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【前編】上の階に住む発達障害の子が水を階下に流している。迷惑というより心配、親に話すべき?

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みなさんはまわりの環境に配慮して、テレビの音量や足音、ちょっとした動作などの物音に気をつけて暮らしていますか? 気にするほど近くに家がなかったり、防音に配慮されたところに住んでいたりする人には縁のない話なのかもしれません。しかしそうでない場合には、「もう夜だから声のボリュームを落として!」「ドシドシ歩かないで!」などと家族に注意することもよくあるのではないでしょうか。
今回の相談者さんは幼い子どもをもつママさん。自身にも子どもがいることから「騒音など迷惑をかけることはお互い様」という気持ちでいたようですが、そうも言っていられない出来事が起きてしまったようです。

『分譲マンションです。上の階に住んでいる5歳の男の子が発達障害(ADHDの主に多動症)だそうです。1度両親揃って「騒音などその他いろいろご迷惑おかけしてすみません」と挨拶に来られました。その際に「別に気にならないし、うちも3歳1歳の子どもがいるのでお互い様なので大丈夫ですよ」と返事しました。

騒音等は気になりませんが、最近になりベランダからバケツに入れた水をひっくり返すようになりました。夕方洗濯物を取り入れているときに上から水が降ってきて、見上げたらバケツが見えました。恐らくその子かなと思い見過ごしましたが、それにハマったみたいで頻繁にするようになり、洗濯物がびしょびしょになる日もあります。

初めにバケツを見かけたときに部屋からお母さんの怒った声が聞こえて、きっとそのまま部屋に連れ戻されたんだろうと思います。お母さんもバケツに水を入れて下に落とそうと思っていたことは知っているようですが、本当に水を落としていることは知らないのかな? って感じです。

管理会社に言いたいところですが、挨拶に来られた際に「お互い様」と言ったので苦情は入れない方がいいのでしょうか。その際の挨拶は“これから何があったときも容認してください”というものだったのかと思うと悩みます。主人に相談すると「もう少し様子をみよう。きっとご両親も大変だろうし、当分は部屋干ししてみたら?」とのこと。どうするべきか悩んでいます』

上の階のベランダから水が降ってきたら、誰であっても驚きますよね。洗濯物が濡れてしまった場合、もう1度洗濯をするにも手間がかかりますし、もしも水ではない物が入っていたとしたら……シミがついたり汚れたりする可能性もあるでしょう。けれども上の階からバケツをひっくり返しているであろうお子さんが発達障害であることと、挨拶の際に自身も「お互い様なので」と言ってしまったことから、苦情を入れても良いものなのか悩んでいるようです。

注意欠陥・多動症(ADHD)とは?

相談者さんは上の階のお子さんに発達障害があることから、注意することで「追い詰めてしまうのではないか」と心配しているようです。相談者さん自身も調べてみたようですが、注意欠陥・多動症(ADHD)とはどういったものなのか見ていきましょう。

e-ヘルスネットによると、注意欠陥・多動症(ADHD)とは……

『「不注意」と「多動・衝動性」を主な特徴とする発達障害の概念のひとつです』

特徴としては……

『「不注意(活動に集中できない・気が散りやすい・物をなくしやすい・順序だてて活動に取り組めないなど)」と「多動-衝動性(じっとしていられない・静かに遊べない・待つことが苦手で他人のじゃまをしてしまうなど)」が同程度の年齢の発達水準に比べてより頻繁に強く認められること』

このような症状があると記されています。

引用:e-ヘルスネット 稲垣真澄 加賀佳美「ADHD(注意欠如・多動症)の診断と治療」 厚生労働省(2020)

上の階のお子さんはこのうち、多動症の症状があるのですね。「じっとしていられない」「静かに遊べない」がゆえにバケツの水を下に落とすことに夢中になってしまったのなら、もしかしたらこれからもこの遊びを繰り返すことになるかもしれません。

我慢をするのではなく、上の階の両親に知らせた方が良いと思う!

相談文に「頻繁にするようになり」とあったことから、「今後のためにも伝えたほうが良いのでは?」というコメントが圧倒的多数でした。

『言ったほうがいいと思う。相手の方も常識ある人みたいだから知らないんじゃないかな。言ったら謝罪して気をつけるような気がする。相談者さんも旦那さんも思いやりがあって優しいね』

『バケツの水は通行人や、相談者さんの下の階にはかからない位置なの? 相談者さんは事情が分かっているから我慢できるけれど、他にも被害者がいるようなら大変だよね』

トピックの他のコメントからも、相談者さんが上の階の親子のことを思いやっている気持ちは十分に伝わってきます。しかしマンションという事情もありますし、「相談者さんが我慢をすればいい」という話だけでもなさそうです。このまま上の階の子が同じ行動を繰り返せば、他の階からの苦情だけでなく、より危険なことが起こる可能性も懸念されます。それは一体どのようなことなのでしょうか。

後編へ続く。

文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・ももいろななえ

※発達障害の診断は、この記事に記載されている行為のみで判断されるものではありません

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
上の階に多動症の男の子