職場の先輩が後輩をイジメていたら、あなたならどうする？
大人同士でも子ども同士でも、「イジメ」というのは気持ちのいいものではありませんよね。しかし人が集まる場所では、イジメなどのトラブルはどうしても起こってしまうことも珍しくはありません。今回ママスタコミュニティに投稿されたのは、同じ職場の人がイジメにあっていて、どうしたものかと考えているママからのものでした。
『先輩パートが後輩パートをイジメている。あなたがその後輩パートより少し先に入ったパートなら、そのイジメられている状況をみてどうする？ 何もしない？ 見て見ぬふりをする？』
イジメはどこに問題点があるかがわかりにくく、「どう対処することが正解なのか？」「自分はどう動くべきなのか？」と、考えても考えても答えが見えてこないかもしれません。正直な話、うかつに助け舟を出したら今度は自分が標的にされてしまうかも……とおじけづくことだってあるでしょう。このお悩みにママスタコミュニティのママたちが、どのような答えを導き出すのか見てみましょう。
まさかの「うちの職場？」とざわつくママたち
『あれ？ うちの職場かな？ まったく同じ状態なんだけど……』
『もしかして私の職場のこと？』
もしかしたら同じようなことは、どの職場でも起こっているのかもしれません。思わず「うちの職場のことでは？」と言ってしまうママたちの気持ちもわかるような気がします。
『私のことかと思った。まさに私が後輩パートで、パートリーダーにきつく当たられている』
『その後輩って私かと思った。先輩は私より年下だけど先輩は先輩だからやっぱり怖い』
『私の今の状況だわ、後輩パートのほう。まるで自分のことのよう。もう辞めようか悩んでたとこ』
なかには自分が同じようにイジメられている状況だと、苦しい思いを話してくれるママまで登場しました。
もし職場でイジメが起こっていたらどうする？
投稿者さんの質問に対し、ママたちがどのような意見をあげてくれたのかをみていきましょう。
上司に報告する
『あんまり酷いようなら上司に言う』
『目に余る行為は上司に報告、もしくは匿名投稿する』
『まともな上司がいればそのまんま伝える。職場の雰囲気を悪くしていることも伝えて、後輩さんがどうしたらできるようになるのかを考えたい。教え方を改めるか、業務フローを見なおすか、「考えませんか？」と言うかな』
イジメのレベルにもよるかもしれませんが、ときには上司に報告することも必要かもしれません。しかし長年勤めた先輩パートの人が力をもっていて、上司に報告してもまったく相手にしてくれないなどのケースもあるようです。上司の性格やタイプ次第では聞き入れてくれるかもしれませんので、まずはやんわりと相談してみてはいかがでしょうか？ 様子をうかがい、協力してくれそうであれば本格的に相談してみてもいいかもしれません。
イジメられている人をフォローする
『イジメられている後輩に声を掛けて、少しでも居心地をよくしてあげようと思う。でも先輩とも普通に接する。悪口を吹っかけられても、「そうかな？」っていう』
『先輩パートが後輩パートに難癖をつけている内容が仕事のことで、その仕事を自分がフォローできる状況なら後輩パートを助ける。悟られないように何気なくさり気なく自分が先輩に会話を振り、自然にヘルプに入って先輩が後輩へ向かう意識を外させる』
『とりあえずどちらにも普通に接する。イジメられてる人にはイジメている人に見えないところでフォローする』
「表立って助けるようなことをすると自分が大変な目に合うかもしれない。けれど見て見ぬふりもできない……」というところが本心といったところでしょうか。イジメについての根本的な問題解決はしてあげられないかもしれませんが、仕事のフォローをしたり、イジメられそうになったらさりげなく先輩から引き離してあげたりするなど、できることはしたいと考えるママたちの優しい思いが聞けました。
何もできない・しないと語りながらもアクションを起こすママたち
『イジメられている人と私は仲良くする。仲間がいるだけでも全然違う。孤立しないよりはマシだよ』
『私には普通に接することしかできない。相談されたら聞くことはするけど、むやみに自分からは動かないかな。もしその後輩の子がそれでも根性で仕事を続けているなら、今後かなり戦力になる人材だと思うけどね……。そこまでされても我慢するんだもん』
『なにもしない。先輩に同調はしない。後輩さんとは普通に話すよ』
見て見ぬふりもイジメているのと同じと考える人もいるかもしれませんが、一緒にイジメたりせず、同調したりもせず、イジメられている人とも普通に接することもとても大切なことかもしれませんね。イジメを受けて職場で完全に孤立してしまうことは、精神的にかなり厳しい状況に追い込まれることでしょう。普通に挨拶してくれたり、世間話をしたりできる人がいれば、少しは気持ちも楽になるかもしれません。
イジメには加担しない！あとは状況次第でどうするかを考えることがオススメ
『今後あなたがターゲットになっても気にしないタイプならかばえばいいと思うし、そうじゃなければ卑怯かもしれないけれどICレコーダーに録音とかして上司に報告する。イジメは見ているほうも気分悪いもんね。見て見ぬふりも否定はしないけど……。なんにせよ自己責任で』
『イジメられている人は大人だから、自分のことは自分で対処して行動するしかないよ。行動できないなら辞めたらいいんだよ。逃げることは悪いことじゃないんだから。でも一番悪いのはイジメている人。人のことまで助ける余裕がない人も多いと思う』
職場の雰囲気や自分自身の立場や立ち位置などさまざまな事情が絡み合うなか、表立ってイジメている人に立ち向かえる人もいれば、アクションを起こせず見守るしかできない人もいるでしょう。できればイジメられている人には普通に接してあげることが、最初にできることかもしれません。状況次第ではムリせずに、「別の職場を探してみては？」とアドバイスしてあげてもいいかもしれません。
大事なことは、決してイジメに加担しないことです。大げさなことができなくても、問題解決に至らなくても、イジメられている人に普通に接しているだけでも素晴らしいことだと思います。何もできないと思わず、普通に挨拶をし、普通に雑談をし、普通に一緒に仕事をする……。そのような些細なことだけでも、少しは何かが変わるかもしれませんね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子
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