旦那さんからサプライズで20万円の犬のプレゼント！嬉しい？嬉しくない？
サプライズでのプレゼントは、「驚き」と「嬉しさ」が同時に貰えるところに価値があるのではないでしょうか？ それが自分が欲しかったものであれば、なおのこと嬉しさは増しそうですね。ママスタコミュニティにこんな投稿がありましたよ。
『例えば旦那が20万円で勝手にパグ犬を買ってきて、サプライズで渡されたら嬉しい？』
ある日突然、旦那さんからサプライズで20万円もするパグ犬がプレゼントされたとしたら……？ 喜ぶ？ それとも……？ ママたちの真逆の反応に「命をプレゼントする」ことの意味を考えさせられますよ。
サプライズ大歓迎！パグ犬も嬉しい！
『超うれしい！ 犬を飼うならパグだと決めているから、なおさら』
『相談してほしいけど､パグなら嬉しいかも』
『一瞬ムカつくけどパグを見たら許すしかない。パグが一番可愛い。大人しくて賢いよ』
『旦那のお金から費用払ってくれるなら嬉しい！ めっちゃ嬉しい！』
『好みはあれど何犬でも飼えば宝になる。連れて帰ってきた以上は責任を持って愛情を注いでいく』
思いもよらぬサプライズだったとしても、開口一番に「嬉しい！」が出たママたち。もともと犬を飼いたいと思っていたのかもしれませんね。夫婦の会話のなかでも「犬を飼いたいね」という話も出ていて、それを受けた旦那さんのサプライズ＆パグ犬のうるうるの瞳で見つめられたら、一瞬でノックアウトされてしまいそうです。
犬のプレゼントはちょっと……
『嬉しくない。命を育てるのにサプライズとか簡単にするなって腹立つ』
『すごく嫌。欲しいと言っていたのなら一緒に観に行きたい』
『何度も一緒にショップに行ってて「このワンちゃんほしいな～ 」って言ってた犬をサプライズで買ってきたならいいけど、いきなり興味もない犬をプレゼントされたら引く』
『犬種関係なくサプライズは嬉しくない。パグは可愛いからほしいけど、急に連れてこられても困る』
一方で、圧倒的に多かったのは「嬉しくない」というコメントでした。もともと夫婦間で犬を飼う前提で詳しい話が出ていたならばまだしも、「犬かわいいね～」くらいの非現実的な話からのプレゼントであれば無責任すぎる！ とご立腹のママたち。ましてや犬の話題もないのに突然プレゼントされた日には、いくら可愛いパグ犬でも旦那さんへのお説教がはじまってしまいそうです。
実際に生き物をサプライズされた人たちの怒りと心変わり
『昔あったよ！ トイプードルをいきなり連れて帰ってきた。子どもたちが小さくて手もかかる上に、自分は毎晩遅くに帰ってきて手伝いもしないくせに、犬まで私かよ！ ってブチギレたら実家に連れて行ってたわ。そしたら、義母が「息子はきっとストレスが溜まってて癒されたかったんだろうねー。かわいそうに」だって。本当ありえない！』
『本当に嬉しくない。うちの旦那が昔やりました。いきなりウサギ欲しいって話があって、当時まだ子どもたちは幼稚園児だったし賃貸だったし、無理って話した。なのに何日かして珍しく子どもたちを連れて行ったと思ったら、ウサギをペットショップで買ってきた。離婚話になるほどの大喧嘩。結局買ったものは生き物だし返品できないし飼うことになった。お金じゃなくて、命ある生き物を安易に欲しくなったから買うっていう気持ちが本当に許せなかった』
『独身のとき、テレビにハムスターが出ていて「可愛いな～」って話していたら、彼氏がハムスターを3匹サプライズプレゼントしてきたよ。しかも段ボールに入っていて、ハムスターの家とか自分で用意しないといけなくて大変だった。そのまま喧嘩して別れた！』
実際に生き物をサプライズプレゼントされたというママたちは、お相手と喧嘩になってしまったのだそう。品物であればレシートと一緒に返品できるところですが、生き物を返品するわけにはいきません。
『私もあった。そのときは「勝手なことしないでよ！」って激怒したけど、結局今は溺愛してます』
『私の友人の旦那さんがサプライズで猿（名前は忘れたけど超チビ猿）買ってきて、友人はキレまくってたけど、今ではその猿にメロメロ』
しかしともに生活をしていくうちにスッカリ溺愛……という結末がオチのようです。ハッピーエンドで良かったのかもしれませんが、それでもやはり「勝手に命をプレゼントされては困る」というのが本音じゃないでしょうか。
「命」のサプライズは検討を重ねてから
『嬉しいけど……やっぱり家族になるんだから一緒に選びたいかな～』
『ぬいぐるみじゃないしアクセサリーでもない。十数年後の治療費と介護を家族で考えてから、迎え入れるべき』
『お世話も全部旦那がしてくれて私は可愛がるだけ……なーんて絶対不可能じゃん。そういうのはサプライズというより単なる無責任』
『みんなで面倒みようって感じならいいけど、旦那は仕事が忙しくて全部私がやることになるから、サプライズは困るかな……。飼うならちゃんと家族で話し合って、みんなで決めたい』
命を迎え入れるということは「家族の一員になる」ということです。命を維持するにはお世話が必須になるため、家族でしっかりと話し合ってそれ相応の「覚悟」を持って迎え入れる必要があります。誰かの一存で決められるものではないのかもしれませんね。
『サプライズで命を弄ぶような旦那なら、旦那を返品する。犬でも猫でも、ウサギや小鳥とかでも、命は勝手にプレゼントにするもんじゃないとすらわからない旦那なら、不要』
『贈り物に命を選ぶことがありえないし、無断で買ってきたことが許せないし許さない』
「命」を「モノ」と考えてはいけません。たとえお金で売られているとしても、まぎれもなくひとつの尊い命です。
『20万じゃなくても1,000円のカメでも困る。生き物を相談なしで買ってくること自体許せない』
1,000円のカメであったとしても、20万の犬であったとしても、金額は関係ないのです。命を迎え入れた以上、その子の面倒を一生見る覚悟がなくてはなりません。
つくづく「生き物」を勝手にプレゼントするものではないな……と個人的に感じた投稿でした。
文・渡辺多絵 編集・しらたまよ イラスト・なかやまねこ
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