暴力を振るう夫「でもDVじゃない」普段は優しくてとても良い父親。わが家はちがうはず【後編】まんが
前回からの続き。私や息子に暴力をふるう夫。テレビやネットの情報を見て、今のこの状況は「DV」なのだと思い知らされました。けれどどうしても逃げる勇気が出ません。そんなある日、夫がまた些細なことで激昂しました。
息子の頬を冷やしながら、私は涙が止まりませんでした。息子は全てをかけて私を守ってくれている。でも、私は……?
息子「母さんは大丈夫?」
自分が痛い思いをしてもなお、私を心配し気遣おうとする息子。その優しさに胸が締め付けられるようでした。
私「ごめんね、お母さんがもっとしっかりしていれば……もっと早く行動していれば、こんなことには……本当にごめんね……」
私はついに決意しました。
今まで息子を守れなかったことが母親としてとても恥ずかしく、情けなく……穴があったら入りたいような心境でしたが、勇気を振り絞って言いました。
私「夫に暴力を振るわれています……昨日も息子が、やられました……」
相談したところ息子の頬が赤黒く腫れていて、明らかに暴力の跡があったことから「緊急性が高い」と認められ、そのまま保護施設へ入れてもらえることになりました。
これからは自分の頭で考え、自分で決断し、自分の手足で働いて、息子と共に生きていく。たとえ苦労は多くても、ちゃんと「生きてる」と言えるような生活をしたいと思います。
「結局あんたはお金が一番大事なのね、子どもじゃないのね?」そんな声がどこからともなく聞こえて来たら、今ははっきりと言えます。「私は子どもが一番大事! 子どもの幸せのために、頑張って生きていく!」と。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子
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