休ませる?休ませない?疲れて「学校行きたくない」と言うわが子に、返したい言葉とは
普段は元気なママだって、「今日は何もしたくない」と思うときはありますよね。それは子どもだって同じこと。いつもは笑顔で登校している子だって、「今日は学校に行きたくないな」と思う日がありそうです。
「行きたくない」と言い出したときに返す、わが家の決まり文句
ママスタコミュニティで見つけたのが「子どもが疲れて『学校に行きたくないな』と言ったら、なんと返す?」というトピックです。小学校、中学校、さらに高校その先と、10年以上になることが多い学校生活。お子さんから「学校に行きたくない」と言われた経験のあるママは、少なくないようです。
『「どうした~?」と聞く。うちは疲れているだけなら、おいしいものを食べさせれば復活する。何かに悩んでいる場合も、私に話せばだいたい復活。話をしてもダメそうなら、1日くらい休ませる』
『娘の場合は話を聞いて励ましてあげても、結局行かない。息子の場合は話を聞いて励ましてあげれば、なんだかんだで納得して行く。帰ってきたら好物を作ってあげて、ねぎらう。疲れるのは娘の対応』
『下のふたりには「疲れるよね。好きなお菓子を用意しておくから、頑張って行っといで!」と言う。ただ長男は、学校も友達も大好き。だから言われた瞬間休ませる』
寄せられたコメントを見ていると、その親子なりのパターンができあがっている場合もあるようです。あえて「休んでもいいよ」と返す”お決まり”もありました。
『ときどき言うことがあるけど「今日1日、お休みする?」と聞くと、「イヤだ。行く」となる』
『「休んでいいよ」と言うと、うちの子は「いいわけない!」と言って学校に行く』
なんとなく言ってみたかっただけ、というわが子の気持ちを読んでいるのでしょうね。
たまには休ませるのもアリ。”学校大好きっ子”は、即「休ませる」
先ほどのコメントにもありましたが、普段から学校が大好きな子の「行きたくない」はママたちも深刻に受け止めるよう。
『「どう疲れたの? 休む?」と聞く。休日のたび「早く学校に行きたい!」と言っている子だから、自分から「休む」と言い出すのは何かあるのかなと思う』
『体調とかを聞いて、状態によっては病院へ連れていくかな。今まで一度も「行きたくない」と言ったことがないので。学校が大好きみたい』
それ以外でも、休ませることに肯定的な意見はありました。
『「休んだら?」かな。年に1、2回なら。大人でもなんとなく休みたい日はあるから。1日休んで、気持ちをリセットできることもある』
休ませたことでお子さんの気持ちがリフレッシュした、という実体験も。
『小学6年生の娘。少し前に友達関係でいろいろあり、「疲れたから休みたい」と言い出した。迷ったけど、「じゃあ、たまには休む?」と。土日も習い事で、普段は本当に全然休みなしだし。遊びグセがつくと困るから、私はスマホやタブレット、ゲーム類をすべて隠してから仕事に行ったよ。家にひとりで退屈だっただろうけど、リフレッシュはできたみたい。あれからはちゃんと楽しそうに学校に行っている』
「休ませる」というママたちも、そこには事情があったり、「〜なら」という条件付きだったり。休ませることに全面的に賛成というコメントはありませんでした。
子どもの気持ちにまず寄り添う。「ママも行きたくない」返しも!
一方で「休みたい」と言われた場合に、「ダメ。行きなさいと返す」というコメントもゼロでした。一度は子どもの気持ちを受け止めてあげるママたちが多くいます。
『小学5年生男子は、日曜夜にたまに言う。「行きたくないのか〜」とオウム返しに言うけど、月曜朝には何も言ってこないからそのまま』
『「わかる、なんか眠いよね。週末まであと○日だ、頑張ろう」って感じだよ。休む休まないの話にはならない』
『「じゃあ、夜に好きなものを食べに行く?」とか「土日はどこ行きたい?」と楽しい提案をして、気分を盛り上げてみる。単純に疲れているだけなのか、何か行きたくない理由があるのかは探る』
なかでも多かったのが、「”ママも同じだよ”で返す」という対応でした。
『「お母さんも仕事に行きたくないわ〜。でも娘ちゃんも一生懸命頑張ってくれているから、お母さんも頑張る。今日も一緒に頑張ろうね! 帰ったら、おいしいおやつ食べよ!」って言うかな』
『「じゃあ、ママも疲れたから仕事休もっかな。代わりに誰に行ってもらおう?」と言う。「いや、それはアカンやろ」と言って、お互い出勤・登校する感じかな』
お仕事をしていない専業主婦のママの場合は、こう返しているそうです。
『「お母さんも疲れて家事したくないわ。でもみんなそれぞれやらなきゃいけない分野があるから、仕方ないさ」と、流す』
「ご飯を作りたくない」「洗濯も掃除も面倒」「塾の送り迎えもしたくない」と、延々言い続けると納得してくれる子もいるそうです(笑)。
本気で行きたくないのか、ただ言っているだけか。大事なのは見極め
さまざまなコメントが挙がるなかで、ママたちが心配していたのはこんな事態です。
『よく話を聞いてあげて。子どもが「疲れた、疲れた」と言っていても「みんな疲れているんだよ」と流していたら、ある日ご飯が食べられなくなった。いじめがあったよ』
「疲れた」の言葉の裏には、つらい気持ちが隠されていたのでしょう。深刻な状況にいる子をさらに追い詰めることだけは、避けたいですよね。しかし、その一方でこうした心配も。
『それくらいで休ませちゃっていた家庭が、のちのち不登校で悩むんだよね。身近にいる』
休みグセがついてしまうのも困ります。だからこそママたちは、子どもの様子をじっくり観察しながらかける言葉を考えているよう。
『「みんな疲れているんだよ!」「そういうときってあるよね。でも頑張ろうよ」「お母さんも疲れているから、ご飯作らなくていい? そんなわけにはいかないよね。やることはやらないと」「どうした、何かあった?」「お休みしていいよ。家でゆっくりしてもいいし、どこか遊びに行っちゃう?」。子どもの深刻度と生活態度によって、対応は替えている』
いくつかパターンを準備しておいて、様子を見ながら対応するのがよさそうです。とくに長期休み明けは、子どもの「なんとなく行きたくない」気持ちも重くなりがちです。ママは共感したり励ましたりしながら、あたたかく見守ってあげてくださいね!
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・Ponko
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