【コラム:ダイアモンド✡ユカイ ユカイなパパライフ】第2回 パパになったユカイさん
“無精子症”の診断を受け、ご夫婦で挑んだ不妊治療。第1子を授かったとき、ユカイさんは47歳。子どもができたこと、親になったことで起こった様々な変化についてお話を伺いました。
お子さんが生まれて、最初に変化したことはなんですか?
ずっと夜型ロッカーで、不摂生していたりもしたんだけど、娘が生まれてからは朝型ロッカーに変わったよ。朝、早起きするようになったのは大きな変化だなぁ。
不妊治療の末に、子どもを授かったのがわかったときから無事に誕生するまでの間、願掛けとして大好きだった酒を断酒した。毎日ザルのように飲んでいた酒をやめたら、その反動で甘いものに目が無くなっちゃって(笑)。今ではお酒も美味しく飲んで、そしてスイーツの偉大さもわかる朝型ロッカーになった。これはすごい変化だよね!
娘さんが生まれたときに、ユカイさんが担当した育児はなんですか?
生まれる前に、いろいろな育児本を読んでる中で『沐浴』という文字に、興味を持ったんだよね。そこから『沐浴』についていろいろ調べてみてさ。俺は不器用だから、ひとつのことを一生懸命、人の倍くらいかけてやる方なんだけど、育児本を読んで「よし! 俺は沐浴を極めるぞ!」って決めたんだ。でも実際に娘が生まれて『沐浴』をやってみたら、考えていたよりずっと大変だったんだよ。赤ちゃんって首が据わっていないでしょ? 俺、親になるまで赤ちゃんの首が据わっていないってことすら知らなかった。
『沐浴』の勉強をしていると、「耳に水が入らないように、耳を餃子のように包む」って書いてあるんだ。妻と妻のお母さんが見守る中で初めて沐浴を体験したとき、見られているせいもあって緊張してだんだん力が入っちゃって……。手がつって、なんと! 赤ちゃんを手から離してしまった。それからしばらくは”沐浴禁止令”が出たんだけど「極めたい」って決めた気持ちがあるし、ロックンローラーの血が騒いで、再挑戦したんだ。それでだんだん力の抜き方とかがわかってきて、最終的には妻に『沐浴キング』って呼ばれるまでになったよ!
娘さんのお風呂は今でもユカイさんが担当ですか?
うん、一緒に入れるときはそうしているよ。それに双子のボーイズツーメンも俺の担当だ。お風呂のコミュニケーションは楽しいんだ! おもちゃもいっぱいあるんだけど、大きな声で歌を歌ったり、一緒に物語を作ったりしてさ。人形を使って「プーさんが潜っちゃったよ、大変だ!」とかね。
お風呂では英語の発音を教えたりもするんだけど、ニーチェ(長女・新菜ちゃん)は発音がすごく良くて、『エレファント』の発音なんて完璧だからね! 親バカって言われるけど「天才だなぁ」って思うよ。そうやってお風呂でたくさん遊んだりしながら、成長を見られるのがすごく楽しいよね。ただ3人を交代で入れていると、最後は俺がのぼせてしまって大変なんだ。
長女ニーチェちゃんには、特別な気持ちはありますか?
そうだねぇ。不妊治療をして最初にできた子っていうのもあるし、何しろ女の子だからね。女の子って難しいよねぇ。思春期になって、胸とか出てきたらね。こっちも「おっ!」って緊張しちゃうだろうな。いつか彼氏とか連れてきたらとか考えたら……やっぱり嫌だなあ。男親って心配ばっかりしていかなきゃいけないんだろうな。
お嫁に行くとき、大変そうですね
いやぁ、嫌だね。考えたくないね。ニーチェが13歳になるとき、俺は還暦なんだよ。お嫁に行く頃にはもう70歳ぐらいかな? 少しは落ち着いているかな。いや、いくつになっても嫌だろうなぁ。
長女ニーチェさんのことになると、目尻が垂れて優しいパパの表情になるユカイさん。本当にかわいくてしょうがない、という気持ちが伝わって、こちらまでにっこりしてしまいます。最初のお子さんが誕生してから4年。次回は双子の男の子にも恵まれて、3人のお子さんのパパになったユカイさんに、双子ちゃんが誕生したときのお話をお聞きしたいと思います。お楽しみに。
取材、文・上原かほり 撮影・chiai 衣装・B-STAND OUT ヘアメイク・藤垣由夏
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