2021/02/16

【後編】マンションのロビーで騒ぐ小学生にもう限界！ソファはボロボロ、自転車まで乗り入れ……どう解決したらいい？

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分譲マンションの広いロビーに、毎日放課後になると小学生が集まってきて困っているママからの相談が寄せられました。子どもたちは鬼ごっこをして走り回ったり、ソファに土足で上がってボロボロにしたり……。あげくの果てにはオートロックの内側に自転車を乗り入れてくるなど、問題行動が目に余るそうです。しかもマンションの住人の子どもたちではなく、注意しようにもどこの誰かも分からないとのこと。
困り果てたママの相談を受け、コメントには迷惑行為の解決につながる方法が寄せられました。見知らぬ小学生がロビーに集まって遊ぶのを防ぐにはどうしたらいいのでしょう？　ママたちのアイデアを見てみましょう。

ソファなどロビーにある備品を撤去する

『文句を言って、一時的にソファを撤去してもらう。プランターのお花をいくつかおいて、遊び場にならないように工夫する。ソファがあって、動きやすい場所だからたまるんだよ』

『おさまるまでソファを撤去した方がいいんじゃない？　うちのマンションは庭への立ち入り禁止になったよ。あまりにも片付けなかったり、時間考えずギャーギャーうるさいから』

ロビーに置いてあるソファやテーブルなどは、住人や来客にとって心地よい空間を作り出しているもの。しかし遊具代わりに遊ぶような子どもたちには楽しい場所と思われてしまう原因になるかもしれません。思い切って置いてあるソファを撤去したり、プランターなどで仕切りを作って走り回れなくしてはどうかというアイデアが寄せられました。小学生にとって不便で遊びにくい場所になれば、きっと溜まり場にされることもなくなるでしょう。

小学校など子どもに関する相談先に連絡する

『同じことがあった！　学校の先生がまだいる時間帯に学校に電話して、すぐに来てもらったよ！　直接注意してくれた。電話は匿名で大丈夫。おかげでそれ以来、全く子どもたちがいなくなったよ』

『小学校に言ったら先生が来て注意してくれるし、学校でも言うし、ひどいときはお手紙で親にも知らせるよ』

同じことが起きたとき「最寄りの小学校に連絡して解決した」というコメントもありました。ロビーで起きている迷惑行為を相談したところ、学校の先生が見回りに来て直接注意してくれたそうです。
なお放課後の見回りはこれまで学校や教師が担ってきた業務のひとつでしたが、今後は内容に応じて地方公共団体や教育委員会、地域ボランティアなどが担う方向に。もしかしたらお住まいの地域によっては小学校以外の相談先が設けられているかもしれません。地域の大人たちが連携し、より多くの目で子どもたちを見守れるといいですね。

参考：文部科学省｜学校における働き方改革に関する緊急対策【概要】（平成29年12月26日文部科学省）

管理会社などに相談する

管理人さんなどが常駐しているマンションでは、トラブルが起きないようロビーで遊んでいる子どもたちに声をかけてもらえることもあるそう。

『うちのマンションはコンシェルジュのお姉さんたちと管理人のおじさんたちがいつも叱るし、毎日見てるからコミュニケーションを取ったりもする。子どもたちの名前まで覚えてて声かけしたりもしてる。ひどい子がいたら出禁にするし学校にも連絡してたよ。500世帯の大型マンションです』

ただ常に誰かがロビーにいるわけでなければ、子どもたちの行動をずっと見ているのは難しいかもしれません。住人から管理会社へ直接トラブルの内容を報告する方法もあるようです。

『例えば大手の管理会社だったら、困ったことがあったら連絡先を書いた用紙とか配られない？　そこに連絡する。もしくは購入したときの会社に連絡する。管理人が解決できないときは、報告書に書いて上司に相談するシステムになっている』

時間の経過とともに自然とおさまるもの

小学生の子どもたちはいずれ成長するはず。中高生になってまでマンションのロビーを遊び場にするとは考えにくく、今の状況はずっと続くわけではないと励ます声もありました。数年前に同じ経験をしたというママからは、騒がしかった当時を振り返るコメントが届いています。

『けど子どもたちも成長するから5～6年もすれば自然と集まらなくなるよ、すっかり静かになった。子どもたちが集まらなくなってからソファ買い換えたけど、綺麗なままだわ。逆になんか寂しく感じるよ』

子どもたちも大きくなるにつれ、きっと自分たちの行為が迷惑だったと理解できるようになるでしょう。ソファに土足で上がってはいけない、建物内に自転車を乗り入れてはいけないなど、大人たちに注意されることで学ぶ機会もあるかもしれませんね。たとえ見知らぬ子たちであっても、地域全体で見守ってあげる姿勢は大切なはず。マンションの住人たちと協力して見回りをするなど、直接の注意をためらう気持ちから一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

文・井伊テレ子　編集・山内ウェンディ　イラスト・むらみ

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