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小学3年生の娘、友達がいない……女の子特有の関係性をママはどう見守る?

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お子さんは友達作りが得意ですか? 社交的であっという間に輪に入れてしまう子がいれば、内気でなかなか声かけできない子もいる。得意不得意があるのは子どもだけでなく、大人でも同じですよね。「そういう性格だから」とはわかっていても、つい心配してしまうのがわが子の友達の少なさ。どうにもやきもきしてしまうママから、ママスタコミュニティに相談が寄せられました。

男の子とは遊べるのに、女の子の友達がひとりもいない!

娘さんは現在小学3年生。幼稚園からのつきあいの男の子たちとは遊んでいるものの、女の子の友達がひとりもできないのだそうです。

『それが先月「仲よしがふたりできた!」というので、娘も私も大喜び。そのひとりが旅行土産としてくれた”ずっと友達”と書いてあるキーホルダーを、宝物みたいに大切にしていました。毎日見せてきては「これはね……」と話していたのに、ある日突然見せにこなくなって。不思議に思いたずねると、仲よしだったふたりがケンカをして、キーホルダーを巡って「こんなのいらない」などのやり取りがあったとか。
娘は仲直りしてほしかったそうですが、ふたりのあいだに入ってうまくフォローすることもできず。結局それぞれに別の仲よしができ、娘はまたひとりぼっちになったようです。今日、帰宅してくる娘をベランダから見ていたら、ひとりの男の子が「早く友達作れよ〜」と言いながら走り去っていきました。……悲しい』

休み時間の様子を担任の先生に尋ねたところ、娘さんは男の子たちと鬼ごっこをしているか、読書や校庭の散歩をしているのだそう。

『校庭で散歩だなんて驚いて本人に聞いたら、「きれいなお花を探してる」と。教室にいづらいのかなって考えてしまった。友達の悪口も言わないしやさしい子だと思うんだけど、ここまで友達ができないのはどうしてなんだろう? たまに「学校で女の子と話したよ!」と言うから内容をたずねると、妖精や小人の話とか……夢見がちなところがあるので、しっかりした女の子にとっては話していて楽しくないのかな。
気になって友達作りのことをしつこく聞いて、「がんばってるもん」と泣かせちゃったこともあります。もっと活発で積極的な子になってくれたらいいなぁ』

まだ異性を意識しない年ごろ。男の子と遊ぶほうが気楽なのかも?

妖精や小人の話、聞いてみたい! きっと想像力豊かでやさしい子なんだろうなぁ……と、大人であれば好意的に受け止める人は多いですよね。でもおませになりはじめたこの年ごろの女の子たちにとっては、少し物足りないのかもしれません。

似たような経験を持つママからは、こんな体験談も寄せられました。

『うちの娘もそのくらいのころは、男子と遊ぶほうが多かったな。女子とは誘われれば遊ぶとか、学校でおしゃべりするくらいだったみたい。高学年になって”親友”と呼べる子がひとりできて、休日にも遊ぶ女の子が数人に。今は中学3年生だけど、親友がもうひとりできて友達も増えた。大丈夫だよ、あせらないで』

『うちの娘も同い歳。男の子とばかり遊んでいるよ。女の子はおしゃべりばかりで楽しくないから、男の子と外遊びしているほうがいいんだって。私も子どものときは男子の中に女子ひとり、みたいなタイプだったから気にしてない。いつのまにかちゃんと女友達もできたよ』

『まだ3年生なら、男の子を異性として意識してないこともあるよね。高学年くらいから、少し変わるんじゃない? 男の子とばかり遊んでいたのが高学年になったら変わった、って話もけっこう聞くよ。小学校3〜4年生は、ませてる子と幼い子の差が大きく出るときだよね』

投稿主さんの娘さんは、たしかにまだ子どもっぽいところがあるのかも? 比較的女の子よりも成長が遅めの男の子のほうが、気を使わずに遊べるのでしょうね。

個性がはっきりしてくる高学年になれば、状況が変わる可能性も

筆者の感覚的な話ではありますが、女の子はすぐにグループを作りたがりますよね。遊びの内容そのものよりも、”誰と”遊ぶかを重要視する気がします。一方で男の子は”場”で遊ぶ。だからその場にいた知らない子たちとも平気で遊ぶし、誰でもウエルカムな場合が多いように思います。
とはいえその場を台なしにするような子は、男の子だって「仲間に入れたくない」と思うはず。”女の子同士のコミュニケーション能力”には欠けるかもしれない娘さんですが、ちゃんと友達ができる可能性はあると思います!

『娘さんのよいところを見てあげたら? おっとりしてて人にイヤなこと言わないようなやさしい子なら、それは立派な長所だよ。誰もが活溌で自己主張してたら、トラブルだらけだよ。娘さんのよいところがわかってるから、その男友達は遊んでるんだと思うよ』

『うちの娘も小3ですが、図書室から”ともだちのつくりかた”という幼児向け絵本を借りてきて、読んでいました。自己紹介のやり方とか、「相手の好きなことを聞いてみよう」とかが書いてあって、なかなか参考になったようです。そこから少しずつ遊ぶお友達も増えてきました。うちも今どきのことには興味がなく『小公女セーラ』とかの古典童話が好きなので、話の合う子はごく少数ですが……。
女の子は、難しいですよね。すでにスクールカーストみたいなのができつつあり、中心グループはギャルぽかったり、かと思えばまだまだ幼い感じの子がいたり』

『キツいかもしれないけど、やさしくておとなしい子は女友達の輪からあぶれがちだよ。女の子を見ているとすごく思うけど、コミュニケーション力がすごいよね。つねに自分から発信してつながりを求めていないと、ポツンとなっちゃう。男の子はその場その場で、楽しければ誰とでも遊べる。自分主体で楽しいことをしているから、継続的なコミュニケーションはそんなに必要じゃない。
ある程度は女の子とのつきあい方を、ママが教えてあげる必要があるかもしれないよ。どういう状況なのかを聞いて「明日はこうしたほうがいいかもね」とか。アドバイスしないと、きっとわからないと思う。とはいえ根本的には親がどうこうできることじゃないからなぁ……結局は娘さん次第。私の娘も男の子とばかり遊んでいたよ。その子の個性だもんね』

そうなんですよね……。女子特有のコミュニケーション能力って、たしかにあります。自己主張が強い子は人と対立する場面が多いぶん早くから磨かれていくのかもしれないし、逆もまたしかりです。

とはいえ投稿主さんの娘さんのようにそうした女子特有の関係性が苦手な子だって、きっといるはず。小学校高学年くらいになると少しずつアイデンティティができあがっていくので、「女友達とのつきあいが内心はめんどうだと思っていた子」「話してみたら好きな本が同じだった」など、それ以前は見えなかったその子らしさがはっきりしてくるはず。意外なところに、娘さんの仲よし候補は隠れているかもしれませんよ。あせらずじっくり、気の合う友達を見つけていきましょう。

 

文・鈴木麻子 編集・しらたまよ

参考トピ (by ママスタコミュニティ
友達がいなかった娘…長文