自分から習い事を始めたいと言ったのに、すぐに飽きてしまうわが子。辞めさせた方がいい?続けさせるときのコツは?
子どもが何かに興味を持って習ってみたいと思うのは、親としても喜ばしいことではないでしょうか。でも実際に始めると、すぐに飽きてしまったり、休みがちになる子もいるかもしれませんね。ママスタコミュニティに、子どもの習い事についての投稿がありました。
『「スイミングを習いたい! 野球を習いたい!」と習うまではしつこく言ってきたのに、いざ習い始めて飽きたらすぐに投げ出す。習い事の日になればお腹が痛い、頭が痛い、気分が悪いと体調不良を訴えてサボろうとする。習い事がない日は元気。こっちも高いお金を払って習わせているのに、本当にイライラする! もう辞めさせた方がいいのかな? 旦那が「自分でしたいと言い出したんだから、小学校を卒業するまでは辞めさせない。すぐに投げ出す子になる」と言うから迷っている』
子どもが習い事を始めてもすぐに飽きてしまって、休みがちになってしまうそうです。しかもずる休みのようにも見えて、それもママのイライラを大きくしているようですね。いっそ辞めさせてしまった方がいいかと考えてしまうのもうなずけます。でもお子さんはどうして習い事に行きたくなくなってしまったのでしょう。まずはその理由を考えてみます。
子どもはなぜ習い事に行きたくないと言うのだろう
『好奇心旺盛だけれど、飽きっぽい子なんだねー』
『やってみたらイメージと違うとか、自分には合わないと思ったとか、何か理由はないかな』
習い事を始める前は「やってみたいな」と思っていても、実際にやってみたら自分が思っていたような楽しさがなかったりすることもあります。最初のイメージとのギャップによって、だんだんつまらなくなってきて、行きたくないと思うこともあるでしょう。他にも練習がキツくてついていけないと思ってしまったり、他の子との差を感じてしまうと、やる気もなくなってしまいますね。また教室やスクールの友達と喧嘩をしてしまって、行きづらくなっているなど友達関係が影響しているとも考えられます。子どもながらに悩みを抱えているのかもしれません。
習い事をやめさせるとしたら決断のタイミングや理由は?
行かないならお金の無駄と思うなら
『さっさと辞めさせるわ。やる気のない子に無理矢理やらせてもお金の無駄』
『お金がもったいない。経済的に余裕があるとかないとか関係なくね』
子どもが習い事に行かないことが多くなってしまうと、月謝の無駄と感じて当然です。どぶに捨てることになるなら、月謝で支払っている分を生活費に充てたり、子どものために貯金をしたりするなど違うことに使いたいと思うママもいるはずです。
他の子に迷惑がかけている兆候があるならば
『あまりにもやる気がなくて周りに迷惑がかかっている子がいる。もしそうなら辞めさせた方がいい』
習い事に行ってもやる気がなくてダラダラしてしまうと、他の子どもにも悪影響、迷惑になっている場合があります。例えばチームスポーツであれば、1人の準備が遅くなったりすると他の子の練習が始められないこともあるでしょう。それに1人でもやる気がない子がいると、その場の雰囲気が悪くなるなど練習環境にも影響するかもしれません。
今は様々な体験期間中と考えられるなら
『子どもが好奇心でやりたいと言ってやらせて、合わなかったり、飽きたりしたら辞めさせればいいと思うんだけれど?! 同じことをずっとやり続けるより、いろいろなことを経験させた方が勉強にならない?』
習い事を辞めることをネガティブに考えるのではなく、いろいろな経験ができるとポジティブに捉えてみるとどうでしょう。例えばサッカーやってみたら自分には合わないとなっても、多少なりともサッカーをしたという経験は得られます。それに「自分にはサッカーは合わない」と知ることができたと考えることもできます。今はまだぴったりと合う習い事を探している最中と思えば、辞めることも前向きに考えられそうです。
小さな目標を作って達成感を味わせてみては?
『辞めるにしても、ここまでやったらとか、ここまでできたらとか、それなりに区切りをつけてみたら? 嫌になったから辞めるじゃなくて、目的は達成したという形にした方がいいよ。挫折感とか自分は放り出しちゃったんだ感が減るから』
子どもが習い事に行きたくないと言い出すと、親としては辞めさせるべきかどうか悩みますよね。もちろん辞めさせれば、こちらとしても金銭面で助かります。でもいつでも辞められるのだから……と考え直し、もう少し続け様子を見てから判断するという手もあるのではないでしょうか。続けさせると決めたら、目の前に小さな目標を作ってあげてください。スイミングであれば、例えば「50メールを泳げるようになるまで続ける」「〇級になるまで続ける」などでしょうか。目標までの道のりが長すぎると子どもも嫌気がさしてしまう可能性がありますので、少し頑張ったら到達できるような、現実的な目標がいいと思います。
目標に到達できれば達成感を得られますし、そこで親がしっかりと褒めてあげれば、子どものやる気も引き出せるのではないでしょうか。それを繰り返すうち、子どもの「やる気スイッチ」が入ることもあります。やはりせっかく始めたことですから、せめて子どもが達成感を味わえるまでは継続させてみましょう。
文・こもも 編集・blackcat イラスト・なかやまねこ
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