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孫の欠点を指摘してくるばぁば。わが子を貶す言葉に傷ついたママが取った行動は……?

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子育て中のママにとって、自分のお母さんはとても頼りになる味方です。時には助けてくれたり、時には励ましの言葉を掛けてくれたり、一生懸命子育てをするママには、とてもありがたい存在。でも子育てに関して、実の母が意地悪なことを言ってくると悩むママもいるようです。

『小4の息子は、はっきり言って走りが速くありません。運動会で母が、「足、おっそいな~(苦笑)。ダメだよ、もっと運動させないと。あんなんじゃいじめられるよ」と。出番じゃない時もわざわざ子どもの様子を見に行っては、「今、誰とも話していなかったよ。大丈夫なの? あれ。いじめられているんじゃないの?」と。挙句の果てに一生懸命踊ったエイサーも、「動き遅れてない? あっ、今間違えた? ダンス習わせた方がいいよ」と……。運動会が終わって息子と対面した時も「〇くん走るの苦手なの? もっと頑張らなきゃ」とマイナスなことしか言いませんでした。こんなおばあちゃんいませんよね』

大切な息子さんの欠点をあげつらう実母に、投稿者のママは悲しい思いをしたようでした。

うちのばぁばもディスリます!孫に辛辣な言葉を投げかける実母&義母

お孫さんの欠点をあげつらう祖父母は、他にもいるようです。いちいち子どもの揚げ足取りをされたら、ママたちはイヤな気持ちになりますよね……。

『義母がそう。「〇〇はどうせ勉強もできないでしょ!」「運動ができないでしょ?」とか本人にディスってからかうから腹立つ。両家で集まったときもそんな感じだったから、私の母が静かにキレながら「あのからかい方はなに? 面白いと思っているの?」ってビックリしていた』

『私の母もそんな感じよ。マイナスな発言というか、毒舌って感じで気分が悪くなる。うちの子たちが大きな大会とかで、1位とか3位以内とかに入ったりしても、「出た人3人だけだったのじゃないの?(笑)」とか本人に平気で言うし。おめでとうの一言すらない。本当に嫌』

『うちの実母も、本人が嫌がることとか気にしていることとか平気で言う。自分が言われたら機嫌悪くなるくせに』

『うちの義理のじぃもそう! あれむかつくよね。息子が始めた野球の話をしても、あーあいつには無理無理って。見たことないくせに言うな。お前が無理』

投稿者のママによると、ばぁばの友人の孫が自分の孫と同い年で、習い事をみっちりとしていて優秀なのだとか。もしかすると劣等感があるのかもしれないと、投稿者のママは推測しています。この理由以外にももしかしたら、ばぁばたちは自分の身内である孫を謙遜したり、また可愛さから少しからかったりしている軽い気持ちがあるのかもしれません。言われた方がどれほど傷ついているのか、わかっていないのかもしれませんね。

嫌な気持ちになると、はっきりと伝えてみてはどう?

イベントに来てもらうたびに、子どもをからかう言葉など聞きたくありません。ここは一つ、来なくてもいいと断ってもというママのコメントがありました。

『「何しに来たの? もう来年からは来ないでね、息子を応援している私たちが嫌な気分になるから」って言っちゃうな。実際に実母に言った言葉。何しに来たの? 帰ってくれる?』

『うちの母もそう。だから会わせてない』

『実母がそんな感じなら、来年から運動会呼ばない。はっきり「そういうこと言うなら来ないで」と言います』

『やだねー。二度と誘わない』

子どもを腐すばぁばとの間に立って、ママが盾になってあげてはどうでしょうか? 「この子は精一杯がんばっているのだから、そんな風に言わないで欲しい」という事を、まずはっきりと伝えることが大切ですよね。それでも子どもが傷つくことを言うのなら、その時は、もう来なくてもいいとはっきりと断らなければならないのかもしれません。

毒舌ばぁばへの対処法は?

イヤなことを言ってきたからといって、もう会わないというわけにはなかなかいきません。おばあちゃんの性格は治らないと悟って、「ハイハイ」と聞き流す、スルー力を身につけるという手もあります。

『大正生まれの祖母がそうだった。運動会が年に1度の大イベントで、勝てなかったときのダメ出しがすごかった。「なんであそこで追い越さないんだ?」と説教も。勝気なオババの興奮はいつものことで止められないから、家族全員「ハイハイ」って流していた』

『うちの2番目、私に似て運動神経ゼロ。何やってもできない。だから体育や運動会はとにかく応援して、下手でも最後までやり終えたことだけを褒めてきた。だけどずっと、「もっと」とか「練習しな」とか何も言わなかったから、運動全般全く頑張らない子になってしまった。さらに高学年になると「どうせできないのだから、ちゃんと走らなくてもいいじゃん」とふざけて場をしのぐようになった。振り返って思うのは、少しは叱咤激励される場面があってもよかったのかなと』

『〇君のおばあちゃんは料理がとってもおいしいんだって! おばあちゃんも料理教室に行った方がいいよと、他のおばあちゃんと比較した言い方で言ってみる』

『足が速くて毎回1位だったけれど、手を抜いて走っていると今に負ける、と怒られていた。慣れたけれど、褒められた経験がないから、意識しないと子どもを褒めることができないし、マイナスのことばかり言うことがあるから、気をつけないとと思う。投稿者のママが息子くんをたくさん褒めてあげてね。おばあちゃんよりお母さんの言うことが大切だと思う』

もしかしたら子どもは、ばぁばの毒舌など本気で聞いてもいないかもしれませんね。とはいえ子どもへの批判めいたコメントは、ママは聞きたくないですし、少しでも子どもの耳には入れたくはありません。ママが間に入って上手くばぁばをけん制しなければいけないことも出てきそうです。批判しないでほしいとやんわりとでも言い続けていれば、ばぁばに分かってもらえる時がくるかもしれません。それまではママが、子どものいいところを、たくさん見つけて褒めてあげる作戦でいくのはいかがでしょうか。

文・岡さきの 編集・しらたまよ

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