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小学1年生の子どもが毎朝「学校に行きたくない」と。疲弊したママに届いた共感と具体的なアドバイスとは?

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わが子が「学校に行きたくない」といいだしたら、みなさんはどのように対応しますか?   学校を休ませたり無理してでも行かせたり、付き添ったりとさまざまな関わりをするのではないでしょうか。
ママスタコミュニティに小学1年生のお子さんがいる投稿者さんから、こんな相談が寄せられました。

『ほとんど毎朝「小学校に行きたくない!」といいます。理由は「勉強がイヤ。楽しくない。通学するのが疲れる」と。先生も気にかけてくれています。しかし学校では友だちと楽しそうに遊んでいるらしく、トラブルは見られないようです。私は子どもの話を優しく聞いたり励ましたり、たまに車で送ったりしているけれど、もう疲れてしまいました』

お子さんの年齢が小さいうちは「学校に行きたくない」といえても、具体的な理由を説明できなかったり、自分でも理由がわからなかったりすることもあるでしょう。ママが何度も話を聞いて、やっと子どもの気持ちが整理されることも珍しくないですよね。この投稿に共感や励ましのコメントやアドバイスが寄せられています。

行きたくない理由に寄り添った具体的な対応策は?

お子さんは「勉強がイヤ」「通学するのが疲れる」と2つの理由を話していますね。ママたちは投稿者さんのお子さんが学校に行きたくない理由を話している点に着目し、具体的なアドバイスや経験談をコメントしてくれています。

勉強が楽しくなる方法を一緒に考えてみたら?

『子どもが宿題をするとき、見ているだけじゃなくて私も同じノートを買って一緒に宿題をしたよ。もちろん私は答えがわかっているけれど、わからないふりをして娘に聞いて教えてもらったよ』

『うちの子は図工が好き。だから時間割をに図工がある日は「今日は図工があるね!」とか、「今は何を作っているの?   完成したら見せてね。楽しみにしている!」とかいって、好きな教科でモチベーションをあげさせていた。あと仲のいい友だちがいるから「友だちに会えるね!」って毎朝のようにいっていた』

『宿題だけじゃなく、予習にも力をいれたよ。予習をしておけば授業中に手をあげられるし、答えればほめられる。認めてもらえたり褒めてもらえたりするところには、抵抗なく行けるよね』

ママが子どもと一緒に通学するのもアリ

『登下校のときの旗振り当番をしていると、いつも泣きながら登校している低学年の子もいますよ。時間が許すならお子さんの気が済むまで、一緒に付き添って登校でもいいんじゃないかな』

『2年生の夏休みくらいまで、親が付き添って学校に来ている子もいるよ。はじめのうちは下校まで、親がずっと一緒に学校で過ごしていたよ。5時間目まで、給食まで、午前中まで、朝の会まで、校門までみたいな感じで、少しずつ付き添う時間を減らしていく。いろいろな子がいるから「なんで自分の子だけ……」とか思わなくていいよ』

『うちの子が2年生のとき、私は登校班に付き添って歩いたよ。「周りの子に何かいわれるかな?」と思って「ポケモン捕まえに行くんだよ」っていって付き添って、帰りも迎えに行ったよ。担任の先生にも相談して、協力してもらった』

ママたちからは子どもと一緒に勉強するやり方や付き添って登下校するなど、子どもに寄り添うための具体的な行動が提案されていました。ママたちは子どもと一緒に行動することで、子どもが拒否しているものや乗り越えられないでいるものを、ママが具体的にキャッチできると考えているのではないでしょうか。
子どもが小学生になると、連絡帳に日々の様子が記されることは少なくなりますし、親子が一緒に過ごす時間が減る家庭もあるでしょう。子どもが発した「学校に行きたくない」気持ちをキッカケに、あらためて一緒に過ごす時間をつくってみるのもいいかもしれません。

一緒に行動することで、行きたがらない理由がわかることもある

筆者の身近な人たちからも、「子どもが学校に行きたがらない理由がわからなくて付き添ってみたら、理由がよくわかった」と聞いたことがあります。具体的には「登校班で投稿するとき、上級生の歩くスピードが速い」とか、「席替えで苦手な子の隣になった」とか、「持ち物を笑われた」などが学校に行きたくない理由だったそうです。
大人からすれば些細な理由に感じたり、イヤならイヤと相手に伝えたりすればいいと思うのですが、伝えられない子どももいるようです。相手の子どもや先生にはうまくいえないけれど、ママだけには「学校に行きたくない」とSOSを出せているのかもしれませんね。ママが子どもと一緒に行動することで具体的な理由がわかれば、解決方法を考えやすくなりますよね。

子どももママも休みが大切なときもある

子どもに寄り添ったり一緒に過ごしたりしても、すぐにお子さんの気持ちが学校に向かわない場合もあるかもしれません。学校に行くか行かないかを話し合う日が何日も続くと、子どももママも疲れてしまいますよね。今回の投稿には、こんなコメントも寄せられています。

『うちも小1。一緒に登校して授業を受けたり、学校に行けた日は夕ご飯やオヤツを好きなものにしたり、逆に少し強めに「学校に行こう!」といったり、いろいろやってみたけれど「学校に行きたくない」「勉強したくない」は変わらない。今はもう学校に行きたくないと思うなら行かなくてもいいし、宿題をやらなくてもいいってことにしている。私も焦って疲れてきている。このままだと「親子でダメになる」と思ってわり切った。実際に子どもと一緒に授業を受けてみて、子どもが学校や勉強を嫌がる気持ちもわかる気がしているよ。なんとなくの勘だけど、そのうち学校に行けるような気がしている。投稿者さんも疲れているみたいだし、いっそのことお子さんと一緒に休んだらどうかな。ゆっくり休むのもアリかもしれないよ』

『うちは小5。今まさに直面しています。気持ちわかるよ。今年は休校期間が長くて、夏休みは短くてペースが作りづらいよね。身近な人でも、同じような状態の子どもが何人もいますよ。スクールカウンセラーとか利用して、ママも休んでストレスを溜め込まないようにして焦らずにやっていこうね』

子どもが学校に行きたがらない日が何日も続くと、ママだってイライラしたり落ち込んだりしますよね。あの手この手を尽くして優しく声をかけようと思っても、もう優しい言葉が出てこないときもあるでしょう。もしかしたらママも一緒に休んで、気持ちを落ち着かせることが必要かもしれません。

子どもが学校に行きたがらない理由はさまざまあるようですし、解決方法も1つとは限りません。ママ自身が焦ったり自分を責めたりせず、ときにはお子さんとのんびり過ごしてみるのはいかがでしょう。ママが冷静さを取り戻すことで、じっくりと子どもへの接し方や今後のことを考えられるようになれば、今は休むことがあってものちのち「きっと大切な時間だった」といえるようになるはずですよ。

文・間宮陽子 編集・藤まゆ花

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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