急に新札が必要になっても慌てない!災害時にも役立つ「新札ストック術」
結婚式当日に「新札を用意していなかった……」という事態になったことがある方もいるのでは? 結婚式のみならず、誰かにお渡しするお祝い金など、何かと新札が必要になる機会は多いもの。当日に銀行の窓口がしまっていて新札が用意できない……そんなことにならないためにも、「普段から新札を自宅にストックしておくといい」とおっしゃるのは、生活コスト削減コンサルタントの生方正さんです。ストックしておくことで、災害時にも役立つようですよ。詳しくお話を伺いました。
新札とピン札の違いは?
新札とピン札の違いはわかりますか? 新札とは、まだ一度も使われていないお札のこと。ピン札とは、折れや汚れのない美しい状態の紙幣をさします。ATMでお金を下ろしても必ず新札が出てくるわけではありません。結婚式などのためにわざわざ新札にかえるために銀行に行くのは時間もかかるし、バスなどの交通費もかかることがあります。
急に新札が必要になったときの対処法
急に新札が必要になり手元になかったとき、手持ちの旧札を霧吹きなどで軽く湿らせて、低温で当て布をしてアイロンをかけることでピン札に近い状態を作ることができます。失敗してフォログラムを焦がしてしまわないように、十分気をつけてください。
災害時にも役立つ新札ストック
新札が必要になる機会は意外とあるものです。新札を用意しておかなかったことで、アイロンをかける作業時間や手間がかかるうえに電気代もかかる……そんなことにならないためにも、普段から新札を用意することをおすすめします。銀行に寄ったとき、支出が予想される金額の新札をまとめて両替して、普段から自宅にストックしておくのです。特に結婚式が予定されていなくても、5〜10万円ぐらい用意しておくといいと思います。
用意したお金は封筒に新札と書いて、クリアファイルなどに入れて保管。お祝いがあるときはストックから出して使います。万が一、地震や経済的混乱が起きたときはそのお金で必要な物を買うこともできます。
新札を普段から用意しておくことで、お祝いがあるたびに新札に両替する煩わしさから解放されるうえに、非常時に備えられるという一石二鳥の対策なのです。
普段お札を使うときはシワシワのお札から
私の周りには、普段からお金を新札で持つように心がけている方もいます。私はそこまで新札にはこだわっていせんが、支払いに使う際には、シワシワだったり汚れていたりする紙幣から減らすようにしています。折り目だらけの古い紙幣が財布の中にあると札入れがかさばり、紙幣を数えづらくなるからです。もし財布の中身を誰かに見られたとき、「お金を粗末に取り扱う雑な人」と思われないためにも、なるべく綺麗なお札を入れています。常に新札を持ち歩くことは難しいですが、急なときに慌てないためにも、普段からなるべく綺麗なお札を用意しておくといいですね。
取材、文・山内ウェンディ 編集・横内みか