誰とどこに遊びに行くか、高校生の息子に尋ねるのは変?パパが苦い顔をする理由って?
出かけるときは「誰と」「どこに行き」「何時に帰るか」を伝えるよう、わが子に教えている家庭は多いことでしょう。仮にケータイなどを持たせていたとしても、子どもが安全かどうかはやはり心配です。ただ子どもが小学生の頃はそれが当たり前だったとしても、成長して高校生ともなるとどうなのでしょうか。
わが子が出かける前も後も、普通に会話。これって変なの?
高校生の息子さんを持つママからの、ママスタコミュニティへの投稿です。投稿者さんは息子さんと今でも「どこに誰と行く」といった会話をしているそうですが、ダンナさんがよい顔をしないのだとか。
『息子が出かける前に「どこに行く?」「誰と遊ぶ?」とか、帰宅してからも「何を買った」「何を食べた」「誰々がこんなことを言っていたよ」とか。私はそういう会話を普通にするんだけど、ダンナがイヤそうな顔をする。これって変なのかな?』
同じような会話をしている家庭もあるようです。
『出かけるときには聞くし、帰ってきてからも普通に会話するよ。「どこに行って、何を食べた」とか「おもしろいことがあった」とか』
『私も高校生の息子がどこかに行っていたら普通に聞くし、会話をするよ。聞き込みというより、コミュニケーションじゃない?』
ごく当たり前の家族のコミュニケーションとしての会話、という認識です。子どものほうからわざわざ話してくるという家もあります。
『行く前は息子自ら報告してくる。帰ってきたら帰ってきたで、「何を食べた」とか話してくれる』
『うちはする。するというか向こうから話してくるから、聞いている。「こんなのを食べた」と写メを見せてくれたり。買った洋服も見せてくれたりもするよ。彼女からのプレゼントも見せてくれた。でもこれをダンナにはしない。なぜなんだろう?』
こうした傾向を「今どき」と考える人もいます。
『世代なのかもね。うちには男子がいないけど、周りの子たちを見ていると過干渉とはまた違う感じ。昔より男子がオープンになっている雰囲気を感じる』
「詮索されたくないだろうから」と、あえて聞かないママも
「聞かない」というママたちも、もちろんいます。中学生のときほど激しい反抗期ではないのかもしれませんが、やはり難しいお年頃。親として気を遣うこともありそうです。
『毎回聞かれたらうざいだろうから、聞かない。聞くのは、子どもが泊まりに行くときくらい』
『自分が高校生の頃はそういうのを聞かれるのが、詮索されているみたいで本当にイヤだったよ。息子は誰とどこに行くか言ってから出ていくことが多いけど、私からはわざわざ聞かない。投稿者さんのところは、息子がイヤがっていないのならいいんじゃない?』
とはいえ何も聞かないでいると「いつ帰ってくるのか」「ご飯は帰宅後に食べるのか」などが不明なまま。ご飯を準備する側の都合もありますよね。それもあってか比較的多かったのが、「出かける前には尋ねる」という家庭でした。
『出かける前に、行き先は聞くよ。ただ帰宅後にこちらから何か聞くことはないわ。うちの母親が根掘り葉掘り聞く人で、すごくイヤだったから』
『誰とどこに行くかは、出かける前に聞く。帰ってきて「楽しかった?」くらいは聞くけど、子どもが話し出すまではあれこれ聞かない。上の子は会話やおもしろかったことをいろいろ報告してくるけど、下の子はまったく話してこない』
ダンナさんがイヤな顔をする理由を考えてみよう
投稿者さんのところは息子さんがイヤがる素振りもなく話してくれるのですから、”そういう家庭”として何も問題はなさそうです。ただ不思議なのが、どうしてダンナさんがそれによい顔をしないのか、ということ。
傍(はた)で見ていて”うざい”から?
『ダンナがイヤそうな顔するのって、「そんなこといちいち聞くんじゃない、うざっ!」ってこと? 息子がイヤがっているのなら、わかるけど』
『うちはわざわざ聞かない。聞き方にもよるんじゃない? ダンナがイヤそうな顔をするくらい、うざい聞き方をしているんじゃないの?』
まず考えられるのは、やはりこれですね。しかし何度も言うように、息子さんはイヤがってはいない様子。ダンナさんがイライラする必要はないようにも思えますが……。
疎外感を抱いてしまうから?
さきほどのコメントにもありましたが、「子どもがママには話してもパパには話さない」という家庭もあるようです。
『どこに誰と行くか、何時頃まで遊ぶ予定か、夕飯はどうするのか。とりあえずこれは聞く。息子には「いちいち聞かなくてよくない?」と言われたけど、カギを持たずに出かけることもよくあるから。夫は普段あまり家にいないし、育児はずっと私に丸投げだった。だから友達の話をされてもわからないし、聞きたくても聞けないみたい。私と話しているところに聞き耳を立てて、情報を得ようとしている』
『うちは私とはそういう話をするけど、ダンナが話しかけると言葉をにごす。ダンナはおもしろくないみたい。息子にひと言ふた言嫌味を言ったり、オヤジギャグを言ったりするから面倒くさいんだと思う。私もダンナと話していると、イラつくわ』
ママのほうがパパよりも聞き上手な家庭なのかもしれませんね。普段から会話があり、ちょっとしたことでも楽しそうに聞いてくれるママのほうが話しやすい……。そんな子どもの素直な思いも影響している可能性があります。
また「誰と行くの?」と尋ねて返って来た名前がまったく知らない子だったら、なかなか会話は成り立ちません。投稿者さんと息子さんが気軽に会話できているということは、息子さんの交友関係をある程度把握しているのでしょう。でもダンナさんにはわからない、のかも? もしかすると投稿者さんのダンナさんは、ちょっと疎外感を味わっているのかもしれません。それがあまり育児に関わってこなかったツケかはわかりませんが、「イヤそうな顔をする」のが気になるのなら、なるべく会話に迎えてあげるよう意識してみてはどうでしょうか。
『うちは誰と遊んだ、何を食べた、何を買った、くらいなら聞くかな。会話の内容までは聞かない。ダンナは別にイヤそうな顔しない。家族みんなが誰と出かけたとか、遊んだ内容とかを普通にしゃべるよ』
その日の出来事を家族みんなで共有し合えば、毎日の食卓も盛り上がりそうですね!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・カヲルーン
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