2020/11/18

【前編】旦那が私に内緒で義両親に50万円を貸していた。俺のお金と言うけれど……

生命保険1
お金は一生付き合っていくものですが、ときに大きなトラブルを招くこともあります。お金のトラブルなんてわが家には無縁の話だと思っていたのですが、まさか自分の身にふりかかってくるとは……。実は先日わが家で重大な事実が発覚しました。旦那が私に内緒で2年前に義両親へお金を貸していたのです。金額は50万円。わが家にとっては大金です。貸した理由は義両親の生活費のため。義両親はここ数年体の調子が悪く、働いていません。年金をもらえる年齢でもないので、もしかしたら貯金を切り崩していたのかもしれません。実際のところどうやって生活していたのかはわかりませんが、とにかくお金がない状況だったようです。

お金を貸していたなんて寝耳に水。やっぱりムカついた

旦那がお金を貸していたと聞いたとき、まずは驚きました。「え？　50万円も持っていたの？」と。2年前というともう結婚をしてるので、お金のことは包み隠さず話してくれているものだとばかり思っていました。でも50万円も持っているなんて聞いたことがなくて……。へそくりだったのだろうと思うのですが、金額が金額なだけに私には苛立ちしかありません。「どうしてそんな大金を貸したのよ！」と私が怒ったら、旦那は平然とした顔でこう言いました。「独身時代に貯めていた俺のお金。どう使おうとお前には関係ないだろう」と。

結婚前の貯金と言うけれど……

たしかに、旦那が結婚前に貯めていたお金は旦那のものです。これは民法第762条で定められているそうです。法的には旦那が何に使っても私は文句を言えない立場なのでしょうけれど、夫婦になった以上気持ちの問題として割り切れないところもあります。結婚前のお金とはいえそんな大金があったなら、旦那は私たち家族のために使ってくれるものだとばかり思っていました。私にも結婚前からの貯金がありますが、これは夫婦のお金、家族のお金だと気持ちのうえでは思っています。でも旦那は違った……。

私が「私が親に黙ってお金を貸していたらどう思う？」と聞いたら、「俺のお金じゃないなら全然いいよ」と言われました。正直「どちらの」お金という言い方は、夫婦としてどうなのかなと考えてしまうところがあります。これから人生を共に歩んでいく夫婦にとって、お金の問題はとても大きなことのはず。もっと夫婦で真剣に考えるべき……少なくとも私はそう思っていたのですが、旦那とは考えが違ったようです。

どうして相談してくれなかったのだろう

そもそもなぜ旦那は私に相談をしてくれなかったのでしょう。お金を貸すなんて言ったら反対されるに決まっている。きっと旦那はそう思っていたのでしょう。私が反対すると考えたのは、旦那なりになんだか悪いことをしている感覚があったからに違いありません。

今回の問題はお金のことでしたが、一緒にすごしていれば他にもいろいろな問題が出てきてもおかしくありません。そうなったとき、もし旦那が私に相談をしてくれなかったら……。問題が大きくなりすぎてしまってから「実は」と言われても、私からすればそんなの知らないし、「自分でどうにかして」と思ってしまいそうです。今回の件で旦那のことが信用できなくなっています。こんな調子では、先が思いやられてなりません。

参考：e-Gov 民法

後編へ続く。

※このエピソードはママスタコミュニティへの投稿を参考にしています。

文・こもも　編集・古川純奈　イラスト・ごぼふく