【後編】ダラダラする2歳の娘にイラつくママ。「何を求めているの?」と非難の声が……
寝っ転がったり、ウロウロするばかりの2歳のお子さんに対し、「自主的に遊んでくれない」と苛立ちを感じている今回の相談者さん。しかしママスタコミュニティのママたちからは、相談者さんへ「2歳の子どもにだって性格がある」と非難の声が殺到しました。
2歳児にも性格や個性がある
みなさんからの「2歳で自主的に楽しいことを見つけるのは難しい!」とのコメントを受けても、相談者さんは“2歳のイメージ”を捨てきれないようです。
『2歳の子ってちょこまか動き回るものなんじゃないですか?』
『何十人も2歳児を見ています。2歳児って朝から晩までちょこまかするものですよね?』
相談者さんは「自分の子どもはなぜ自主的に遊ぶことができないのか」を心配するあまり、子どもを小児科の先生など専門家のもとへ連れて行ったこともあるのだそう。
『保健センター、何軒かの小児科、相談すべきところにはたくさん行っています』
ただ親が一生懸命遊び方を教えてあげたとしても、自主的に遊ぶかどうかは子どもの性格や個性によって差があります。「育児本にはこう書かれていた」、「まわりの子はそうしている」などと、物事をひとまとめにして自分の子と比べようとしなくてもよいのではないでしょうか。
『保育園で働いていたことがあるけれど、大人しい子、のんびりな子、普通にいますよ。おもちゃよりお話が好きな子、本が好きな子、みんなが遊ぶのを眺めている子。みんながみんなちょこまか動いているわけではないです』
『上の子が多動で小さい頃大変だったから、今下の子がゴロゴロしながらのんびり過ごしてくれるのがすごく助かっているよ。もうすぐ2歳になるけど、ダラダラしているなんて思ったことないな。自分のしたいように、リラックスして過ごしているんだよ、きっと』
相談者さんが言う「2歳はちょこまか動くはず」という言葉は、「女の子はピンク色が好きなはず」、「男の子はままごと遊びをしない」という偏見と同じようにも聞こえます。しかし現実には青色が好きな女の子もいれば、ぬいぐるみ遊びが好きな男の子もいるでしょう。ぼーっとしているのが好きな子もいれば、外で遊びまわるのが大好きな子もいるのです。
子どもだって1人の人間。性格まで支配できないことを理解して!
『なんであなたの言うその「普通」に当てはめないといけないの? 実際あなたの子はちょこまかしてないんでしょ? だったらそれに合わせた育児するしかないじゃん』
『あなたの娘さんは、一人の人間ですよ。あなたの所有物ではないです』
『ママさんもいろいろ考えて辛いと思うけれど、「この子はこういう性格なんだ」って受け入れてあげたら楽になると思うよ。大人だっていろんな性格の人がいるし、みんなが同じじゃないからね。頑張ろう!』
相談者さんはその他にも「娘にとって大切な2歳の時期、ダラダラばかりして過ごすわけにはいかなくないですか?」、「昼寝の前後ならいいのですが、朝起きて2時間もぼーっとされるとイラっとしませんか?」とも話しています。きっとご自身がしっかりとした性格なのでしょう。そのため余計にお子さんの様子に苛立ちを感じてしまっているようにも思います。
もし子どもに自主的に遊ぶことを求めるのであれば、「こういう風にして楽しむんだよ」と促してあげることが、遊びに興味をもたせる第一歩につながるのではないでしょうか。一度家事の手をとめて、まずはお子さんと向き合う時間をたくさん作ってあげてください。それでも子どもが自主的に遊ばないようであれば、ときに「こういう性格なのだな」と受け入れてあげることも必要だと思います。きっと子どもの個性を受け入れたほうが、まわりと無理に比べていたときよりもずっと、ママさんも子どももストレスが減るはずですよ。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・天城ヨリ子
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