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高1娘がSNSで知り合った人と実際に会っていた!ママが子どもを守るためにできることとは

※2019年2月時点の情報です。

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高校生ともなるとスマホやタブレットなどのモバイル機器をいとも簡単に使いこなしている世代でしょう。産まれたときから身近にデジタル機器がある環境の中で成長してきた「デジタル・ネイティブ」とも呼ばれる子どもたち。確かにデジタル機器は生活を便利にしてくれます。しかし便利な反面、危険な面があることも事実です。SNSを活用して人間関係を広げる高校生の娘を心配するママがいました。

『高1娘が、「SNSで知り合った人と連絡とったり遊んだりするのは絶対だめ、怖いことしかないから」と伝えているのにもかかわらず、やめません。昔の私は親が厳しくて嫌だったのである程度は許すけど、それだけはやめなさいと何度も言っています。もう携帯解約しかないのか、他に何といったらひびくのか……』

SNSはママが思春期だったことには存在しなかったものです。SNSの正しい使い方をどう教えたらいいのか迷っておられるようです。

正しい使い方って?SNSに潜む危険性の一例

SNSの怖い面のひとつは、”相手の顔もわからなければ、素性も年齢も性別もわからない”という点です。プロフィールは書かれているかもしれませんが果たしてどこまで真実なのでしょうか? 内閣府が公表しているインターネットの危険性に関する資料から、SNSの危険性を見ていきます。

SNSに依存しすぎることによる日常生活への支障

SNSでの友人と楽しいやり取りに没頭するあまり、勉強や食事、家族との会話などがおろそかになる事例が実際に起こっているそうです。睡眠時間を削ってSNSをやる日が続くと健康面にも良くない影響が出てくるでしょう。

SNSに情報を掲載したことによって被害を受ける可能性

SNSは公開する範囲を限定することができます。しかし、時に限定されたほんの少しの情報だけでも場所や人物を特定できる人もいるのです。「このくらいなら個人が特定されることはないだろう」と軽い気持ちで公開した情報によって個人が特定され、待ち伏せされたりストーカー被害に遭ったりすることも考えられます。

SNSでやり取りしている相手が加害者になることも

SNSでやり取りしている間は非常に信頼がおける相手であったのに、実際に会ってみたら相手が加害者となり、自分は被害者となってしまった、という事件も起こっています。SNSで公開されるプロフィールは必ずしも真実とは限らず、同い年の女の子と思ったら大人の男性だった、ということもあります。相手がどのような意図をもってやり取りしているかは知りようがないのです。まだ未成年のうちはSNSで知り合った相手と実際に会うことは厳に慎むべき、といえるでしょう。痛い目を見てからでは遅いのです。

高校生の娘が心配!ママたちの解決策

冒頭の、知らない人と会う高1の娘さんの話に戻ります。ママたちはどのような解決策を考えたのでしょうか。

ルールを決め、守らなければ没収

『家に行かない、車に乗らない、連れ込まれる危険がある事だけはしないなど、身の安全を守る最低限のルールを決めたらどうかな』

『ルールを守れないようなら相手と連絡を取れないようにするなどちゃんと決めたほうが良いと思います』

『携帯没収しかないと思います。いろんな犯罪に巻き込まれる危険がありすぎる』

SNSだけではなくスマートフォンの使い方そのものについて親子で話し合ってルールを決める、というママからの提案がありました。そして、ルールを守れないようなら、スマートフォンを没収するなど厳しい対応が必要、と考えているようです。子どもを守るためなら厳しくすることも必要かもしれませんね。

親子でSNSの危険性について話し合う

『心配は尽きないと思うけど、自分の身に危険が及ぶ事を想定した話し合いをして、信頼するしかないかな。信じてもらってると思えば、無茶はできないと思いたい』

『うちはまだ中学生ですが夜遊びしたいと駄々をこねられた時期に過去に地元で起こった殺人事件の話をしました。その他にも有名な事件を例に挙げて話をしました。地元の女子高生が犠牲になった事件は身近な事として受け入れてくれたようです』

また、子どもの良識を信じる、というママもいました。親子でSNSの危険性について話し合ったうえで、「SNSで知り合った気がしているだけの人と実際に会ったりしない」と約束をし、あとは子どもを信じたい、と考えているようです。確かに子どもも親が信頼してくれている、と実感していると嘘をついたり約束を破ったりすることは少なくなるのかもしれません。

子どもを守ることができるのはやはり親。何度も話し合って

子どもは「SNSで何度もやり取りしているし、丁寧に対応してくれている。楽しいのになぜ実際に会ってはいけないのか」と疑問に感じ、時に反発するかもしれません。でも、親は”会ったことのない素性のわからない人”に大切な子どもを会わせるわけにはいきませんね。何か起こってからでは遅いのです。親は大切な子どもの心と身体を守りたいだけなのですよね。SNSの使い方を厳しく制限するのは”子どもを守るため”であることを子どもが理解してくれるまで根気よく何度も話し合う必要があるでしょう。

文・しのむ 編集・しらたまよ

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