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妊活で求めたいサポートは?約3割が「2021年に妊活・不妊治療を行う」と回答

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政府が2022年度に不妊治療の保険適用を拡大する方針を示したことで、不妊治療を巡る状況が大きく変化しつつあります。一方でコロナ禍における昨今、妊活や不妊治療に不安を持っている人も少なくありません。株式会社エバーセンスは、育児アプリ「ninaru baby」利用者で第2子を希望する女性775人を対象に妊活や不妊治療に関するアンケート調査を行いました。その調査結果をご紹介します。

約4割が「妊活や不妊治療へのサポートが増えている」と回答

今回の調査は10代が1名、20代が114名、30代が532名、40代が128名と幅広い年齢層が対象です。まず、菅政権が政策として掲げている不妊治療の保険適用拡大について聞いてみると、92.7%が「賛成」と回答しました。
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「妊活や不妊治療に対するサポートが増えていると感じるか」という質問では、「とても感じる」「少し感じる」が40.8%と4割を超えました。
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『私が不妊治療をしていた5年前に比べたら助成金の面が改善されていると思う。また、不妊治療の職場内の理解も得られやすくなったように感じる』

『自分の妊活には間に合わなかったが、保険適用拡大の方向になってよかった。しかしまだまだ支援は足りていないと思う』

『「不妊治療中の方への対応(休業等)を行う企業が増えてきた」というニュースを見たため』

『不妊治療について発信する人が増えたことで、これまでよりは認知されるようになってきたと思う』

『特別なことではなくなっている。自治体によっては費用補助やコミュニティ作りなどがある』

といった意見があり、職場内の理解が得られやすくなったなど社会的な関心が高まっていることに加えて、助成金や補助などの金銭的サポートが増えていることを感じている人が多いことがうかがえました。

「仕事をしながらの不妊治療は困難」サポートの少なさを感じる人は約3割

一方で、同じ「妊活や不妊治療に対するサポートが増えていると感じるか」という質問に対して、「あまり感じない」「全く感じない」と答えた人は28.3%という結果に。その理由として、まだまだ妊活や不妊治療を行う上で大きな負担を強いられている現状が見えてきます。

『治療院はとても混み合っており、時間的な投資も大きい。周囲の理解がなければ継続できず、治療中はどこか肩身の狭い思いをすることになってしまう』

『仕事をしながらの不妊治療は困難。経済的・精神的不安が思っている以上にある』

『妊活中であることを上司に伝えづらい。仕事を任せてもらえない不安がある』

『精神的に辛い思いをする人が多いので、メンタルケアもセットでサポートするのが望ましい』

『子どもは自然にできるものという考え方が世間の主流に感じる』

国の政策に限らず、周囲の理解や職場における休暇制度の整備などまだまだ改善すべき点はありそうです。

コロナ禍の妊活・不妊治療で必要なサポートは?

妊活・不妊治療において求めるサポートは、金銭面での支援や正しい情報発信、時短勤務やテレワークの理解促進といった項目が上位に。周囲の妊活・不妊治療に対する理解が深まらず、ただでさえ大変な妊活と仕事との両立がさらに困難になることを不安視している人が多いことがうかがえます。
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約4人に1人が2021年「妊活・不妊治療をする」

2021年、妊活や不妊治療に取り組むか否かについての質問に、26.1%が「する」と回答。そのうち83.8%が「年齢を考慮すると延期したくなかったから」という理由でした。一方で「しばらく延期する」「やめることを検討/やめる」と答えた人は13.1%。その理由に新型コロナウイルスを挙げた人は意外にも29.7%にとどまったため、他のさまざまな理由から直近の妊活や不妊治療について積極的な答えを出せない人が多いことが垣間見えました。
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コロナ禍の妊活・不妊治療でもっとも不安なのは「感染時の胎児への影響」

コロナ禍における妊活や不妊治療の不安点については感染リスクの不安だけでなく、年齢による焦り、平常時とは異なる妊娠生活や出産、外出自粛によるストレス、収入の減少など多くの不安要素が浮き彫りになりました。
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コロナ禍での妊活や不妊治療に対して不安を感じる人も多く、周囲の理解やサポート、金銭面の支援という課題も浮き彫りになっているとも言えます。妊活や不妊治療に対して理解や支援が少ないという不安は、いままでもずっと多くの人が抱えてきました。コロナ禍の今だからこそ、社会全体として男女ともに妊娠や生殖に関する正しい知識を得て、子どもを望むすべての人を温かく見守る体制作りが求められているのではないでしょうか。

文・秋山悠紀 編集・木村亜希 イラスト・もっちもちふっわふわ

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