小学2年生の子どもが、教えても教えても漢字を覚えない!どうやって教えたらいいの?
子どもの勉強について、どのように教えたらうまくいくのか、悩んでいるママは多いことでしょう。誰かにとっては正解の勉強法でも、子どもによってはまったく効果を生み出せないこともあります。このようなときママたちは、自分が子どもにしてあげられることはなんだろうと悩むわけで……。
『習った漢字をひとつも覚えていなくて、ノートに何十個と書かせても覚えません。もう3時間もやっているのに覚えない』
今回ママスタコミュニティに悩みを寄せてくれたのは、小学校2年生になる娘さんをもつママからでした。ノートのマスのなかにきちんと書けるし、字もそれほど汚くはない。けれどなぜか漢字そのものを覚えてくれる気配が一向にない娘さん。投稿者さんはどう接していけばいいのか悩んでいるようです。
漢字を覚える気がない子どもに、どうやって漢字を学ばせる?
あまりにも漢字を覚えない娘さんに対し、なにか問題があるのかとまで悩んでいる投稿者さん。このお悩みに対し、ママたちからさまざまな声が寄せられました。
漢字のなりたちから教えてみる
『「さぁ、覚えましょう!」じゃなくて、たとえば「子」という漢字なら、赤ちゃんが抱っこされている絵を見せて「漢字の元になった格好をしているねー」とか、漢字の成り立ちを教えてみるとかして、普段の生活にとけ込ませてみたら?』
『「秋」という漢字が書けないなら、漢字の意味は説明してあげた? 「左側の部首(のぎへん)の意味はなんだと思う?」「火がなんでついてるの?」とか』
ただ事務的に漢字を書き続けるよりも、その漢字がどのような経緯をたどり誕生したのかを、イラストなどを見ながら教えてあげることも、漢字の勉強としてはオススメのようです。イラストなどで視覚に訴えかけることで、感覚的に覚えることもできるようですね。人気アニメを扱った、漢字を学べるコミックなどもあるので取り入れてみるといいでしょう。
教えかたに工夫をこらす
『子どもに覚える気がないからかもね。イヤイヤやっていたら覚えないよ。何か興味もたせるように工夫して覚えさせた方がいいよ』
『クイズ形式にするとか、かわいいカードとかを用意して、漢字1つ書けたらシールを1つ貼ってあげるとか。子どもがやる気になるような工夫をしてみたら?』
がむしゃらに書き取りをさせるだけでは、漢字が嫌い・苦手だという意識を増長させてしまう可能性もあります。楽しくないのであれば、学ぶことが楽しくなる手段を取り入れてみてもいいでしょう。頑張ったらご褒美や楽しみが待っているとなれば、やる気にも影響するかもしれません。
漢字を1個書けたらシールが1枚もらえて、10枚たまったら好きなお菓子を買ってもらえるとか、ちょっとした楽しみを取り入れることも有効な手段です。ただ子どもによっては、うまくいかないケースもあるかもしれませんね。その点はママがしっかりお子さんの様子を見極めながら進めていくといいでしょう。
長時間やれば効果が得られるわけではない。短時間での反復学習がオススメ!
『3時間もやっていたら、ただただ書いてるだけの状態だから覚えないのでは?』
『一度に何時間もやるよりも、朝と夜に数十分ずつとかにして、反復練習にした方がいいと思う』
大人でも3時間通して同じ勉強をすることは、かなりの忍耐力が必要です。まだ成長段階の子どもともなれば、3時間のうち集中できるのはせいぜい15分が限界かもしれません。長時間に渡って詰め込んで勉強させるよりも、短時間で反復させる勉強法のほうが記憶力もアップする可能性が出てきます。とくに暗記系の勉強は寝る前に行って、朝復習する方法が覚えやすいと言われています。
勉強の仕方はひとつではない。いろいろ試して子どもにあった勉強法を探してみよう
漢字の勉強というと、ただひたすら漢字の書き取りをやり続ける印象があるかもしれませんが、子どもによっては書いて覚えられないけれど、目で見て「絵」として認識しながら覚えていく子もいます。本を読んで漢字を覚える子もいれば、ゲームやマンガなどから漢字を覚える子もいます。映像授業なども選択肢の一つとなる可能性を秘めていますね。
1つの勉強法にとらわれず、子どもの様子を伺いながら、いろいろな方法に挑戦してみるのはいかがでしょうか。その中から、子どものやる気をONにできるきっかけを探してあげましょう!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ
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