授乳中が幸せだからこそ卒乳は寂しい!子どもが元気に成長することを願う絵本『おっぱいのたび』#ママの悩みに寄り添う絵本
赤ちゃんはおっぱいが大好き。お腹が空いたときや夜にママが恋しくなったときなどは、赤ちゃんが泣いて訴えることもありますよね。絵本『おっぱいのたび』の作者は現在2歳になるお子さんを子育て中の、ザ・キャビンカンパニー。阿部健太朗さんと吉岡紗希さん、夫婦2人組の絵本作家ユニットが手がけています。
赤ちゃんがいろいろなおっぱいの旅にでかけます
「ママの おっぱい ちゅっ ちゅっ」
「いすの おっぱい ちゅっ ちゅっ」
「おふとんの おっぱい ちゅっ ちゅっ」
赤ちゃんはお母さんのおっぱい以外にも目に留まった椅子や布団などの物を、おっぱいを吸うときみたいに「ちゅっ ちゅっ」としていきます。柔らかいものから硬いものまでいろいろなおっぱいに出会いながら、赤ちゃんの世界が大きく広がっていく様子が描かれています。お山や雲、海のおっぱいにまでお話は加速。赤ちゃんが最後にたどり着くおっぱいはどのような物なのか気になりますね。
おっぱいは赤ちゃんの心もお腹も満たしてくれる
ママは赤ちゃんを抱っこして授乳しますよね。ママの体温や匂いや声を近くに感じたり、肌と肌がふれ合う距離感から全身を優しく包み込んでもらったりしながらママに対する親しみや信頼を培っていくのです。
「いっぱい のんで おおきく なあれ」
絵本の中の1フレーズです。「子どもが健やかに成長しますように」というママの気持ちが、ぎゅっと詰まっていますよね。授乳しているときの安心しきった赤ちゃんの顔を見ると、ママも癒やされるのではないでしょうか。その様子が再現されている絵にもぜひ注目してみてくださいね。
くり返される「ちゅっ ちゅっ」が心地良い
絵本のあらゆるシーンでくり返される「おっぱい」と「ちゅっ ちゅっ」。同じフレーズが何度も続くので、子どもが言葉を覚えたり発語したりするきっかけになることも期待できそうですね。
赤ちゃんとおでかけのときにも良いサイズ感
絵本『おっぱいのたび』は15cm×15cmという小ぶりなサイズなので、ママのバッグにしのばせて持ち運びするにもぴったり。丈夫な厚紙で作られている上に、表紙や中身もページの角に丸みを帯びた加工が施されています。
■タイトル:『おっぱいのたび』
■作・絵:ザ・キャビンカンパニー
■発行所:株式会社 岩崎書店
■価格:本体900円+税
■発売日:2018年12月13日(木)
■対象年齢:0〜2歳
成長だと分かっていても卒乳は寂しい!”卒業”を迎えたママたちの感想とは
ママスタコミュニティには
『今日で1歳6ヶ月になる子どもが自分からおっぱいをやめました。おっぱいが大好きでやめられるか心配だったのに。楽に卒乳できたという安堵の気持ちもあるけど、もう甘えてくれないのかなという寂しい気持ちで落ち込んでしまっています』
というママの悲痛な思いが吐露されているトピックがあります。
『仕方ないんだけど辛いよね。主さんのおっぱいも子どもも頑張ったね。うちは今3歳だけど甘えてくるし、まだまだベッタリだからかわいいよ。1週間くらいは張りと悲しさで辛かったけど外出も夜中も楽になったし、薬を気にせず飲めるようになって今ではやめて良かったと思ってる。お疲れさま』
『新生児の頃の頻回授乳も、夜中の授乳もキツイと思ったけどそれすら懐かしい。うまく言えないけど、やっぱり切ない』
『おっぱいを卒業してもまだ小さいからベタベタしてくるし、たくさん抱っこして気もちをごまかすしかない』
『上の子もいるからコミュニケーションはおっぱいだけじゃないってわかってるし、いつまでもは生理的に無理って思ってるけど寂しいもんは寂しい』
ママたちの中には卒乳の寂しさを味わったという方も。話したり抱っこをしたりしてまた違う形でコミュニケーションを取りながら過ごしていけると分かっていても、卒乳となるとやっぱり寂しいですよね。
絵本『おっぱいのたび』はおっぱいを飲んでいる赤ちゃんにはほっこりとした時間を、そろそろ卒乳という子どもには「これからもすくすく育ってね」という気持ちを伝える時間を過ごすのにオススメです。卒乳して寂しい気持ちを乗り越えられないかもしれないと感じたときには、子どもを抱っこしながら絵本『おっぱいのたび』を読み聞かせしながら授乳中の様子を懐かしむ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
文・藤まゆ花 編集・しのむ
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