もうすぐ初潮を迎えるかもしれない娘に伝えておくべき「生理」のこと。母としてできることとは
自分が初潮を迎えた日のことを覚えていますか？ 筆者は、「生理」に関する知識が全くない中で初潮を迎えました。今まで感じたことのない腹痛を感じトイレに行くと下着が真っ赤になっていて、泣きながら母に「病気になっちゃった」と伝えました。それを聞いた母は、押し入れの奥から紙袋を持ってきて、その中から新品の生理用ショーツとナプキンを出して、「生理がきたんだね」と言って頭を撫でてくれました。
初めて生理になった日の出来事として記憶に残っているのですが、娘を持つ母となった今、その日のことを思い出すと母の偉大さを感じずにはいられません。
娘が初潮を迎えたとき同じように対応ができるのか、ちゃんと準備を整えておいてあげられるのか……。
そこで今回は娘が初潮を迎えるまでに、母として準備しておきたいことについて考えてみました。ショーツやナプキンの準備以外にもしておきたい準備があるのです。
「生理」がどんなものかを伝える
準備のひとつとして「伝える」ということは、とても大切なことです。
『4年生のときに性教育の授業で生理の話があった。家でも生理の話、ナプキンの付け替え方、処理の仕方を教えて、手作りのナプキン入れを渡してランドセルに入れておくように言いました。恥ずかしがる必要はないから、困ったら保健の先生に相談するようにも。知識があっても、いざ来たら不安な気持ちは出ると思うよ。私も娘もそうだった。生理がきたらカレンダーに印つけるように、変だと思ったらすぐ相談するように約束している』
『自分も小さい頃から母が「生理来た～？」とよく聞いてきたので、娘にも低学年の頃から生理の話をよくしていました。ちょうど学校でも生理の授業が始まり小4の終わり頃に生理がきて、恥ずかしそうにですが「来た」と教えてくれました。最初の頃は、漏れないようにとか色々アドバイスしても恥ずかしさからか真剣に話を聞いてくれず、妹や旦那にバレるのが嫌でこっそりトイレいったりなんだかかわいそうでしたが、今じゃ慣れたのか普通になりました』
『我が家は小学1年生、3年生の娘がいます。まだまだ生理にはならないとは思うけど、今の段階で、女性には生理がある事。恥ずかしがる必要は無い事。赤ちゃんを産む為の準備だよと教えてます』
『うちは娘が2人。いずれ経験することだから「女の人は月に一回、血が出る」ということを幼稚園児の頃から話していた。学校で生理のことを勉強してからは「もう少し大きくなったら生理がくるからその時は教えてね」と伝えたよ』
「生理がきた」と言える母娘関係を作っておく
初潮を迎えたとき「生理」を知っているのと知らないのでは子どもの受け止め方は全く違うでしょう。そしてその日を迎えたとき「お母さんに言えば大丈夫」という安心感ほど心強いものはありません。
『詳しい内容は話さなくても「血が出たらお母さんに言ってね」ということくらいは、早めに話しておいた方がいいかも』
『小3年のはじめに生理が来たけど、ナプキンという言葉も知らないし授業でも習っていなかったから説明が大変だった。早めに存在だけでも伝えておくべきだなと思った』
『女の身体になるなら、教えないといけない事は沢山ある。まずは親が教えてあげるといいと思う』
『娘はすぐに悩む子だからもう少し体が発達してきたら「パンツ汚れたら教えてね」くらいは言っておこうと思う。だって、赤い血が出るかと思いきや、最初って違うもんね。動揺するよね』
『心構えはあってもいいし、知識を子ども自身に伝えることは大事なことです。突然生理がきた時の対処の仕方とか、早めに教えても良いと思います』
『友達が「お母さんからしっかり聞いていたから、冷静に出来た」と言ってたから、うちも身体つきとか見てそろそろかなと思ったら説明するつもり』
初潮を迎えた娘にしてあげたいこと
最近はお赤飯を食べるご家庭は少ないようですが、女同士でこっそりお祝いをするのも大事ですよね。
『娘は赤飯とかお祝いを嫌がったから2人でこっそりスイーツ食べに行った』
『母が赤飯作ってくれて私はケーキを買ったよ』
『ちらし寿司を作ってあげた』
筆者の娘が初潮を迎えるのは早くてもあと4，5年はありますが、「まだまだ先のこと」と思っていると、あっという間にその日を迎える気がします。
「ママから聞いていたから、怖くなかったよ」「驚かずに対応できたよ」。
その日を迎えた娘が慌てることがないように、母としてあげたいことをしっかり準備しておきたいものですね。
文・鈴木じゅん子 編集・しのむ
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