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パパに育児休業をしてほしくないママは3割!?収入減が心配だけれどサポートを知らない人もいる?

男性の育休休業というと、取得する人が企業内で少なかったり、取得を義務化するべきという議論があったりと、「取りにくい」イメージが先行するのは否めないところです。実際のママの本音とは一体どのようなものなのでしょうか。アルバムアプリ「ALBUS(アルバス)」が先日、0~3歳の子どもを持つママ444人を対象に「パパの育児休業」に関するアンケート調査を実施しました。今回はこの調査結果についてご紹介します。

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1人目、2人目、3人目……いつだってパパの協力は必要!

調査ではまず、パパの育児休業取得状況について聞いています。すると実に82.5%もの人が「取得していない/取得する予定はない」と回答。取得した人は9.8%で、1割を切る結果でした。

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実際にパパに育児休業を取得してほしいと考えるママはどのくらいいるのでしょうか。「あなたはパパに育児休業を取得してほしいと思いますか?」という質問に対し、「とてもそう思う」、「そう思う」を合わせて43.9%のママが「取得してほしいと思う」と回答。

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具体的には、

『産褥期の母親は動くこともままならない中、上の子の保育園幼稚園の送迎は大変だったし、新生児の負担にもなった。新生児期や産褥期は父親の育児休業が欲しい。(31歳)』

『1人目の時は、初めての育児で精神的や肉体的ストレスが多く、一緒に育児をして行けたら少しは軽減されていたと思う。2人目以降は、上の子のメンタルケアや遊び相手が疎かになりがち、赤ちゃんの首が座るまでは抱っこも限られてくるため、配偶者がいた方がいい。(31歳)』

『3人目の出産の後に。手がいくつあっても足りない、3人のワンオペ。旦那は、子どもが寝てからの帰宅。寝てからの、ご飯やらの旦那の世話、片づけ! ほんとイライラ。育休とって、子育ての大変さを分かち合いたい!(33歳)』

といった声が集まりました。子どもの人数や何人目かに関わらず、パパの子育ての手はいつでも必要になるのですよね。

ママは、パパが育休を取得しづらい理由も理解している

一方で、パパの育児休業取得について必要性を感じていないママも少なくありませんでした。

先の「あなたはパパに育児休業を取得してほしいと思いますか?」という質問に対して、「そう思わない」、「全く思わない」を合わせて31.8%のママは「取得してほしいと思わない」と考えていることが判明。また、「どちらでもない」も23.4%いました。パパの育児休業が欲しいと考えている人にとっては、少し意外な結果かもしれませんね。

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次に、「パパが育児休業を取得していない、取得する予定はない理由を教えてください」という質問に対して、最も多かった回答が「収入が減るから」(57.3%)でした。「会社に育児休業を取りづらい雰囲気があるから」(37.2%)、「会社の評価が下がることが心配だから」(16.0%)という回答もあり、会社に居づらくなることでパパの収入面や人事評価に影響することの心配をしているママもいることがわかります。

具体的には、

『育休をとることで収入が減少すると生活がままならなくなることが困る。また、育休をとることで会社での立場が悪くなったり、異動させられたりするなど不遇な扱いを受けるという話をあまりにもよく聞くのでそういった面で取りづらいというのもある(27歳)』

『(パパの育児休業を)とらないのが当たり前という会社の圧力が大きいと思う。とらないと罰則があるぐらいの義務にしてほしい(34歳)』

といった声がありました。ママたちは育児休業を取得しないパパ本人にではなく、パパの会社や社会全体の空気感を疑問視しているようです。こうした調査結果から、「子育て参加の面では育休を取得してほしいけれども、収入が下がったり仕事をしづらくなったりするのであれば取らなくてもいい」といったママの複雑な本音が透けて見えます。

育休取得で各種保険料の免除などメリットがあるのはパパも同じ

今回の調査でも、収入面を心配するママが多かったように、世間一般的には「育休取得=収入が下がる」と考えている人は少なくないでしょう。しかし、育休を取得すると健康保険料や厚生年金保険料の免除、一定条件下で育児休業給付金がもらえるなどのメリットもあります。育児休業給付には、所得税および復興特別所得税、住民税はかかりません。また雇用保険料の負担もないため、手取りがガクンと下がらずに済む場合もあります。

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こうした事実は子育て世帯に知られていない可能性も。実際に今回の調査では、こうした子育て世帯に嬉しいメリットについて「知らない」と回答したママは67.6%もいました。経済支援を知らずに、育休取得のチャンスを安易に逃しているのであれば非常にもったいないことではないでしょうか。

パパが育児休業を取得すると家計のやりくりが心配になるかもしれません。厚生労働省では経済支援について具体的な内容が公開されています。もし収入の面でパパの育休取得を諦めているなら、一度育休中に得られる収入についてシミュレーションをしてみるのもおすすめです。

パパの育児休業取得によって、ママの負担が減るだけでなく、夫婦で協力して子育てに集中できる貴重な時間が確保できます。今後、パパにも育児休業を取得してもらいたいと考えているママは、この機会に夫婦でいろいろと話し合ってみてはいかがでしょうか。

文・秋山悠紀 編集・しらたまよ

<調査概要>
調査時期:2020年2月12日〜2020年2月19日
調査方法:インターネット調査
調査対象:0~3歳の子どもを持つママ 444名