わが子が義母に「おばあちゃんのご飯おいしくない、ママの方がおいしい」と言った!角が立たないフォローとは?
あなたのお子さんは、旦那さんのお母さん、つまりおばあちゃんの料理は好きですか? ママの料理と味付けが違うこともありますが、おばあちゃんはきっとかわいい孫のために、たくさん食べてもらえるようにと心を込めて料理を用意してくれているはず。とてもありがたいことですね。
しかし子どもはそんなおばあちゃんのお心遣いなどお構いなしに、遠慮なく本音を言ってくれます。たとえばこんな具合に。
『自分の子が「おばあちゃんのご飯美味しくない、ママの方が美味しい」と皆の前で言ったらどうする? おばあちゃんは旦那の母です』
想像するのも恐ろしい、義実家が凍りつく瞬間です……!
わが子の失言に、皆さんならどのようにフォローしますか?
失言を引っ張りすぎると逆効果。軽くあしらう
「〇〇よりママの料理の方が美味しい」。ママとしては手料理を褒められているのですが、作った人にとっては傷つく可能性が大いにありますね。かわいがっている孫から言われたら、きっとおばあちゃんは尚更傷ついてしまうことでしょう。ママたちはわが子の失言を「軽くあしらう」ことで「所詮子どもの言うことだから本気にしないで」とおばあちゃんに伝えているようです。
『「そう言ってくれるのは〇〇だけだよー」とか軽くあしらう』
『「私は美味しいと思うよ?」って軽ーく流す』
『おばあちゃんの料理食べている最中に言ったなら「食べなくてよろしい」って言う。雑談中に言ったなら、「ママの味付け日によって違うじゃん(笑)」ってかわす努力をする』
『「え!? あんた、ばあちゃんの味の良さが分からないの? まだまだ子どもだね~」とか』
『子どもの言っていることだし、いちいち本気で相手しない。スルー』
食べ慣れている味と違うだけかも?自分を下げるママ
おばあちゃんは普段大人向けの料理を作っているでしょうし、もしかしたら美味しくないというより、子ども向けでない味だっただけなのかもしれません。子どもがママの料理とは違う味に戸惑うこともあるのかも。ママやパパが「ありがたい」と間違いなく思っているのであれば、素直に「おばあちゃんの料理は美味しい」と大人の口から伝えておきたいところです。
『「ママのはただ食べ慣れてるからだよ。おばあちゃんのとても美味しいよ」みたいに言う』
『「うちのしょっぱい味付けなのでー」と、舌がバカになってるアピールするよ』
『「嘘だ~! ママは料理下手なのに!」とまずは自分を下げる。「毎日食べて慣れているだけ、うちの実家でも同じこという」みたいに持っていく』
『「やだ! ママの料理冷凍ばっかりだから恥ずかしい! 言わないで! おばあちゃんはあなたの為に美味しいの作ってくれたんだよー食べよ食べよ!」って勢いで全てかき消す!』
中にはこんな声も。
『お義母さんは多分シュンってしちゃうだろうから、そっちのフォローにヒヤヒヤする』
手料理をけなされると、何歳であろうとやっぱり落ち込んでしまいますよね。
もちろんわが子には「大変失礼なことだからダメ」ときっちり叱って躾ける
味がいつもの料理と違ったからと言って、料理を作ってくれた人に対して「おいしくない」と言うのは大変失礼なことです。子どもにとっては単なる感想でも聞く側に立ってみれば悪口にもなり得るということ、料理は作る人によって味付けが違うけれどそれは当たり前のことだということ。これらはしっかりと子どもに伝えなければなりません。おばあちゃんには申し訳ないですが、わが子への躾の機会とさせていただきましょう。
『後で「本当のことでも、言って良いことと悪いことがある」と注意するわ』
『普段から「美味しくない」って言い慣れてるんだろうな。躾してなさそうって思う。「人前で美味しくないって言ったら、作ってくれた人に失礼だよ」って言う』
『きちんと叱る。そして私は美味しそうに食べる』
『3歳以下なら「そう? ありがとう。でもおばあちゃんのご飯 とっても美味しいよ。◯◯のお口に合わないからって、美味しくないって言うのはやめようね」
3歳以上なら「濃い味に慣れさせすぎちゃったか! 明日からまともな料理作らねば!」と言って後から説教』
どんどん言葉を吸収して使っていく子ども。「その言葉を使ったら相手がどう思うか」を折に触れて大人が教えてあげることも教育のひとつなのですね。
料理の味は家庭によって違うということを子どものうちから覚えさせておくと、将来誰かと結婚するときも料理の味付けで揉めることも少ないかも……と考えるのは気が早いでしょうか。