高学年の子どもが算数の授業についていけない!ママはどんなフォローをしてあげたらいいの?
学校の勉強は学年が上がるにつれて難しくなっていくものでしょう。次第に分からない問題が増えていった、苦手意識を持つようになったという人もいるのでは? 今回のママからの相談は、小学校高学年の「算数」について。わが子がどうやら苦戦しているらしいと知って、困った状況をなんとかしてあげたいという切実な思いが寄せられていました。
『高学年、算数ついていけないかも。低学年から算数が苦手なわが子。どんどん分からなくなってきて宿題も分からなくて白紙。どうしたらいいの?』
もともと算数が得意でないことは把握していたものの、子どもの宿題がほぼ「白紙」状態だったことに気づいてママはびっくり。さすがにこのままでは良くないのではと、焦りを感じているようです。同じ状況を克服したママたちは、子どもに対してどんなフォローをしてあげたのでしょうか?
まずは学年をさかのぼって学習
宿題が解けないお子さんは、ずいぶん前から算数が分からないままだったのかもしれません。高学年の今習っている単元の勉強をさせるのではなく、まずはもっと下の学年の内容から見てあげてほしいという声が寄せられました。
『低学年からのドリルをさせてみたら? うちは少しずつ教えて追いついたよ』
『時間はかかるけど1年生からのテストをして、理解してないところをあぶり出して復習していくしか方法はないかも』
『感情的にならずに根気よく低学年から教えていく。基本がわからなきゃ本人は理解できないから』
『算数や数学は積み重ねだから低学年から取りこぼししてたら、そりゃわからなくなるよね。低学年までさかのぼって教えてあげたらいいじゃん』
ママたちによると算数は「積み重ね」の教科なのだそう。初歩的な内容からしっかり「分かった!」という体験をしないと、より高度な内容に進んだときに「分からない」状態がどんどん積み重なってしまうようです。そのため低学年の単元から一緒にやり直しをして、どこでつまずいたかをママが把握してあげる必要があるとのこと。
『親も一緒にやって、どこでつまずいてるか下の学年の基礎からやったら? 小学生のうちにどうにかしないと中学なんてもっと無理だよ』
『どういうところでつまずくの? くり上がり、くり下がり、かけ算、時計、大きな数、分数、少数とつまずきがちなのっていろいろあるよね』
『算数と言っても、時間の計算とか図形や角度とか、方程式みたいなのとか文章題とか、単位の問題、大きな数の問題、分数っていろいろだけど。お子さんがどこが苦手だったか把握してるのかな?』
高学年の算数にはママも苦戦?
ただママが勉強をみてあげたくても、内容によっては教えるのが難しいと感じる場合もありますね。学生時代に学んだきり縁のない教科は、何を習ったか忘れてしまったという人もいるかもしれません。小学校高学年ともなるとわが子に算数を教えられる自信がない、自分も問題を解けないので大変だったというコメントも届いています。
『うちの子も算数つまずくようになった。小5、体積の問題。私も、メートルとセンチの換算とか苦手だから課題大変だった。教える方も必死』
『うちも。比例が難しい。私も分からない』
『図形問題はもう私は教える自信ないです。空間認識が苦手なのは私もだから。頭の中で組み立てられなくて図形問題苦手なんだよね……展開図から図形探すやつとか』
『高学年になると円錐の体積やら面積やら複雑になるからね。分数は教えこむの手間だったわ』
『小4くらいから、四角を使った式とか方程式の基礎みたいなのとか、同位角と錯角の問題とか、だんだん数学っぽくなっていくよね』
算数指導のプロの力を借りては
子どもが算数につまずいて困っているならば、ぜひ不安を取り除いてあげたいもの。解決するために塾や算数系の習いごとなど、外部の力を借りたという経験談も寄せられています。算数を苦手とする子は珍しくないようなので、教えるプロならばきっとつまずきやすいポイントは熟知していることでしょう。自分では教えられずお手上げというママにとっても、強い味方になってくれそうです。
『うちは塾で解決できた。先生が大好きで算数自体に興味持ったみたい。格安で個人指導してくれる元先生の人とか近くにいないのかな?』
『算数だけ塾に通うとか? 私自身、算数でつまずいて本当に苦労した』
『塾、個別にいれるとその子に合わせてくれるから大丈夫』
『学研教室いいよ。うちの子が小学校中学校でしてた。5年のときに入会して、当時は小3くらいの知識しかなかったけど中学卒業する頃には5段階評価で4になったよ。すごく嬉しかった』
『公文で分からないところからスタートしたらどうかな? うちの子は、それで追い付けたよ』
担任の先生にも相談してみて
すでに学校の授業についていけていない状態ならば、早めに担任の先生に相談してみてというアドバイスもありました。宿題を白紙で出すお子さんのことを、もしかしたら先生も気にかけてくれているかもしれません。保護者と学校が子どものために連携することで、解決に向けた良い方法が見つかる可能性もあります。
『手遅れになる前に担任に相談。低学年から気付いてる子は苦手な教科だけ特別教室に通ってたりするよ。枠があるみたいだから、早めに相談してみて』
『お子さんが通う学校に、授業についていけない子が別の教室で勉強教えてくれる制度ない?』
『うちの学校の場合、放課後少人数教室って言うのがあって、普通の教室の子が苦手な教科だけできる教室があるの、ただ人数が限られてるから入れない子もいる。塾に通わせなくて良くなるから人気なのよ』
なかには補習授業や少人数教室など、苦手な教科がある子への対応をしてくれる場合もあるようです。通っている学校にそういった制度がないか、子どもを対象にしてもらえるかなどを、いちど確認してはいかがでしょうか。
算数に苦手意識のあった子が、フォローしてあげたことで問題なく授業についていけるようになった、というママたちの体験談はとても心強いですね。ドリルなどを使って低学年の単元からやり直したことで、その後は得意になったというケースもあるようです。たとえママが教えられなかったとしても、学校に相談したり近隣の塾を探したりと、家庭以外の場所に解決策を探す方法も。何とかしてあげたいというママの思いは、きっとお子さんの不安の解消につながっていくことでしょう。まずはつまずいた単元を把握するなど、できそうなことからスタートしてみてくださいね。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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