる方法を考えることが大切ですね。

文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美

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