【前編】うちの子は野球部。それなのに「野球なんてダサいよね?」という子どもにサッカーをさせている義姉の言葉……
子どもが中学生になると、学校の部活動に入ることも少なくありません。子どもがやりたいと思った部活動に入るが一番なのですが、ときに周りの人から心ないことを言われてしまうこともあります。ママスタコミュニティにこんな投稿がありました。
『中学生の子どもが部活動で野球をしています。義姉から「野球なんてダサい。どうしてサッカーをやらせないの? もしかして貧乏なの? サッカーの方がモテるのに」と言われました。「は?」という感じです。ムカつく』
子どもが野球部に入っている投稿者さんと、サッカー部に入っている義姉では、考え方が違うようです。義姉からサッカーの方が格好いいしモテる、お金がないとやらせることができないというニュアンスのことを言われてしまいました。ママスタコミュニティの中にも、子どもが野球やサッカーをしているママがいることでしょう。いろいろな意見がありそうですが、まずは学校における運動部活動の位置づけを確認しておきましょう。
運動部の活動を通じて得られるものとは?
部活動とは生徒が自発的自主的に参加するものですが、全般的に学校教育の一環で、スポーツや文化、科学などに親しみ、その中で学習意欲や責任感、連帯感が自然と養われていくことが期待されています。当然ながらそれに含まれる運動部活動も同様の位置づけがされていて、生徒はスポーツに関わることで、他者を尊重、協同したりする精神を育み、実践的な思考力や判断力を養っていきます。努力することで達成感や充実感を得ることもあるでしょう。運動部の活動を通じてスポーツを継続していける能力が備われば、生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を送れるようにもなるはずです。あらためてこうした部活動の意義を知ると、スポーツの種別で学びや成長に違いが生じるとは考えにくいようにも思いますね。
義姉はちょっと視野が狭いだけ
義姉の発言に戻りましょう。
『「義姉さんはそういう考えなんですね~、ふーん、へ~」とひたすら半笑いで流す』
『視野が狭い義姉だわね』
もちろん考え方は人それぞれですから、義姉の考え方にも一理あるとも言えるでしょう。ただモテるかどうか、格好いいかどうかなど、見映え的なものにこだわってしまった結果、主観としてサッカー>野球だという発言に繋がってしまったのかもしれませんね。
野球もサッカーも素敵だよ
『私は野球派だな。甲子園とかすごく好き』
『野球を頑張っている子たちだって、本当にカッコよくて、一生懸命な姿に感動する』
『サッカーはボールさえあればどこでもできるし、世界中で人気がある。サッカーをやっていると海外でもすぐに友達ができると知り合いの男の子が言っていた』
筆者も子どものころからテレビなどでスポーツ観戦をしてきましたが、野球で言えば甲子園で闘う球児たちの姿には心打たれることがありましたね。サッカーならばFIFAワールドカップを見て「足しか使えないのにすごいな」なんて思った記憶があります。それぞれに面白さや魅力があり、そして実際にプレイを見るとドラマがあります。だからこそ甲乙はつけがたいと感じてしまいます。
子どもが野球部に入っている投稿者さんが、義姉から「サッカーの方がいい」といった内容のことを言われました。女の子にモテるとか、お金がないとやらせることができないなど、部活動本来の意義から外れてしまった発言もあります。これに関しては、「ちょっと違うのでは?」と思ってしまうのが正直なところではないでしょうか。
後編へ続く
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