【後編】不倫をされる側にも原因はあるのか。不倫した人・された人・不倫と無関係な人、それぞれの答えとは?
不倫された人に「不倫をされる方にも原因がある」と言った、投稿者さんのお友だち。その発言を受けて「不倫をされる側にも問題があるのでしょうか」と投稿者さんは疑問を投げかけてくれました。ママたちからは「ないとは言い切れないかもしれない」との声が聞こえてきました。しかし一方で反対の意見も寄せられましたよ。
不倫はしてはいけないこと。被害者に原因はない
『どこの夫婦の間にも問題はある。そのたびに不倫するわけ? 自分のやましさを相手のせいにしているいちばん卑怯な言い訳だよ。家族や周囲を傷つけて迷惑をかけているだけ。想像力のない卑怯者のすることだよ』
『不倫はしてはいけないことなんだから、もし配偶者に「もう愛がない、他の人と付き合いたい」と感じる状態ならきちんと離婚して独身に戻ってから恋愛しないと。悪いのはほぼ100%不倫した人間。たとえばセックスレスはつらいからそれが離婚の原因になるケースは多いし、十分離婚の理由になりうるよね。でも浮気をしていいという理由にはならないんだよ』
『不倫される側に原因なんてない。原因があるというのは正当化したい人の言い訳。「女として見られないから仕方ない」なんて論外、異性として見られなくなるのはお互い様』
『探せば誰でも悪いところくらいあるでしょ。それをわざわざ不倫される原因ということにするのはよくないと思うな』
「不倫された側に原因はない」と考えるママたち。たとえ配偶者に改善してほしい点があったとしても、それを理由に不倫に走るというのは決して正しい行為ではありません。もし本当にほかの人に心を奪われてしまったのだとしたら、きちんと話し合って婚姻関係を解消してから行動するべきですよね。自身の過ちを相手のせいにするというのは、卑怯だと考えられても無理はないのではないでしょうか。
自分を正当化する流れは、いじめと変わらないかもしれない
『原因はあるかもしれない。でもだからって不倫していいわけじゃないよね。「いじめはいじめられるほうに原因がある」という主張と一緒。なにか気に入らないことがあってもいじめていいわけじゃない』
『いじめと一緒かなと思っている。原因がある場合もあるだろうし、これといった原因が相手にない場合ももちろんあるだろうし。原因があるからって、正当化できることでもないというところも一緒』
『不倫するくらいなら別れたらいいし、いじめるくらいなら関わらなければいい。その選択をしなかったことを責任転嫁するのは違うと思う』
不倫をいじめに例えて「たとえ相手に原因があったとしても決して正当化できる行為ではない」と話すママたちも現れました。いじめの場合も「いじめられる側にも原因がある」と主張する人は一定数いるでしょう。しかしだからといってその相手をいじめていいということにはなりません。相手と馬が合わないと感じるのであれば、相手を攻撃するのではなく適度な距離を保つなどの付き合い方を考えるべきでしょう。不倫もこれに似ていて、配偶者をないがしろにして不倫をするくらいなら夫婦としての関係にピリオドを打った方がいいのかもしれません。
不倫をしたい気持ちになってしまうとき。女性たちの赤裸々な意見
「不倫をしたいと考えてしまうことがある」と正直な気持ちを話してくれたママさんもいました。
『旦那にムカついて「誰かに優しくされたい」と思ったことがある。だから不倫する気持ちはわからなくはない』
配偶者に不満を抱えているときや怒りが爆発してしまったときなど、「ほかの人に優しく接してもらいたい」と感じることは誰しもあるものかもしれません。だからこそふと不倫したいと思ってしまう感情はわからなくもない……ということなのでしょう。
『まったく同じ気持ち。でも子どものことを考えたら絶対に不倫はできない』
『わかる。でも誰かが悲しむと思うと絶対にできない。当たりどころがなくモヤモヤしている。離婚しても子どもたちを傷つけるし、親も悲しむし。自分が我慢するしかない。苦しいよ』
『子どもたちもだけれど、年老いていく親にも迷惑をかけたくないよね。私は不倫というか、少しだけ違う男性と話したりしたいなと思っても踏みとどまる』
この告白に対してほかのママたちからも賛同の声が寄せられました。不倫したいと考えてしまうことと、実際に行動に移してしまうことは紙一重のようで大きな違いがあります。それをきちんと理解しているからこそ踏みとどまっている人も多いのではないでしょうか。みなさんが悩みながらも正しく生きようとしている気持ちがよく伝わってきますね。最後に投稿者さんもコメントを寄せてくれました。
『そんなにつらい思いになるまで苦しんでいる人もいるのに、不倫できちゃう人もいる。生きるってなんだろう』
「生きるってなんだろう」……投稿者さんが最後に投げかけた疑問は、私たちひとりひとりにとって人生の最大のテーマなのかもしれません。
配偶者に責任を押し付けながら不倫をし続ける人もいれば、「正しくあるべき」と苦しみながらも清く生きる人がいるのも事実です。人によって価値観はさまざまかもしれませんが、ひとつだけ言えることは「不倫をしたらその裏で傷つく人がいる」ということです。誰かを悲しませないためにも、人の道に外れた振る舞いはすべきではないのでしょう。
文・motte 編集・しらたまよ イラスト・Ponko
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