男の子にピンク色の服を着せたらダメですか？ママたちの意見とは？
みなさんは子どもに、どんな色の服を着せていますか？
小さいうちはママが服を選んでいる家庭も多いのではないでしょうか。ママスタコミュニティに、兄弟のいるママさんから服の色について、こんな質問が寄せられました。
『次男は赤やピンクが似合う顔なので、普段から赤系を着せています。昨日もお気に入りのピンクのシャツを着せてたら、ママ友に「女の子が欲しかったの？ だから弟にピンク着せてるの？」と言われました。ピンク＝女の子と思う人は多いですか？』
この投稿に男の子ママから、たくさんのコメントが寄せられました。
『うちの2歳児にもピンク着せるよ。お姉ちゃんのお下がりもあるし、息子にあえてピンクを買うこともある』
『うちも兄弟だけど、ピンクも花柄も着せたことある』
『うちもピンク着せる。淡いピンクとか似合うから。娘もいるけど、娘はピンク似合わないから水色着せてる』
『うちも男の子二人だけど、どちらにもピンク着せてるよ。似合っていれば何色着せてもいいと思うけどね』
女の子ママからも、ピンクの似合う男の子は可愛いとかお洒落など、男の子のピンクOK！ という声が多いと感じました。
色を性別で固定するのは、どうなのかしら？
ピンクが女の子の色という決まりはないのですが、なんとなく暖色系は女の子、寒色系は男の子というイメージは昔はあったと思います。筆者が子どもの頃、ランドセルの色は男の子は黒、女の子は赤でした。今はさまざまな色やデザインのランドセルが使われています。色と性別を固定する考え方は、だんだんに無くなってきているように思えます。寄せられたコメントにはこんな意見もありました。
『うち娘は水色が好きなんだけど「女の子なのにね〜」とか言ってくるママいるよ。電車や飛行機で遊んでいたら「女の子なのに？」って笑ってたママもいるし。昭和かよって感じるわ』
『私だったら古い考えだなぁと思って、苦笑いしちゃうと思う』
『こんなに小さなうちから男はこうするべき、女はこうするべきって呆れてしまいます』
少し前のことなのですが、筆者も「ピンク色の服を着る男の子」について、考えさせられたできごとがありました。
好きな色の好きな服を着るのが当たり前
筆者のフランス人の友人家族と、ボードゲームで遊んだときのことです。ゲームをすすめるそれぞれのコマを選ぶとき、友人の息子はピンクのコマを選びました。筆者の息子は「ピンクは女の子の色だよ」と言って青いコマを渡そうとしたら、「ピンクは女の子の色なの？ 日本には、そんな決まりがあるの？」と驚いていました。
筆者は決まりではないけれど、ピンク＝女の子、青＝男の子のイメージが日本にはあることや、年配の人だとそういった意識が強い人も大勢いることを話しました。友人が興味津々で話を聞いてくれたので、「フランス人は性別で色を分けたりしないの？」と聞いてみました。
友人は「僕もピンクの服を持っているし、息子の1番好きな色はピンクだよ。息子の服や持ち物はピンクが多いよ。息子の友達もピンクを着るし、青やオレンジ、緑、白、いろんな色の服を着ている。みんな自分の好きな色の好きな服を着ているよ」と話してくれました。友人の息子は、ピンクや紫の折り紙を使ったり、オレンジのTシャツを着たり、食事のときにピンクの柄のついたフォークを使いたがったり、いつも自分の好みのものを自由に選んでいました。
ピンクなど明るい色の服を着こなすフランスの男の子を、筆者はとても自然で素敵だなぁと感じました。
ピンクを着こなす大人の男性
先ほどの投稿には、メンズのピンクについてのコメントもありました。
『大人の男性でも、ピンクや花柄を着ていたりしますよね』
『旦那がピンクのYシャツを着るから、息子も着たがる』
『長男は七五三の着物もピンクでした。もちろん男の子用です。中学生になった今は着ないけど、次男は中学生になってもピンクを着ます』
親の好みで選んでいた服も、成長するにつれ自分の意志が出てきますよね。パパの真似をする男の子にとって、ピンクを着こなすパパは最高にカッコいいパパなのでしょう。固定されたイメージにとらわれず、いろんな色から自分に似合う色を見つけてお洒落に着こなす男性に、我が子も育ってくれたら嬉しいですね。みなさんは、男の子のピンクをどう思いますか？
文・間宮陽子 編集・横内みか
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