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100歳まで生きたいと考える7歳は8割!イマドキの子どもは、自分より両親に長生きしてもらいたいと考えている?

nagaiki
子育てをしていると、ふと「子どもが高齢者になったら世の中はどうなるのだろう」と不安と期待が入り混じった思いを抱くことがありますよね。世の中では“人生100年時代”が叫ばれていますが、海外の研究によれば2007年に日本で産まれた子どもについては、107歳まで生きる確率が50%もあると言われているそう。子どもたちが高齢者になる頃には今以上に平均寿命が延びることが予想されています。
そんななか、SOMPOひまわり生命株式会社がこのたび、今年7歳になる全国の子ども1,000人を対象とした意識調査を実施。子どもたちの人生や長生き、健康に対するおもしろい調査結果が得られたのでご紹介します。

自分よりも両親に長生きしてもらいたい子どもたち

まずは子どもたちに「100歳」に対する意識を聞いてみました。自分が100歳まで生きたいと答えた子どもは、意外にも多く79.3%と約8割に。しかし100歳になった時の自分が想像できるという子どもは18.6%と2割弱でした。結果を見ると多くの子どもが、長生きに対する良いイメージを漠然と抱いている傾向が見て取れます。

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また自分と両親が何歳まで生きてほしいかという質問には、それぞれ平均92.3歳と平均97.5歳という結果に。自分以上に、両親に長生きしてもらいたいと考える子どもが多いことがわかりました。

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長生きには健康でいられることも大切ですが、子どもたちの健康意識についてはどうでしょうか。健康のために心がけていることについて聞くと、運動やお菓子、ゲーム、テレビよりも食事や睡眠についての回答の多さが目立ちました。

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毎日の生活の中で行っていることについて聞いても、男女ともに平均では運動や外で遊ぶ時間よりもテレビやゲームの時間の方が多いという結果に。食生活や早寝早起きなど基本的な生活習慣は重視しつつも、テレビやゲームなどを楽しむ時間も取りたい子どもたちのリアルな生活が垣間見れました。

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あこがれの大人はママ・パパよりもHIKAKIN

7歳というと、お年玉を自分の好きなことに使ったりお小遣い帳をつけ始めたりなどと、お金について学び始める時期かもしれません。今年は老後資金が2,000万円必要になるという話題を耳にした子どもも多いことでしょう。7歳が考える長生きとお金についてはどうでしょうか。ズバリ、100歳まで生きるのに必要だと思われる貯金額を7歳の子どもたちに聞いてみました。

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平均額は4,966万円となり、60%以上が2,000万円以上必要と回答。テレビなどでの報道によって、子どもたちに「長生きするには2,000万円以上が必要なんだ」というイメージが強く刻まれたのかもしれません。

また、未来に向かって子どもたちが描いている夢を聞くと、将来なりたい職業のほかに「ママと一緒にくらしたい」「家族に家を建てる」「パイロットになってパパとママをハワイにつれていく」「お母さんとお父さんが楽しく生きてほしいから、お金持ちになる」「シェフになり、両親に自分が作った料理を食べさせる」といった、両親思いの回答も得られました。

一方で、憧れている大人については両親ではなくYouTuberのHIKAKINさんがトップに! 仮面ライダーやドラえもん、プリキュア、メッシ、イチロー、東大王といった回答もあるなか、YouTuberの人気の高さがうかがえる結果となりました。

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100年後の日本、そして100年後の自分はどうなっていてほしい?

最後に、100年後に日本はどんな国になってほしいかについて質問すると、第1位はダントツで「平和な国、争いがない国」。私たち大人が、子どもたちのためにどう平和で争いのない国にしていけるのかという次世代への責任を強く感じさせられる結果になりました。

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100年後の自分へのメッセージでは、「住みやすい100年後になってますように」「僕が100歳になったらおじいちゃんになってるけど、めっちゃ電車の運転が上手なおじいちゃんだからまだ運転してください」「100歳になっても元気で遊びたい」といったコメントがありました。

今回の調査結果を見ると、子どもたちが将来に向けていかに希望を抱いているかがよくわかります。長生きのために必要な貯金額や健康意識など、現実的な考えが培われている一方で、両親や国全体のよりよい将来を見据えるポジティブな回答も目立ちました。
子育てを通して子どもに物事を教える大人としては、こうした子どもたちの希望や将来への夢をいかに実現してあげるか、そしていかに次世代に託していくかを考えさせられます。この機会に、自分の子どもにも今回の調査のような質問を投げてあげて、家族で長生きや将来について対話してみるのもいいかもしれませんね。

【調査概要】
調査対象:今年7歳になる全国の子ども1,000名(男児515名、女児485名)
調査手法:インターネット調査
調査期間:2019年10月20日~10月25日
※対象の子どもを持つ全国の親1,000名を全国から募集。設問について来どもに質問してもらい、その回答内容を親に入力してもらう形式で調査

文・AKI 編集・井伊テレ子