ママにだって渦巻く黒い感情……「母としてブス」だと思う顔の現れるとき
食事作りに掃除に洗濯、子どもの世話に旦那の世話、ご近所付き合いにママ友付き合い、そして仕事に、雑事のあれこれ! ママたち、毎日毎日、本当にお疲れさまです。母としての日々は、きっと家族のためのことが大半。それが尊いことだと心得ていながらも、ストレスにまみれてしまえば、ママにだって黒い感情が渦巻きます……。そんなときは、心のデトックスと称して、手に余る感情を吐き出してしまいましょう!
今回は、「母として誰にも言えない本音」と題されたママスタコミュニティに集まった、ママたちの胸の内を一挙大公開! クスリと笑える”あるある系”から、重めの内容だけれど共感するママも多いかもしれない”ヘビー級”まで、ママたちが「母としてブス」だと思う、みずからの顔を晒してくれました。
「家事」編
年中無休の主婦業。いくら「家族のため」の家事だと言われたって、怠け心が湧くのは当然ですよね?
『ご飯作りたくない。お菓子だけ食べて、ゴロゴロしてたい』
『もしもポテトチップスとかのお菓子が栄養満点で完全食なら、すごくラクで幸せ……。な~んて、くだらないことばかり考えてる(笑)』
『一日何もしないで、ボーッとしてたい』
「夫・異性関係」編
旦那に失望したママに、旦那以外の男性との恋を夢見るママ。異性にまつわる事柄において、ママたちの胸の内は、案外忙しいようで…?
『旦那はいい人よ、でも私とは合わない。モラハラの気が出てきたから。あの人を好きだという誰かが、さらって行ってくれたらいいのに』
『たまには女として見られたいな~』
『もう一度、ときめくような恋をしてみたい』
「ママ友関係」編
ママになれば、なかなか避けて通れないのが「ママ友関係」。フクザツな側面をもつママ友関係に、疲労感を覚えるママは少なくないハズです。
『子どもは可愛くて大好き。でも、ママ友付き合いが死ぬほど嫌。やっと女の集団とサヨナラできたと思ったのに……これ、いつまで続くの?』
『参観日が嫌い。よく「参観日は子どものために行くんです。母親のためじゃない」という理屈があるけど、あれも嫌いだわ。常識のない人と関わる精神的負担がセットなのにさ。父親は行かなくても非難されないのに、母親が行かないと叩かれるのはなぜ?』
「子育て」編
母としての本音ということで、やはり子育てに関する告白が数多く寄せられました!
「子どもの相手って、大変なんです」
大切なわが子には、親からの愛情をたくさん受けて大きくなってほしい――だからママは、子どもにできるだけ優しく応対します。でも、表面上は穏やかでも胸中はそうでもないこと、結構ありますよね?
『仕事から疲れて帰り、休む間もなく夕食の準備に取りかかっている中、子どもからの話しかけがウザいときがある。「女優か!」ってほどの作り笑顔が子どもにバレないように、今日もスマイル全開』
『忙しくてドタバタしていて、◯時までには家を出なきゃ! というときに4歳の息子が「ねぇねぇ! お母さん! ねぇねぇ!」、「……何?」、「トラとワニ、どっちが強いと思う?」……。心底どーーーっでもいい!』
『「息子、元気で留守がいい」』
「母として”キャパオーバー”を痛感。お手上げです」
「わが子はこの上なく愛しい」――そう思うのに、綺麗事だけではない育児の現実は厳しくて、ママたちは袋小路におちいる感覚に襲われます。この気持ち、ママとしてはかなりシンドイものです。
『2人の子どもがやっと小学校にあがったのに、想定外の3人目。出産して、たしかに可愛いのだけど……今後の大変さを想像するほど、気が遠のく。このシンドイ気持ちも想定外で、自分が嫌になる』
『子育て失敗した。うまくママになれない。2人目は絶対ムリ。自分の好きなことだけしていたい。子育てウンザリだ。息子よ、ごめん』
『疲れた。親として当たり前にやることが多くて、もう全てを投げ出したい。子どもを守りたい一心で頑張ってきたけど……来年もまた役員決めがあって、懇談会や親子遠足があって、毎日の送迎があるんだと思うと、頑張れそうにない。母親が休むって、病気か死ぬ以外で許されない感じがあるよね? ただただ休みたい。笑顔で子どもの話を聞いてあげられるようになりたい……』
『子どものことは心底愛しているんだけどさ、たまにはひとりになりたい。独身時代みたいに、自分だけのために生きていたい。出産してから、私の人生なのに主人公役を子どもにとられている感覚。子どもに手がかからなくなったら、この気持ちも変わるんだろうか?』
『平日は仕事が忙しい。週末は習い事をハシゴして、子どもに「プールに連れて行け」だの言われ、大変。そして、週明けまた仕事。何もやる気が出ない、引きこもりたい。生きててもシンドイ』
『お母さんを卒業したい』
『全てを投げ出してどこかに行きたい』
『母親だって自分の人生は自分のもんだ。「子どものため」とか「家族のため」とか、そんなのはただの綺麗事だ! と最近思う』
じつにさまざまな本音がとび交った今回のトピック。数多くの暴露コメントを受け、ひとりのママからはこんな感想が寄せられました。
『ここを読んでいると、「悩んでいるのは私だけじゃないんだ!」と思えて元気が出る。ありがとう』
母親と言えば、おそらく世間様は”美しい顔”だけを眺めたがるもの。でも、たとえ世間様に”母としてブス”だと言われようと、美しさと醜さをあわせ持つ”人としての素顔”をいたわることができたら……明日からまた頑張れそうな気がする筆者です。
文・福本 福子 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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