虫が嫌いなママ友が、子どもが捕まえてきた虫に悲鳴……「苦手でも慣れるべき」というアドバイスはあり?
誰でもひとつくらいは「苦手なもの」を持っているかもしれませんね。なかでも特定の生き物が苦手、例えばクモやヘビなどは見るのも嫌だという人もいることでしょう。あるママによると外で子どもを遊ばせていたとき、虫嫌いのママ友の子が虫を捕まえてきたことでその場が大騒ぎになったそうです。
『カエルやトカゲやセミやクモとか嫌いなママ友。「ギャー! そんなの捕まえないでー! ギャー! こっち持ってこないでー! 早く逃がして、手洗ってー!」と小走りで逃げ回ってた。
そういうのが嫌いだって言ってたら子ども育てられないじゃんね。「男の子ってそういう生き物を見たり触ったりするのが好きなんだから慣れないと」ってアドバイスしても大騒ぎ』
虫を捕まえてきた男の子は生き物大好きのようです。手に取れるような小さな虫は格好のオモチャに見えて、きっと気軽に捕まえてきたのでしょう。一方でその子の親であるママ友は、見ただけで悲鳴を上げて逃げ回ってしまうほどの虫嫌い……。あなたがもし同じ光景を目にしたらどう感じるでしょうか?
私も虫などの生き物、苦手です!
逃げ回っていたママ友が苦手としているのは、クモやセミなどの虫のほか、カエルやトカゲなど……。姿を見るとゾッとしてしまい、我を忘れて絶叫するほどだそうです。ただ特定の生き物を苦手とする気持ちには共感するママも多いよう。コメントには「死ぬほど嫌い」「発狂する」など、いかに苦手かを伝える言葉が続々と届いていました。
『嫌いだよ。クワガタしか触れない』
『セミとクモだけは無理』
『クモは無理……。外を歩いててクモの巣に引っ掛かったとき、1人で騒いでしまった。クモの巣も嫌い』
『嫌いなものは嫌い。ゲジゲジとか、発狂するわ』
『気持ち悪いもんは仕方ない。セミの裏側なんて、アナタ、あれもう……(震)』
『どんなに努力してもクモだけは怖いの……。リビング用の虫取り網が置いてあるから、クモが出たらそれを使ってベランダに出しちゃう。だから、苦手な人の気持ちもわかるよ』
『私はクールなタイプとよく言われるけど、虫や爬虫類系の生き物が死ぬほど嫌いだから、心の準備できてないときに現れたら途端にスイッチ入って騒ぐ。気持ちが悪すぎるし絶対に慣れない』
苦手な人に慣れろというのは酷では?
その場に居合わせたママは、ママ友に対して「子どもが好きなんだから、ママも虫に慣れないと」とアドバイスしたそうです。しかし虫が苦手なママたちは猛反発! 慣れるものではない、と語っています。身震いするほど苦手なものを「慣れろ」というのは少々残酷なアドバイスのようですね。
『ムリ、本当にクワガタ飼うとかも無理だった。慣れない、一生嫌い』
『嫌いなもんは嫌いだよ。慣れるわけない』
『慣れろと言われても大嫌いなものは無理。人それぞれ』
『ごめんなさい。無理なものは無理なんです。ごめんなさい』
『私も虫がいたら人前で大騒ぎしてしまう。でも「イヤ~!」ではなく、「うおぉ~!」って低い声で叫ぶ(笑)。虫は大っ嫌い!! 慣れるなんて無理!』
あまりに騒ぎすぎるのは周囲に不快感も
しかし状況を聞いたママたちのなかには、いくら苦手でもあまりにギャーギャー騒ぐのは大人げないのでは? と感じた人もいるよう。
『私も嫌いだけど、ギャーギャーは騒がない』
『嫌いなのは勝手だけど、キャーキャーギャーギャー言われるとうるさいよね』
『苦手だけど、それをことさらにアピールすることはしない。子どもの手前、ニュートラルで接するのがいいと思うから』
『私も無理だから気持ち分からなくもないけど、「キャーやだー!」って騒いでたママ友を見たときは、その悲鳴も無理だわーと冷静になれたよ』
『虫嫌いなのは分かるけど人前で「イヤ~~」とか言って大騒ぎして逃げ回るのが、見てるこっちが恥ずかしい』
『嫌いだけど叫ぶのとかやめてって思う。あとなぜか人を盾にしようとしてくるのとかも』
嫌いなことを周りにアピールするような行動は、ときに不快感を与えることもあるようです。「見ているこっちが恥ずかしい」「人を盾にしようとしないで」などの辛辣な言葉も……。虫が嫌いなことは仕方ないとしても、周囲に迷惑をかけているとしたら考えものです。大声で叫んで逃げ回るような行動がどう捉えられるのか、客観的に考える必要もありそうですね。
親なら「慣れるべき」「克服すべき」はNG
『私は全部平気だけど、息子は虫大嫌いで悲鳴を上げる。「男の子がいるからどうこう」ってのは関係ないと思うし、嫌いなもんは嫌いなんだからしかたないよ』
『世の中には虫嫌いな男の子もいる。「男の子だから」とか「男の子の親なんだから」とか言ってることは偏見だよ』
ママ友へのアドバイスのなかに見られた「男の子がいる以上、苦手な虫も平気にならなければいけない」という言い方に引っかかった人もいるよう。まるで「男の子のママならこうあるべき」という押し付けに思えるようです。たとえなぐさめのつもりでかけた言葉でも、かえって相手の反発を生みかねません。相手にとって無理難題と思われる可能性もあり、避けた方が良さそうですね。
ママ友はたまたま驚くようなことがあると大声で騒いでしまうタイプの人だったのかもしれません。もし自分が虫が嫌でないならば、悲鳴を上げるママ友から虫を遠ざけてあげることもできたはず。今度もし同じ場面に遭遇したときは、ぜひ自分から行動してその場を収めてあげてはいかがでしょうか。虫を捕まえてきたママ友の子には「ママが怖がっているから向こうに逃がしてあげようね」などと優しくフォローしてあげてくださいね。
文・井伊テレ子 編集・山内ウェンディ イラスト・カヲルーン
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