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古坂大魔王:第4回「子どもたちに足りないのは勇気と自信」文科省広報大使として伝えたいこと

世界的に大ヒットした『PPAP』を歌うピコ太郎さんのプロデューサー、古坂大魔王さん。2019年1月25日に文部科学省の留学支援事業などの広報大使に任命されるなど、教育の分野でも大活躍しています。2018年6月に誕生したお子さんの教育はどんなことをしているのでしょうか?
古坂大魔王

留学したい学生を支援する文部科学省のCCC大使に任命

――古坂さんは先日文部科学省の広報活動を行う「クロス・カルチュラル・コミュニケーション大使」(通称CCC大使)に任命されたそうですね。どのような活動ですか?

文部科学省が行っている多文化コミュニケーションに関する施策の普及、認知度向上の為の広報活動を行っています。例えば、「トビタテ!留学JAPAN 」は、2013年にスタートした官民協働の海外留学促進キャンペーンなんですよ。そのなかで「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」という奨学金制度があり、2020年までの間に1万人の高校生、大学生を対象に、海外留学したい学生を支援するプログラムです。

――文科省や民間企業が連携して子どもの留学をサポートしてくれる制度があるのですね。

「自分の夢を叶えるために留学したい」という子どもたちの夢を、文科省が音頭をとりさまざまな企業がバックアップしています。子どもたちも、海外に行くことですごく自信になると思いますよ。

留学など海外に行くことは子どもの自信につながる

――留学することによって、子どもたちにどんな影響があると思われますか?

世の中はどんどんグローバル化しているし、あと10年もしたら、海外に行くことは今よりももっと当たり前になってきます。だから、今の時期にこそ子どもに海外留学を体験させることはとても価値のあること。子どもにとっても、たとえ一週間の留学でも自信につながると思うんですよね。

――子どもを連れて親子留学に行くのもよさそうですね!

そうですね。僕は、『PPAP』の曲が大ヒットしたとき、ピコ太郎と一緒にいろんな国をまわりました。その時感じたことは、『ドラゴンボール』や『ワンピース』をはじめ日本のアニメのキャラクターは海外の人にとって、日本でいうハリウッドスター並みの人気があるし、高く評価されているんですよ。海外からみたら日本人は興味を持たれているんです。ただ日本人は有能だけど、自信と勇気がないと思われているところもあります。だから、まずは自信をもって海外に行ってみる、英語を使って話してみる、自分を表現してみる。「Just do it」が大事。人と会う前に「あなたにあえて光栄です」という文章をGoogle翻訳して、会ったときに英語で伝えるだけで、相手はすごく喜んでくれるんです。

子どもの可能性を伸ばすために教育は必要

――文科省のCCC大使の任命は、古坂さんご自身にお子さんが生まれて教育に高い関心を持っていることから選ばれたと聞きました。お子さんの教育についてどう考えていますか?

子どものためには、今は特に何もしていないですが、将来的には子どもには勉強をさせようと思っています。なぜなら子どもの可能性を伸ばすためにも、教育は必要だと思うから。僕もお笑いの仕事を通して哲学や経済のことを学んだんですよ。お笑いをやっていくうえで哲学に興味を持ち、それを勉強していったらお笑いでもそれが活きたんです。

――たとえばどんなことが役立ったのでしょうか?

すごく簡単にいうと、世界的に有名な名言ってあるじゃないですか。今まで名言集などを読んできて、それが今自分の中で活きているなと思っているんです。そんなことも勉強の1つです。最低限の知識は必要なので勉強はさせますが、本人が興味をもったことを注視して、それを伸ばしてあげようかなと思います。

――もしも、お子さんが学校に行くようになっても勉強に興味を示さなかったら?

無知は子ども自身が損することになるので、最低限の知識は必要だと思います。多少の知識は必要だと思うけど、それがいわゆる学校で教えている国語、算数、理科、社会の5教科に限定しなくてもいいかなと思うんですよね。

子どもが興味を持つことは伸ばしてあげたい

――子どもの可能性、能力を伸ばしてあげるために、どんなことをされているのでしょうか?
古坂大魔王
子どもには、僕がいいと思う音楽は全部聞かせています。いい物やいい体験にも触れさせたいので、服も500円ほどの違いだったらいい服を着せよう。ホテルに泊まるとき、ベビーベッドがあるホテルとそうでないホテルがあってベッド代の差額が3000円ぐらいだとしたら、「快適に過ごせるならベッドのある方を体験してみようかな」という感じ。とはいえ、差額が5万円などかなりかかりそうだったらさすがにやめますけどね(笑)。

ほかにも子どもが気に入った曲はダウンロードして、自分で編集して、DVDプレイヤーを買ってきかせてみるとか、なるべく興味をもったものから伸ばそうと思っているんですよ。ただ、今7カ月になる娘が何に興味を持っているかといえば、離乳食の芋です(笑)。子どもが何に興味を持つか、まだまだこれからですね。

文部科学省の広報活動を行う「クロス・カルチュラル・コミュニケーション大使」に任命されるなど、幅広い活躍をする古坂大魔王さん。今後の活躍にも期待したいですね。次回は、古坂さんご夫婦のことについて迫ってみます。奥様が産後、育児疲れでイライラしている時の古坂さんの対応とは? お楽しみに。

取材、文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ

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