朝食を完食せずに登校するわが子が許せない!ママの怒りを抑える方法はある?
毎日の朝食づくりはママが担当、というご家庭も少なくないでしょう。元気に1日をスタートさせるためにも「しっかりと食べきってから出かけてほしい」と願いますよね。ママスタコミュニティには、そんな大切な朝食を「完食せずに登校する」お子さんに苛立ちを隠せない、というママからの投稿がありました。
『子どもが朝ごはんを残したまま平気で学校に行きます。何度も何度も残さないように注意し「食べるまで学校行かせない!」というと食べるようになりましたが、残す日の方が多いです。朝だけに限らず子どもがご飯を平気で残すのが許せません。残さず食べさせるのが当たり前のしつけだと私は思っています』
投稿者さんのお子さんは小学校低学年とのこと。さらに、投稿者さんはこう続けます。
『私が朝からあまりにうるさく言うので近所から「怒る声がうるさい」と苦情があったこともあります。どうしたら良いのでしょうか』
ご近所から苦情が出るほどの声で低学年のお子さんを叱りつけるとは、正直驚きを隠せませんが、投稿者さんが毎日悩んでいる様子も想像できます。この投稿を読んだママたちはどうアドバイスするのでしょうか。
無理強いは絶対反対!
『嫌いなものを無理やり食べさせようとしても、さらに嫌いになるだけだよ』
『朝から「食べなきゃ怒られる……」というストレスを与えるのもどうかと思うな』
『無理矢理食べさせるのが良い食育とは思えない』
「食事の無理強いは禁物」と考えるママが多いようですね。「朝食の時間=怒られる時間」となってしまっては、せっかくの食欲も失せてしまうと心配する声もあります。さらには、
『残さず食べるのを教えるのは大事だけど、その為に遅刻させるのは、ダメだよ。朝から怒ってたら、あなたも子どももストレスたまるだけだよ』
『学校行かせないとか言っちゃ駄目でしょ。朝ご飯が嫌いになりそう……』
「朝食を食べないなら登校させない」「遅刻してでも食べさせる」といった罰則に似た方法は好ましくないと考えるママたちもいます。
食の細い、少食の子どもは必ずいる
『少食なのに食べろ食べろというのはキツいよ』
『目で見ただけでお腹いっぱいになってるのに、食え食えだと食べることが嫌いになるよ』
『胃の許容量は人によって違うし、起きてすぐに食べろって言われても無理だよね』
『元々胃が小さいのかも。食べられない子もいるからね』
『食が細いんでしょ。うちも朝は少ししか食べないよ』
投稿者さんのお子さんは小学生です。まだ胃が小さいのかもしれませんし、もともと少食なのかもしれません。大人でも少食の人はいます。筆者もそうですが、少食の人にとっては普通の人の1人前が「大盛」に感じるものです。投稿者さんのお子さんが元来少食であるのだとしたら、満腹のところに「まだ食べろ」と言われているのに等しいでしょう。そう考えると少し可哀想な気もしてきます。
量を徹底的に減らしてみてはどう?
このお子さんのように「食べない子ども」に対して、何か工夫できることはあるのでしょうか。
『小鳥の餌くらいのごくごく少量にしたらいいと思う。足りなければおかわりすればいいんだから』
『自分で食べられる量をよそわせれば?』
『それならもっと減らせばいいじゃん』
『朝は何かしら食べてほしいから、少量でも良しとしてるよ』
まずはお皿に盛りつける量を「小鳥の餌のごとく」少なくしてみては? という提案です。食事は目でも楽しむものですから、最初からお皿いっぱいの量ではげんなりしてしまうこともあるかもしれません。少しの量を食べきってから「おかわりはどう?」と勧めてみるのも良いかもしれませんね。お子さんにとっても「食べきった」という経験は自信に繋がるのではないでしょうか。
子どもの好きなものだけを用意する
さらなる工夫として、内容を検討してみてはどう? という声もありました。
『好物を出したら食べないかな? うちはヨーグルトとパンで毎日同じ朝食』
『好きなものだけ出せばいいじゃん。うちはシリアルや果物だけとかよくあったよ』
『子どもにメニューをリクエストしてもらってはどう?』
『おむすびとかにしてちょっと変化つけてみるとか、お子さんの好きなおかずを出してみるとか?』
お子さんの好きなものをリクエストしてもらう、というのは良いアイデアですよね。また、パンよりご飯を好むというお子さんもいるかもしれません。わが家も息子以外の家族4人はパン食ですが、息子だけはご飯です。毎朝、息子のためだけにおにぎりを握っていますが、それでもしっかり食べてくれるならお安い御用! と割り切っています。
夕食の時間や内容を工夫してみては?
『夜ご飯食べる時間が遅いとか、食べ過ぎとか』
『夜がっつり食べてたら朝は食べられない人は多いよ』
大人でも前日の夜に満腹まで食べたときや、夕食の時間が遅かった日などは、翌朝になっても何となく消化しきれていないと感じることがあるものです。体の小さいお子さんであればなおのことでしょう。朝食にしっかりと食べさせたい! と考えるのであれば、夕飯の時間や量を検討してみても良いかもしれませんね。
ママのイライラの原因はどこにあるのか
近所から苦情が出るほどにお子さんを叱りつけてしまう投稿者さん。そんなママのイライラの原因はどこにあるのでしょうか。
『なぜそこまで食事にこだわるの?』
『それって食べ物を大事にして欲しいから? それとも自分がせっかく作ったのにその労力を否定されるから?』
叱る理由には「食べ物を粗末にしないでほしい」「作ったものは残さずに食べてほしい」という気持ちもあるのでしょう。また、朝食をきちんと食べて行かないと「学校で授業に集中できないのではないか」「体力がもたないのではないか」という心配があるのかもしれません。いずれにしても、ママのイライラにはいくつもの要素が絡まりあっているような気がしてなりません。
ママの発想の転換が大切
「朝食をきちんと食べてくれない」と悩むことは、決して投稿者さんに限ったことではなく、多くのママが経験したことがあるのではないでしょうか。けれど「朝食を食べなかった分は夕食で補おう」と思えたり「少食なのだから、食べられるものを出そう」とママ自身の発想が転換ができれば、これほどまでに追い詰められないで済むのかもしれませんね。
ママたちからのコメントを受けて、投稿者さんはこう答えています。
『皆さんコメントありがとうございました。あれからかなり量を減らしました。嫌いなものは残しますが、もうガミガミ言わずそのままにしました。朝からお互いにストレスためたくないなと。そうしたらラクになりました』
たくさんのアドバイスに、投稿者さんは少し冷静になって考えられたのかもしれません。
どこのご家庭でも起こりうる「朝食問題」。朝からストレス満載の朝食にするのではなく、気持ちよく「行ってらっしゃい」「行ってきます」が言える家族になれたら嬉しいですね。
文・すずらん 編集・山内ウェンディ イラスト・わたなべこ
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